AIが予測する10年後のMARCH序列 最も躍進する大学は中央大学?

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大学あれこれ

AIが予測する10年後のMARCH序列 最も躍進する大学は中央大学?

明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の頭文字を取った「MARCH」は、首都圏の有力私立大学群として広く知られています。

現在の入試では、明治大学、青山学院大学、立教大学が比較的人気を集め、中央大学は法学部、法政大学は幅広い学部構成に強みを持つという見方が一般的です。

しかし、10年後の2036年ごろも、現在と同じ評価が続いているとは限りません。

18歳人口の減少、AIの普及、理工系人材の不足、女子の理系進学率上昇、文系学部の再編などにより、大学に求められる役割は大きく変わる可能性があります。

そこで本記事では、現在の偏差値だけではなく、次の要素から「10年後に躍進しているMARCHの大学」を予測します。

  • 理工系・情報系分野の充実度
  • AI・データサイエンス教育
  • 学部再編の方向性
  • キャンパスの立地
  • 就職力と資格実績
  • 女子受験生からの人気
  • 大学ブランドと卒業生ネットワーク
  • 人口減少への対応力

結論からいえば、10年後に最も大きく評価を上げている可能性があるのは中央大学です。

一方、MARCHの総合的なトップには、引き続き明治大学が位置していると予測します。

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10年後のMARCHで「躍進する大学」予測

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まず、現在から2036年ごろまでの「伸び幅」を予測すると、次のようになります。

躍進度予測大学10年後の見通し
1位中央大学都心回帰と理工系3学部への再編で総合評価が上昇
2位立教大学環境学部を軸に文理融合型大学へ進化
3位法政大学情報・理工・生命科学系の厚みが再評価される可能性
4位明治大学大幅な上昇よりMARCH上位を安定して維持
5位青山学院大学ブランド力は強いが理工系拡大が今後の課題

ここでいう「躍進度」は、10年後の単純な偏差値順位ではありません。

現在と比較して、大学の人気、就職評価、社会的評価、研究・教育分野がどれだけ伸びるかを予測したものです。

なぜ10年後は現在のMARCH序列と変わるのか

18歳人口の減少が大学の差を広げる

文部科学省の推計では、現在約63万人いる大学進学者数は、2040年には約46万人まで減少する見通しです。

受験生が減れば、すべての大学が同じように定員を維持できるわけではありません。知名度のあるMARCHであっても、社会から求められる教育分野を持つ大学と、従来型の学部構成を維持する大学で差が生まれる可能性があります。

今後は単に「有名大学だから選ぶ」のではなく、次のような基準が一層重視されるでしょう。

  • 将来性のある分野を学べるか
  • AI時代にも通用する専門性を得られるか
  • 就職や資格取得につながるか
  • 文系と理系を横断して学べるか
  • 通いやすいキャンパスにあるか

知名度だけでなく、「何を学び、どのような仕事を目指せる大学なのか」が問われる時代になります。

理工系・情報系の重要性が高まる

AIによって事務、翻訳、資料作成、分析などが効率化される一方、AIやデータを活用する人材、システムを設計する人材、都市や社会インフラを支える人材の需要は高まると考えられます。

文部科学省も、私立大学における理工農系分野の強化を求めています。

そのため、MARCHの中でも次の分野を持つ大学が有利になります。

  • 情報科学
  • AI・データサイエンス
  • 数理科学
  • 生命科学
  • 環境科学
  • 都市工学
  • 建築・インフラ
  • 文理融合型教育

この変化が、中央大学、立教大学、法政大学の評価を押し上げる可能性があります。

女子の理工系進学が大学人気を変える

日本では、女子学生の理工系進学率がまだ低く、今後大きく伸びる余地があります。

ただし、女子受験生の全員が従来型の機械工学や電気電子工学を希望するわけではありません。

環境、建築、生命科学、データサイエンス、情報デザイン、都市政策など、社会とのつながりが見えやすい理工系分野が人気を集める可能性があります。

女子人気を持つ立教大学や青山学院大学が理系・文理融合分野をどこまで強化できるかは、10年後の序列を左右する重要なポイントです。

躍進度1位予測:中央大学

10年後に最も大きく評価を上げている可能性があるのは、中央大学です。

法学部の都心移転で弱点を改善

中央大学法学部は2023年、多摩キャンパスから東京都文京区の茗荷谷キャンパスへ移転しました。

茗荷谷キャンパスは東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅から徒歩約1分という好立地です。

中央大学法学部は、法曹、公務員、法律系資格などで高い実績を持ちながら、以前は多摩キャンパスの立地が受験生から敬遠される要因の一つになっていました。

都心移転によって、その弱点が大幅に改善されています。

茗荷谷キャンパスの法学部、駿河台キャンパスの法科大学院、後楽園キャンパスの理工系学部が近接することで、法学教育と理工・情報分野を組み合わせることも可能になります。

理工学部を3学部に再編

中央大学は2026年、従来の理工学部を次の3学部へ再編しました。

  • 基幹理工学部
  • 社会理工学部
  • 先進理工学部

単に理工学部を3つに分けただけではありません。

社会理工学部には、都市環境学科、ビジネスデータサイエンス学科、人間総合理工学科など、これからの企業や社会が必要とする分野が配置されています。

先進理工学部でも、精密機械、電気電子情報、情報工学など、AI・ロボット・デジタル産業と関連性の高い領域を学べます。

10年後には、中央大学に対するイメージが、

「法学部に強い大学」

から、

「法学・情報・データサイエンス・理工系に強い都心型総合大学」

へ変化している可能性があります。

法・情報・理工を組み合わせられる

AIが普及するほど、技術だけでなく法律や倫理、個人情報、著作権、企業統治への理解が必要になります。

中央大学には、法学部に加えて国際情報学部と理工系3学部があります。

そのため、次のような分野で独自性を発揮できます。

  • AIと法律
  • 情報セキュリティと個人情報保護
  • データサイエンスと企業経営
  • 都市政策と社会インフラ
  • 知的財産とテクノロジー
  • デジタル行政と公共政策

中央大学は、AI時代に必要となる「文理融合」と相性のよい大学です。

中央大学の課題

中央大学全体が一気に上昇するとは限りません。

経済学部、商学部、文学部などは多摩キャンパスに残っており、キャンパス間の人気差が広がる可能性があります。

また、理工系3学部への再編が、実際の研究成果や就職実績につながるまでには時間が必要です。

それでも、現在進んでいる改革の規模を考えると、MARCHの中で最も伸びしろが大きい大学といえるでしょう。

躍進度2位予測:立教大学

立教大学も、10年後に評価を高めている可能性があります。

環境学部の設置で理系分野を強化

立教大学は2026年、池袋キャンパスに環境学部を設置しました。

環境学部は、文系的な環境政策だけを学ぶ学部ではありません。自然科学を含む文理融合型の学部として構想されており、立教大学にとって理学部に次ぐ自然科学系の学部となります。

環境分野は、今後さらに重要になります。

  • 気候変動
  • 再生可能エネルギー
  • 生物多様性
  • 防災・減災
  • 環境政策
  • 持続可能な都市
  • ESG経営
  • 環境データ分析

これらは行政、メーカー、エネルギー、金融、建設、不動産、コンサルティングなど幅広い業界と関係します。

女子人気と文理融合の相性がよい

立教大学は、池袋という立地、歴史あるキャンパス、国際教育、リベラルアーツなどを背景に、女子受験生から高い人気を集めています。

今後、女子の理工系進学が増えるなかで、立教大学の環境学部は有力な選択肢になる可能性があります。

工学技術だけでなく、政策、経営、地域社会、国際問題と関連付けながら環境を学べるため、従来型の工学部とは異なる層を取り込めます。

立教大学の課題

環境学部が設置されたとしても、中央大学や明治大学のように幅広い工学分野を持つわけではありません。

環境という名称だけで受験生を集め続けるのは難しく、卒業生の就職先や資格、研究成果を明確に示す必要があります。

環境学部が大学の新しい看板学部に成長すれば、立教大学は「文系・国際系に強い大学」から「文理融合に強い大学」へ進化するでしょう。

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躍進度3位予測:法政大学

法政大学は、現在のイメージ以上に10年後の社会と相性のよい学部構成を持っています。

MARCHでも理系学部の選択肢が多い

法政大学には、次のような理系学部があります。

  • 情報科学部
  • 理工学部
  • 生命科学部
  • デザイン工学部

文系学部でも、キャリアデザイン学部、人間環境学部、グローバル教養学部など、社会の変化を意識した学部を比較的早い時期から設置してきました。

情報、生命、建築、デザイン、環境という構成は、10年後の産業構造と合っています。

特に、情報科学とデザイン工学の両方を持つ点は、AI時代の製品・サービス開発において強みになります。

実学志向が再評価される可能性

AI時代には、大学名だけで就職が決まるのではなく、大学で何を学び、どのような技術や経験を身につけたかが重視されます。

法政大学は幅広い学部を持つ大規模総合大学であり、学生が専門分野を具体的に選びやすい大学です。

理系分野の教育内容や就職実績を分かりやすく発信できれば、現在より評価を上げる可能性があります。

法政大学の課題

法政大学の課題は、キャンパスが市ケ谷、多摩、小金井に分散していることです。

市ケ谷キャンパスの人気は高い一方、多摩キャンパスは都心から距離があり、学部によって志願者人気に差が生じやすくなっています。

また、学部数が多いため「法政大学といえば何が強いのか」が見えにくい面もあります。

情報・理工・生命・デザインを大学全体の強みとして打ち出せれば、大きく伸びる可能性を秘めています。

明治大学は「躍進」より首位維持か

10年後もMARCHの総合的なトップに位置している可能性が高いのは、明治大学です。

文系・理系ともに大きな弱点がない

明治大学には、法、商、政治経済、経営、文、情報コミュニケーション、国際日本、理工、農、総合数理など幅広い学部があります。

文系だけでなく、理工、農、数学、情報系を持っているため、理系志向が強くなっても対応できます。

特に総合数理学部は、AI、データ、数理、ネットワーク、メディアなどと関連性が高く、今後さらに評価される可能性があります。

政策学科の新設とキャンパス再整備

明治大学政治経済学部は2026年、政策学科を設置しました。

政治学、経済学、社会学などを横断し、地域や都市、国際社会の課題解決を学ぶ学科です。

また、2031年の創立150周年に向け、駿河台キャンパスを再整備する「SURUGADAI 6.0」も進められています。

立地、知名度、志願者数、卒業生ネットワーク、文理のバランスを考えると、明治大学が大きく順位を下げる要因は現時点では見当たりません。

すでに高評価のため伸び幅は小さい

明治大学が躍進度ランキングで4位なのは、将来性が低いからではありません。

すでにMARCHの中で高い評価を得ているため、中央大学のように現在から大幅に印象を変える余地が小さいからです。

10年後も「MARCHの代表的な大学」という立場を維持している可能性が高いでしょう。

青山学院大学はブランド力を維持できるか

青山学院大学は、青山キャンパスの立地、洗練されたイメージ、国際性、企業からの知名度などに強みを持っています。

青山ブランドは10年後も強い

青山学院大学の大きな強みは、大学名とキャンパス所在地が一体化したブランドです。

渋谷・表参道エリアに位置する青山キャンパスは、受験生から高い人気があります。

経営、国際政治経済、総合文化政策など、青山という立地やブランドと相性のよい学部もあります。

広告、マスコミ、金融、商社、サービス、ファッション、ITなどを目指す学生にとって、引き続き魅力的な大学でしょう。

理工系・AI分野の見せ方が課題

青山学院大学にも理工学部や社会情報学部がありますが、青山キャンパスではなく相模原キャンパスに置かれています。

今後、大学人気の中心がAI、データサイエンス、環境、生命科学などへ移った場合、青山学院大学がどのような成長戦略を示すかが重要です。

青山キャンパスにおいて、ビジネス、AI、データ、デザイン、メディアを融合した教育を強化できれば、さらに人気を高められる可能性があります。

一方、従来の文系ブランドに依存した場合、中央大学や立教大学の改革によって相対的な差を縮められるかもしれません。

10年後に最も評価を変えるのは中央大学

明治大学は、10年後もMARCHの総合上位を維持する可能性があります。

しかし、現在と比較して最も大きく評価を上げる可能性があるのは中央大学です。

中央大学では、すでに次の改革が進んでいます。

  • 法学部の茗荷谷移転
  • 理工学部から理工系3学部への再編
  • ビジネスデータサイエンス分野の強化
  • 国際情報学部との連携
  • 法・情報・理工を組み合わせた文理融合
  • 後楽園・茗荷谷・駿河台を結ぶ都心展開

これらが入試人気、就職実績、研究成果につながれば、現在の「法学部だけが突出している」という印象は変わります。

10年後には、明治大学と中央大学がMARCHの上位を争い、立教大学が文理融合型大学として続く構図になっているかもしれません。

AIが予測する「10年後に伸びる大学」関東編|偏差値・志願者数・就職力が上がる大学は?

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まとめ:AIが予測する10年後のMARCH序列|最も躍進する大学は中央大学?

10年後のMARCHを予測する際、現在の偏差値だけを見るのは適切ではありません。

少子化やAIの普及によって、大学選びの基準は「知名度」から「学べる専門性と将来性」へ少しずつ変化します。

今回の予測をまとめると、次のようになります。

  • 最も躍進する可能性が高いのは中央大学
  • 総合トップを維持する可能性が高いのは明治大学
  • 立教大学は環境学部と女子理系人気が追い風
  • 法政大学は情報・理工・生命・デザイン分野に伸びしろ
  • 青山学院大学は強いブランドを理工・AI分野へ広げられるかが焦点

特に注目したいのは、中央大学が法学中心の大学から、法・情報・データ・理工に強い都心型総合大学へ変わろうとしている点です。

2036年には、「MARCHの上位は明治・青学・立教」という現在のイメージが崩れ、中央大学が明治大学に迫っている可能性があります。

もちろん、大学の序列は入試制度、学部新設、就職実績、社会情勢によって変わります。今回の内容は未来を断定するものではなく、2026年時点で公表されている大学改革と社会の変化をもとにした予測です。

大学を選ぶ際には、大学名だけでなく、自分が学びたい学部の教育内容、キャンパス、就職先、資格、研究分野まで確認することが大切です。

昔のMARCH序列は今と違う?2000年と現在の偏差値を比較した意外な結果
2000年と現在のMARCH偏差値序列を比較し、明治・青学・立教・中央・法政の約25年間の変化を分析。代ゼミと河合塾の違いに注意しながら、少子化、景気、就職環境、理系・資格志向、都心キャンパスなど社会背景から序列変化の理由をわかりやすく解説します。昔と今で強い大学・学部はどう変わったのか、データを基に詳しく検証します。
この記事を書いた人

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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