旧六医大とは?偏差値・序列と附属病院の病床数・研究力・特徴を比較

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旧六医大とは?偏差値・序列と附属病院の病床数・研究力・特徴を比較

旧六医大とは、千葉大学、金沢大学、新潟大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学の6大学を指す大学群です。

医学部受験では、偏差値や入試難易度によって比較されることが多く、「旧六医大の序列はどうなっているのか」「旧帝大医学部に次ぐ難関なのか」と気になる人もいるでしょう。

しかし、旧六医大の価値は偏差値だけでは分かりません。

6大学はいずれも長い医学教育の歴史を持ち、現在も各地域の高度医療、医学研究、医師育成を担っています。

附属病院はいずれも800床前後の規模があり、地域医療における「最後の砦」ともいえる存在です。

本記事では、旧六医大について、次の項目から比較します。

  • 偏差値・共通テスト得点率
  • 医師国家試験合格率
  • 附属病院の病床数
  • 年間延べ外来・入院患者数
  • 科研費配分額
  • 推計年間手術件数
  • 各大学の研究・診療分野の特徴

偏差値だけでは見えてこない、旧六医大の実力と個性を確認していきましょう。

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  1. 旧六医大とは
  2. 旧六医大の共通点は歴史と地域医療への影響力
  3. 6大学は現在もSixERSで連携している
  4. 旧六医大の偏差値・共通テスト得点率
    1. 偏差値では千葉大学と岡山大学が上位
    2. 偏差値が同じでも入試科目との相性がある
  5. 医師国家試験合格率を比較
    1. 2年間の平均では岡山大学と千葉大学が安定
  6. 旧六医大附属病院の病床数
  7. 年間延べ外来患者数ランキング
  8. 年間延べ入院患者数ランキング
  9. 科研費配分額から研究基盤を比較
  10. 推計年間手術件数を比較
  11. 千葉大学医学部の特徴
  12. 金沢大学医学類の特徴
  13. 新潟大学医学部の特徴
  14. 岡山大学医学部の特徴
  15. 長崎大学医学部の特徴
  16. 熊本大学医学部の特徴
  17. 旧六医大の序列はどう考えるべきか
  18. 旧六医大と旧帝大医学部の違い
  19. まとめ:旧六医大とは?偏差値・序列と附属病院の病床数・研究力・特徴を比較
  20. 旧六医大に関するよくある質問
    1. Q1.旧六医大はどの大学ですか?
    2. Q2.旧六医大で偏差値が最も高い大学はどこですか?
    3. Q3.旧六医大で比較的偏差値が低い大学はどこですか?
    4. Q4.旧六医大は旧帝大より下ですか?
    5. Q5.附属病院の病床数が最も多い大学はどこですか?
    6. Q6.患者数が多い大学病院はどこですか?
    7. Q7.研究力が高い旧六医大はどこですか?
    8. Q8.医師国家試験合格率が高い大学はどこですか?
    9. Q9.旧六医大は現在も交流していますか?
    10. Q10.旧六医大はどのように選べばよいですか?
  21. 出典一覧
    1. 旧六医大・国立六大学連携コンソーシアム
    2. 偏差値・共通テスト得点率
    3. 医師国家試験合格率
    4. 科研費配分額
    5. 附属病院の病床数・患者数・手術件数
    6. 医学部の歴史・沿革

旧六医大とは

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旧六医大とは、次の6大学の医学部をまとめた呼び方です。

  • 千葉大学医学部
  • 金沢大学医薬保健学域医学類
  • 新潟大学医学部
  • 岡山大学医学部
  • 長崎大学医学部
  • 熊本大学医学部

「旧六」「旧六医科大学」「旧六医大」などと呼ばれることもあります。

6大学はいずれも、戦前に設置された旧官立の医科大学を前身としています。

現在の大学名は異なりますが、それぞれの地域において医学教育、研究、診療の中核を担ってきた伝統校です。

医学部としての歴史は旧帝国大学にも引けを取らず、現在も全国から医学部志望者が集まります。

旧六医大の共通点は歴史と地域医療への影響力

旧六医大の源流は、江戸時代から明治初期に設置された藩校、医学伝習所、種痘所、公立病院などにさかのぼります。

大学主な起源
千葉大学1874年設立の共立病院・千葉公立病院
金沢大学1862年設置の加賀藩種痘所
新潟大学1869年設置の新潟仮病院
岡山大学1870年設置の岡山藩医学館
長崎大学1857年設置の医学伝習所
熊本大学1756年開設の熊本藩再春館

起源とする機関や創立年の定義は大学によって異なりますが、いずれも地域の医学教育を長く支えてきたことは共通しています。

また、卒業生や医局を通じて各地域の基幹病院、地域医療支援病院、診療所などに医師を送り出してきました。

旧六医大は単に「入試難易度が近い医学部を集めた受験上の大学群」ではありません。歴史的にも、各地域の医療提供体制に大きな影響を与えてきた6大学なのです。

6大学は現在もSixERSで連携している

千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学は、2013年3月に国立六大学連携コンソーシアムを設立しました。

このコンソーシアムは「SixERS」と呼ばれ、主に次の分野で連携しています。

  • 教育課程・教育プログラムの共同構築
  • 共同研究の推進
  • 国際交流
  • グローバル人材の育成
  • 社会貢献
  • 大学運営に関する情報共有

SixERSは医学部だけの連携組織ではなく、6つの総合大学全体によるコンソーシアムです。

ただし、旧官立医科大学を前身とする6大学の歴史的なつながりが、現在の大学間連携にも受け継がれている点は注目に値します。

旧六医大は過去の名称だけではなく、現在も教育・研究・国際交流で協力している大学群なのです。

旧六医大の偏差値・共通テスト得点率

河合塾の2025年度入試データに基づく、前期日程の偏差値と共通テスト得点率は次のとおりです。

順位大学偏差値共通テスト得点率
1千葉大学67.585%
1岡山大学67.585%
3新潟大学65.082%
3金沢大学65.082%
3長崎大学65.081%
6熊本大学62.582%

偏差値では千葉大学と岡山大学が上位

入試偏差値では、千葉大学と岡山大学が67.5で並び、旧六医大の上位となっています。

千葉大学は首都圏に位置することもあり、全国でも高い人気を持つ医学部です。

岡山大学も中国・四国地方を代表する医学部として、旧帝大医学部の一部と比較対象になるほどの難易度です。

その次に、偏差値65.0の新潟大学、金沢大学、長崎大学が並びます。

熊本大学は偏差値62.5ですが、共通テスト得点率は82%です。

「旧六医大の中では下位」というだけで、決して入りやすい医学部ではありません。国公立大学医学部全体で見れば、十分に高い学力が求められます。

偏差値が同じでも入試科目との相性がある

医学部入試では、偏差値や共通テスト得点率だけで合格可能性を判断することはできません。

大学によって、次のような違いがあるためです。

  • 共通テストと二次試験の配点比率
  • 数学・理科・英語の配点
  • 面接の評価方法
  • 地域枠の有無
  • 募集人数
  • 問題の難易度や出題傾向

新潟大学、金沢大学、長崎大学は同じ偏差値65.0ですが、受験生の得意科目や共通テストの得点によって志望順位は変わります。

2026年度入試では難易度や配点が変動する可能性もあるため、出願時には最新の募集要項と模試データを確認してください。

30年前の私立医学部ランキングが今と違いすぎる 1993年と2026年の偏差値を比較

医師国家試験合格率を比較

医学部の教育成果を見る際に注目されるのが、医師国家試験合格率です。

ここでは、2026年実施の第120回と、2025年実施の第119回の結果を比較します。

大学第120回・全体第120回・新卒第119回・全体第119回・新卒
千葉大学92.4%95.6%96.2%97.6%
金沢大学89.5%92.4%97.6%100.0%
新潟大学92.0%96.8%92.7%95.4%
岡山大学95.1%95.7%94.3%94.7%
長崎大学92.6%94.5%93.9%94.9%
熊本大学89.0%92.1%92.2%95.0%

2年間の平均では岡山大学と千葉大学が安定

単年度の変動をならすため、2年間の合格率を単純平均すると次のようになります。

順位大学全体平均新卒平均
1岡山大学94.7%95.2%
2千葉大学94.3%96.6%
3金沢大学93.6%96.2%
4長崎大学93.3%94.7%
5新潟大学92.4%96.1%
6熊本大学90.6%93.6%

全体平均では岡山大学が94.7%で最も高く、千葉大学が94.3%で続きます。

新卒平均では、千葉大学が96.6%、金沢大学が96.2%、新潟大学が96.1%となっています。

旧六医大はいずれも、新卒者について90%台の高い合格率を記録しています。

ただし、国家試験合格率は年度によって変動します。受験者数が限られるため、数人の合否で数ポイント動くこともあります。

また、「新卒合格率」は6年間留年せずに合格した割合ではありません。留年後に卒業し、初めて国家試験を受験した学生も新卒に含まれます。

医学教育を評価する場合は、国家試験合格率だけでなく、標準修業年限内の卒業率や留年率も確認する必要があります。

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旧六医大附属病院の病床数

旧六医大の附属病院は、いずれも約800床前後の大規模病院です。

大学病院確認できる病床数
長崎大学病院約848~874床
岡山大学病院約853~865床
千葉大学医学部附属病院約843~850床
熊本大学病院845床
新潟大学医歯学総合病院827床
金沢大学附属病院約784~830床

資料によっては長崎大学病院が旧六医大で最大規模となりますが、岡山大学病院との病床数の範囲は重なっています。

病床数には、許可病床数と実際に稼働している病床数があります。また、調査年度、病棟再編、休床、歯科部門の扱いなどによっても数値が変わります。

そのため、厳密な順位というより、6病院すべてが約800~870床の大規模大学病院であることに注目すべきでしょう。

病床数だけで病院の実力は判断できません。平均在院日数が短く、病床を効率的に回転させている病院は、病床数が少なくても多くの患者を診療できるためです。

年間延べ外来患者数ランキング

大学病院の診療量を示す指標の一つが、年間延べ外来患者数です。

順位大学病院年間延べ外来患者数
1新潟大学約56.5万人
2千葉大学約44.0万人
3岡山大学約41.6万人
4熊本大学約36.7万人
5長崎大学約34.3万人
6金沢大学約31.8万人

新潟大学医歯学総合病院が約56.5万人で、6病院の中では最も多くなっています。

新潟大学は医科と歯科を一体的に運営していることに加え、広い新潟県の高度医療を支える中核病院です。多くの診療科を設置し、多数の外来診療を行っています。

ただし、延べ患者数は実際の患者数とは異なります。同じ患者が年間10回受診すれば、延べ10人として集計されます。

したがって、この数字は「何人の患者を受け入れたか」ではなく、「年間にどれだけの外来診療を提供したか」を示す数値です。

年間延べ入院患者数ランキング

順位大学病院年間延べ入院患者数
1新潟大学約26.6万人
2長崎大学約26.1万人
3岡山大学約25.8万人
4熊本大学約24.6万人
5金沢大学約23.4万人
6千葉大学約23.0万人

延べ入院患者数でも、新潟大学が約26.6万人で最多となっています。長崎大学と岡山大学も約26万人に近く、大規模な入院診療を行っています。

年間延べ入院患者数は、一般に入院患者の延べ日数を表します。1人が10日間入院した場合、延べ10人として数えられます。

そのため、延べ入院患者数が多い病院ほど新規入院患者が多いとは限りません。平均在院日数、病床稼働率、長期入院患者の割合などによっても数値が変わります。

科研費配分額から研究基盤を比較

令和7年度の大学全体の科研費配分額は、次のとおりです。

順位大学科研費配分額
1岡山大学約29.8億円
2千葉大学約25.4億円
3金沢大学約22.1億円
4熊本大学約19.5億円
5新潟大学約15.6億円
6長崎大学約13.0億円

6大学の中では、岡山大学が約29.8億円で最も多く、千葉大学、金沢大学と続きます。

科研費は、研究者の自由な発想に基づく学術研究を支援する競争的資金です。配分額は、大学の研究活動の規模を考えるうえで参考になります。

ただし、今回の数字は医学部だけではなく、大学全体の配分額です。

理学、工学、人文社会科学などの研究も含まれるため、そのまま「医学部の研究力ランキング」とすることはできません。

医学研究に限定して比較する場合は、医学系部局の科研費、医学分野の論文数、被引用数、臨床研究や治験の件数なども確認する必要があります。

推計年間手術件数を比較

公表資料などを基にした推計年間手術件数は、次のように整理されています。

順位大学病院推計年間手術件数
1岡山大学約10,000件
2千葉大学約9,500件
3新潟大学約8,500件
4長崎大学約8,200件
5熊本大学約8,000件
6金沢大学約7,800件

推計値では、岡山大学病院が約1万件で最も多く、千葉大学医学部附属病院が約9,500件で続きます。

岡山大学病院は、肺移植や肝移植をはじめとした高度な外科治療に特徴があります。千葉大学医学部附属病院も、高度急性期医療を担う病院として多数の手術を行っています。

一方、手術件数は病院によって集計方法が異なる可能性があります。

外来手術、歯科手術、内視鏡治療、カテーテル治療などを含むかどうかで件数が変わるため、このランキングは参考値として見る必要があります。

千葉大学医学部の特徴

千葉大学医学部は、1874年に設立された共立病院を源流とする伝統校です。

偏差値は67.5、共通テスト得点率は85%で、岡山大学と並んで旧六医大の最上位帯に位置します。首都圏に位置する国立大学医学部であることから志望者も多く、高い競争率となりやすい大学です。

附属病院は約850床を備え、高度急性期医療を提供しています。平均在院日数が比較的短い一方、推計手術件数は旧六医大で2番目に多く、高度な手術や集中的な治療を提供する診療体制が数字に表れている可能性があります。

研究・診療では、免疫・アレルギー、分子標的治療、抗体療法、がん免疫などに特色があります。

また、千葉県内には房総半島など医師の確保が課題となっている地域もあります。千葉大学は、附属病院や関連医療機関を通じ、県内の医療提供体制を支える重要な役割を担っています。

金沢大学医学類の特徴

金沢大学医学類は、1862年に加賀藩が設置した種痘所を源流とします。

現在は医薬保健学域の中に医学類が置かれ、臨床医だけでなく研究医の育成にも力を入れています。偏差値は65.0、共通テスト得点率は82%です。

金沢大学附属病院は、資料によって約784~830床となっています。旧六医大の中では比較的コンパクトですが、病床数の少なさが高度医療の水準の低さを意味するものではありません。

金沢大学は核医学に強みを持ち、PETを利用した診断や放射性同位元素を用いた治療において、先進的な研究・診療を進めています。

ロボット支援手術などの低侵襲治療や、がんの微小環境に着目した研究も特徴です。北陸地方の高度医療を担う大学として、石川県内外の医療機関と連携しています。

新潟大学医学部の特徴

新潟大学医学部は、1869年に設置された新潟仮病院を源流とする医学部です。

偏差値は65.0、共通テスト得点率は82%。国際基準を意識した医学教育を行い、研究と臨床の両方に対応できる医師の育成を進めています。

新潟大学医歯学総合病院は827床を備え、医科と歯科を一体的に運営していることが大きな特徴です。口腔の疾患と全身状態の関係を含め、医科歯科連携による診療を提供しています。

年間延べ外来患者数は約56.5万人、年間延べ入院患者数は約26.6万人で、今回の比較ではいずれも最多です。

脳研究所と連携した脳・神経疾患の研究や診療にも特色があります。また、広い県土を持つ新潟県において、救急医療、災害医療、地域医療を支える拠点となっています。

岡山大学医学部の特徴

岡山大学医学部は、1870年に設置された岡山藩医学館を源流とします。

偏差値67.5、共通テスト得点率85%で、千葉大学と並ぶ旧六医大の最上位校です。中国・四国地方を代表する難関医学部として、全国から志望者が集まります。

大学全体の科研費配分額は約29.8億円で、今回の6大学では最も多くなっています。また、推計年間手術件数も約1万件で最多です。

岡山大学病院は肺移植や肝移植などに特徴があり、高度な外科治療と周術期管理に取り組んでいます。医師だけでなく、看護師、薬剤師、リハビリテーション職などが参加する多職種連携も重要な要素です。

中国・四国地方には岡山大学と関係の深い医療機関が多く、卒業後の研修先や専門医としてのキャリアを幅広く検討できる点も特徴です。

長崎大学医学部の特徴

長崎大学医学部は、1857年に設けられた医学伝習所を源流とします。

長崎は日本に西洋医学が伝わった重要な地域であり、長崎大学も国際交流や海外との医学研究に力を入れてきました。

偏差値は65.0、共通テスト得点率は81%です。

長崎大学病院は、資料によって約848~874床となり、旧六医大の中でも最大級です。年間延べ入院患者数も約26.1万人で、新潟大学に次ぐ規模となっています。

研究・診療では、熱帯医学、感染症、新興感染症、放射線医療に大きな特色があります。被爆地にある大学として、放射線の人体影響や被ばく医療、放射線災害への対応に関する研究も行っています。

長崎県には多くの離島があるため、五島や対馬などを含む離島医療の教育にも力を入れています。地域医療と国際医療の両方を学べることが、長崎大学医学部の大きな特徴です。

熊本大学医学部の特徴

熊本大学医学部は、1756年に開設された熊本藩の医学校・再春館を源流としています。

旧六医大の中でも特に古い医学教育の歴史を持つ大学です。偏差値は62.5、共通テスト得点率は82%となっています。

熊本大学病院は845床を備え、熊本県内の高度急性期医療を担っています。地域の医療機関と連携し、急性期治療を終えた患者を回復期や地域医療へつなぐ体制も重要な役割です。

研究面では、発生医学、再生医療、血液疾患、レトロウイルスなどに特色があります。HIV・AIDSをはじめとしたウイルス感染症の研究や、難治性血液疾患の治療にも取り組んでいます。

早い段階から研究に触れる教育環境を整え、臨床医と研究医の双方を育成しています。また、熊本県内での地域医療実習などを通じ、地域に定着する医師の育成にも力を入れています。

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旧六医大の序列はどう考えるべきか

旧六医大の序列は、何を基準にするかによって変わります。

比較項目上位となる大学
入試偏差値千葉大学・岡山大学
共通テスト得点率千葉大学・岡山大学
国試全体合格率・2年平均岡山大学・千葉大学
国試新卒合格率・2年平均千葉大学・金沢大学
病床数長崎大学・岡山大学が最大規模候補
延べ外来患者数新潟大学
延べ入院患者数新潟大学
大学全体の科研費岡山大学
推計手術件数岡山大学・千葉大学

受験難易度と国家試験、研究費、患者数、病床数は、それぞれ異なる性質を持つ指標です。

偏差値が高い大学ほど病床数が多いわけではなく、患者数が多い大学ほど科研費も多いとは限りません。

総合的には、千葉大学と岡山大学が入試難易度や複数の指標で上位に位置します。一方、診療量では新潟大学、病床規模や感染症・離島医療では長崎大学、核医学では金沢大学、発生医学や血液・ウイルス研究では熊本大学に特色があります。

旧六医大を単純な1位から6位までの序列で評価するより、自分が学びたい分野、働きたい地域、希望する医師像から選ぶことが重要です。

旧六医大と旧帝大医学部の違い

旧六医大と旧帝大医学部は、どちらも長い歴史を持つ医学部ですが、成立の経緯が異なります。

旧帝大医学部は、帝国大学の医学部として発展しました。一方、旧六医大は、各地域の医学専門学校などを基盤として旧官立医科大学になり、戦後の学制改革によって現在の国立大学に統合されました。

入試難易度では、東京大学、京都大学、大阪大学などの医学部医学科が上位に位置します。しかし、千葉大学や岡山大学は旧六医大の中でも難易度が高く、一部の旧帝大医学部と比較されることがあります。

医学部の歴史、地域における関連病院網、専門分野によっては、旧六医大が旧帝大に劣ると単純にはいえません。

どちらが上かという議論よりも、各大学がどの地域と医学分野に強いかを見るべきでしょう。

まとめ:旧六医大とは?偏差値・序列と附属病院の病床数・研究力・特徴を比較

旧六医大とは、千葉大学、金沢大学、新潟大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学の6大学を指します。

いずれも旧官立医科大学を前身とする伝統校であり、現在も各地域の医学教育、研究、高度医療を支えています。6大学はSixERS国立六大学連携コンソーシアムを設立し、大学全体でも教育・研究・国際交流などの連携を続けています。

入試難易度では、千葉大学と岡山大学が偏差値67.5で上位です。しかし、年間の診療量では新潟大学、大学全体の科研費と推計手術件数では岡山大学が上位となり、指標によって順位は変わります。

各大学の主な特徴は次のとおりです。

  • 千葉大学:首都圏、高度急性期医療、免疫・アレルギー
  • 金沢大学:核医学、放射性同位元素治療、低侵襲手術
  • 新潟大学:医科歯科連携、脳研究、大規模な診療量
  • 岡山大学:移植医療、手術、研究基盤
  • 長崎大学:感染症、熱帯医学、放射線・離島医療
  • 熊本大学:発生医学、血液疾患、ウイルス・再生医療

旧六医大に絶対的な序列があるわけではありません。偏差値だけでなく、研究したい分野、附属病院の特徴、地域医療との関係、卒業後のキャリアまで比較することが大切です。

※病床数や患者数は調査年度、許可病床・稼働病床、集計範囲によって異なります。科研費は大学全体の配分額であり、医学部単独の金額ではありません。手術件数は集計条件が異なる可能性があるため、参考値として掲載しています。

旧六医大に関するよくある質問

Q1.旧六医大はどの大学ですか?

千葉大学、金沢大学、新潟大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学の6大学です。いずれも旧官立医科大学を前身としています。

Q2.旧六医大で偏差値が最も高い大学はどこですか?

河合塾の2025年度入試データでは、千葉大学と岡山大学が偏差値67.5で並んでいます。

Q3.旧六医大で比較的偏差値が低い大学はどこですか?

今回の前期日程データでは、熊本大学の偏差値62.5が最も低くなっています。ただし、共通テスト得点率は82%で、国公立大学医学部として十分に難関です。

Q4.旧六医大は旧帝大より下ですか?

一般的な入試難易度では旧帝大医学部が上位になる傾向がありますが、大学によって差があります。研究分野、医療実績、地域の関連病院網まで含めると、単純な上下関係では評価できません。

Q5.附属病院の病床数が最も多い大学はどこですか?

資料によっては長崎大学病院が最大となりますが、岡山大学病院と数値の範囲が重なっています。病床数は年度や集計方法によって変わるため、厳密な順位には注意が必要です。

Q6.患者数が多い大学病院はどこですか?

今回のデータでは、新潟大学医歯学総合病院が年間延べ外来患者数・入院患者数ともに最多です。ただし、延べ患者数は患者の実人数ではなく、診療回数や入院日数を積み上げた数値です。

Q7.研究力が高い旧六医大はどこですか?

大学全体の令和7年度科研費配分額では、岡山大学が約29.8億円で最多です。ただし、医学部以外の研究分野も含むため、医学部だけの研究力ランキングではありません。

Q8.医師国家試験合格率が高い大学はどこですか?

第119回と第120回の全体合格率の単純平均では岡山大学、新卒合格率の平均では千葉大学が最も高くなっています。合格率は年度によって変動するため、複数年で見る必要があります。

Q9.旧六医大は現在も交流していますか?

6大学はSixERS国立六大学連携コンソーシアムを設立し、教育、研究、国際交流、社会貢献などで連携しています。ただし、医学部だけではなく大学全体の連携組織です。

Q10.旧六医大はどのように選べばよいですか?

偏差値だけでなく、得意な研究・診療分野、入試科目、地域、附属病院、関連病院、国家試験実績、卒業後に働きたい地域などを総合的に比較しましょう。

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出典一覧

旧六医大・国立六大学連携コンソーシアム

偏差値・共通テスト得点率

※本文の偏差値・共通テスト得点率は、提供資料に記載された河合塾の2025年度入試データを使用しています。入試難易度は年度や入試方式によって変わるため、閲覧時点の最新情報もご確認ください。

医師国家試験合格率

※厚生労働省は、学校別合格者状況を利用して「ベスト5・ワースト5」などと記載することを差し控えるよう求めています。そのため、本文も「国家試験の順位」ではなく、「6大学の直近2年間の実績比較」として掲載するのが適切です。「順位」の列は削除することをおすすめします。

科研費配分額

※科研費は各大学全体の配分額であり、医学部だけの配分額ではありません。本文でも「医学部研究力ランキング」ではなく、「大学全体の研究基盤を示す参考指標」として扱います。

附属病院の病床数・患者数・手術件数

※新潟大学医歯学総合病院、岡山大学病院を含む延べ患者数と推計手術件数は、今回提供された資料を基にしています。公開時には、各病院の最新年報・病院概要を併記するのが望まれます。

医学部の歴史・沿革

偏差値が低い医学部はどこ?国公立・私立のランキングと難易度の実態を徹底解説
偏差値が低い医学部はどこか知りたくありませんか?偏差値が低い医学部は本当に入りやすいのか?本記事では国公立・私立医学部の偏差値ランキング、倍率、学費をもとに難易度の実態を解説します。最大90倍の倍率や数千万円の学費など医学部受験の現実と、合格するための戦略まで詳しく紹介します。
この記事を書いた人

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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