法政大学VS学習院大学、行くならどっち?偏差値・就職・ダブル合格・キャンパスを比較

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大学あれこれ

法政大学VS学習院大学、行くならどっち?偏差値・就職・ダブル合格・キャンパスを比較

法政大学と学習院大学。

どちらも首都圏の難関私立大学として高い知名度を持ち、GMARCHの一角として比較されることの多い大学です。

受験生の中には、

「法政大学と学習院大学、両方受かったらどっちに行くべき?」

「偏差値はどちらが上?」

「就職はどちらが強い?」

「キャンパスや大学の雰囲気はかなり違う?」

と迷っている人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、入試難易度や就職力はかなり拮抗していますが、大学の性格は大きく異なります。

法政大学は、約2万8,000人の学生を抱える大規模総合大学です。15学部を持ち、学部の選択肢や就職先、学生生活の幅広さが大きな魅力です。

一方の学習院大学は、約9,000人規模の中規模大学で、目白のワンキャンパスと少人数教育、伝統的なブランド力に強みがあります。

この記事では、偏差値、倍率、ダブル合格、就職、キャンパス、大学規模、ブランド、学費、併願戦略まで比較しながら、「結局どちらに進学するべきか」を考えていきます。

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法政大学と学習院大学の基本情報を比較

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まずは両大学の基本的な違いを見てみましょう。

比較項目法政大学学習院大学
創立・起源1880年、東京法学社が起源1847年の学習所、1877年の華族学校がルーツ
学部学生数約28,000人約9,000人
学部数15学部5〜6学部
キャンパス市ケ谷・多摩・小金井目白中心のワンキャンパス型
大学の特徴大規模・多様性・選択肢が豊富少人数・伝統・一体感
教育の特徴多様な学部・プログラム少人数教育を重視

法政大学と学習院大学の最も大きな違いは、大学規模です。

法政大学は15学部を持つ大規模総合大学で、学生数も約2万8,000人にのぼります。

対して学習院大学は約9,000人規模です。

単純計算すると、法政大学は学習院大学の約3倍の学生規模を持つことになります。

この規模の違いが、学生生活や授業環境、就職先の多様さにも影響しています。

偏差値は法政大学と学習院大学のどちらが上?

勉強中

次に、多くの受験生が最も気になる偏差値を比較します。

河合塾のボーダー偏差値では、おおむね以下の水準です。

  • 法政大学:52.5〜65.0前後
  • 学習院大学:52.5〜60.0前後

最高偏差値だけを見ると法政大学の方が高くなります。

ただし、これはグローバル教養学部や国際文化学部など、法政大学の一部の高偏差値学部・学科が全体の上限を押し上げているためです。

平均的な難易度を見ると、両大学の差はかなり小さくなります。

文系平均では、

  • 学習院大学:約58.5
  • 法政大学:約58.1

理系平均では、

  • 法政大学:約55.5
  • 学習院大学:約55.4

とされるデータもあり、ほぼ同水準です。

つまり、

「大学全体の最高偏差値は法政の方が高いが、平均的な入試難易度はほぼ互角」

と考えるのが実態に近いでしょう。

学部別偏差値でも両校はかなり接近

主要学部を比較してみても、大きな差はありません。

系統法政大学学習院大学
法学系57.5〜62.5前後57.5〜60.0前後
経済・経営系55.0〜62.5前後57.5前後
文学系55.0〜62.5前後55.0〜57.5前後
理系52.5〜60.0前後52.5〜57.5前後

法政大学は学部数が多いため、偏差値の幅も広くなります。

一方の学習院大学は、学部間の難易度差が比較的小さく、55.0〜60.0付近にまとまっています。

そのため、

法政大学は「上から下まで幅がある大学」

学習院大学は「各学部の難易度が比較的そろっている大学」

と見ることもできます。

志願者数は法政大学が圧倒的

志願者数については大きな差があります。

法政大学は年間約9万〜10万人規模の志願者を集める全国有数の人気大学です。

一方、学習院大学は約1万5,000〜1万6,000人規模です。

数字だけを見ると、法政大学の方が圧倒的です。

ただし、これは人気だけでなく、学部数や募集定員、入試方式の数が大きく違うためです。

法政大学は15学部を持つ巨大大学であるのに対し、学習院大学は約9,000人規模の中規模大学です。

そのため、志願者数だけで「法政の方が難しい」と判断するのは適切ではありません。

法政大学がなぜこれほど多くの志願者を集めているのかについては、入試制度の工夫やキャンパス再開発、就職実績など複数の要因があります。

法政大学の人気が高まっている背景について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

法政大学が人気な理由とは?志願者10万人超の秘密を入試・就職・キャンパスから徹底分析

実質倍率は両校とも4倍前後

実質倍率を見ると、両大学の差はかなり小さくなります。

法政大学はおおむね4.4〜4.7倍前後。

学習院大学は3.3〜4.4倍前後となるケースが多く、いずれも4倍前後です。

志願者数では大きな差がありますが、募集人数を考慮した倍率では両校はかなり近い水準です。

この点から見ても、入試難易度そのものは大きく離れていないと考えられます。

ダブル合格では法政大学がやや優勢

では、両方に合格した場合、受験生はどちらに進学するのでしょうか。

いわゆる「ダブル合格」の進学データでは、

法政大学:約64%

学習院大学:約36%

と、全体では法政大学が選ばれる割合が高いというデータがあります。

つまり、同時に合格した受験生全体で見ると、法政大学を選ぶ人の方が多いということです。

ただし、この数字だけで「法政の方が完全に上」と考えるのは早計です。

なぜなら、法政大学はキャンパスによって評価が大きく変わるからです。

法政市ケ谷VS学習院目白ならかなり拮抗

法政大学の市ケ谷キャンパスと、学習院大学の目白キャンパスを比較した場合、進学選択はかなり接近します。

市ケ谷キャンパスは飯田橋・市ケ谷エリアに位置する都心型キャンパスです。

学習院大学もJR目白駅から非常に近い都心キャンパスです。

この組み合わせでは、立地面で大きな優劣がつきにくいため、

  • 学びたい学部
  • 大学の雰囲気
  • 大学規模
  • ブランドイメージ
  • 少人数教育か大規模大学か

といった要素で進学先が分かれやすくなります。

法政多摩VS学習院目白なら学習院が有利

一方、法政大学の多摩キャンパスと学習院大学の目白キャンパスを比較すると、学習院大学を選ぶ受験生が増える傾向があります。

法政大学多摩キャンパスは自然豊かで非常に広いキャンパスですが、都心からのアクセスでは市ケ谷キャンパスに劣ります。

対する学習院大学はJR目白駅のすぐ近くです。

大学生活で通学時間や都心アクセスを重視する受験生にとっては、学習院大学の立地は非常に大きな魅力になります。

したがって、W合格を考える際は、

「法政大学」対「学習院大学」ではなく、法政大学のどのキャンパスの学部なのか

まで考える必要があります。

就職率は法政大学と学習院大学でほぼ互角

就職についてはどうでしょうか。

両大学の就職決定率はおおむね98%前後です。

  • 法政大学:約97.9〜98.2%
  • 学習院大学:約98.1〜98.6%

ほぼ差はありません。

有名企業400社実就職率ランキングでも、

  • 学習院大学:全国40位前後
  • 法政大学:全国43位前後

と非常に近い水準です。

つまり、就職力だけでどちらか一方が大きく優れているとは言いにくいでしょう。

学習院大学は金融・公務員・教育に強い

学習院大学の主な就職先を見ると、金融、公務員、教育系の強さが目立ちます。

代表的な就職先には、

  • みずほ銀行
  • 千葉銀行
  • りそなホールディングス
  • 三菱UFJ銀行
  • 日本生命
  • 明治安田生命
  • 東京23特別区
  • 東京都教育委員会
  • 国税庁
  • 防衛省

などがあります。

民間企業では、日本航空、NEC、NTTドコモ、JTB、アクセンチュアなどへの就職実績も見られます。

学習院大学は学生数自体が多くないため、人数だけで大規模大学と比べると少なく見えます。

しかし、大学規模を考えると、大手企業や公務員への就職実績はかなり安定しています。

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法政大学は就職先の幅が広い

法政大学は学生数が多いため、就職先も非常に幅広いのが特徴です。

代表的な就職先としては、

  • 東京都庁
  • 埼玉県庁
  • 各省庁
  • アクセンチュア
  • NECソリューションイノベータ
  • 日立システムズ
  • 楽天グループ
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • 明治安田生命
  • ファーストリテイリング

などがあります。

IT、コンサル、金融、メーカー、サービス、公務員まで多岐にわたります。

法政大学は巨大総合大学であるため、卒業生ネットワークや業界の広さという点では大きなメリットがあります。

キャンパスは学習院大学の方が分かりやすい

キャンパス環境は、両大学で大きく異なります。

学習院大学は、基本的に目白キャンパスを中心としたワンキャンパス型です。

約18万㎡の緑豊かな敷地に主要学部が集まり、大学内で学部を超えた交流がしやすい環境になっています。

さらに、JR山手線の目白駅から非常に近いという立地も大きな魅力です。

一方、法政大学は、

  • 市ケ谷
  • 多摩
  • 小金井

の3キャンパスに分かれています。

市ケ谷は都市型、多摩は自然豊かな大規模キャンパス、小金井は理系中心の研究拠点と、それぞれ性格が異なります。

このため、法政大学を選ぶ際には、**「自分の学部がどのキャンパスになるのか」**を必ず確認した方がよいでしょう。

大学規模は法政大学が圧倒的

学生数は、

  • 法政大学:約28,000人
  • 学習院大学:約9,000人

です。

教員数も、

  • 法政大学:約763人
  • 学習院大学:約307人

と、法政大学の方が大きな組織です。

学部数も法政大学15学部に対し、学習院大学は5〜6学部程度です。

そのため、法政大学では、

  • 学部の選択肢が多い
  • 学生数が多い
  • サークルや課外活動が豊富
  • 多様な人と出会える
  • 卒業生ネットワークが大きい

というメリットがあります。

一方、学習院大学では、

  • 学生同士の距離が近い
  • 教員との距離も近い
  • 少人数授業が多い
  • ワンキャンパスの一体感がある

というメリットがあります。

少人数教育なら学習院大学

学習院大学では、1クラス40人以下の授業が約7割を占めるとされています。

これは法政大学との大きな違いです。

大規模大学では、多くの学生が一つの授業を受講するケースも多くなります。

一方、学習院大学では比較的少人数で授業を受ける機会が多く、教員との距離も近くなりやすい環境です。

「大人数の中で刺激を受けたい」という人なら法政大学。

「少人数で落ち着いて学びたい」という人なら学習院大学。

このあたりは、偏差値以上に大学生活の満足度を左右するポイントかもしれません。

知名度なら法政大学、独自ブランドなら学習院大学

大学ブランドにも大きな違いがあります。

法政大学はMARCHの一角として全国的な知名度があります。

受験生や企業からの認知度も高く、毎年9万〜10万人規模の志願者を集めています。

現在では市ケ谷キャンパスの再開発なども進み、都市型大学としてのイメージが強くなっています。

一方、学習院大学は皇室・旧華族との歴史的つながりを持つ非常に珍しい大学です。

「格式がある」

「品がある」

「落ち着いている」

といったブランドイメージは、他の私立大学とはかなり異なります。

したがって、

全国的な認知度やMARCHブランドを重視するなら法政大学

大学独自の伝統やブランドイメージを重視するなら学習院大学

と考えることができます。

学費はほぼ同じ

学費については、大きな差はありません。

法政大学の年間学費は、おおむね106万〜188万円程度。

学習院大学は、おおむね111万〜190万円程度となっています。

文系では両大学とも年間110万〜130万円前後。

理系では180万〜190万円前後が目安です。

全体としては法政大学の方が年間数万円ほど低めになるケースがありますが、大学間の差よりも、文系か理系かによる差の方が大きいと考えた方がよいでしょう。

学費だけを理由にどちらかを選ぶほどの差ではありません。

法政大学と学習院大学を併願するなら?

両大学は難易度が近いため、併願する受験生も多い大学です。

ただし、入試方式にはかなり違いがあります。

法政大学は受験方式が豊富

法政大学には、

  • A日程
  • T日程
  • 英語外部試験利用入試
  • 共通テスト利用

など、さまざまな方式があります。

特にT日程は2科目型で受験できるケースがあり、複数学部を併願しやすい点が特徴です。

英語外部試験を利用できる方式では、条件を満たせば英語試験が免除され、実質1科目で受験できるケースもあります。

英検などの資格を持っている受験生にとっては、かなり活用しやすい制度です。

学習院大学はコア試験・プラス試験を活用

学習院大学では、主力となるコア試験に加え、プラス試験があります。

これらを組み合わせることで、同じ学部や関連学部に複数回チャレンジできるケースがあります。

また、共通テスト利用入試も活用できます。

法政大学と学習院大学を併願する場合は、両大学の試験日程を組み合わせることで受験機会を増やしやすくなります。

英語対策は両大学で少し違う

英語の出題傾向にも違いがあります。

法政大学は長文読解中心で、マーク式の問題が中心となる傾向があります。

一方、学習院大学では記述問題、英作文、和訳などが出題されることがあります。

そのため、両校を併願する場合、

法政対策だけでは学習院の記述問題への対応が不足する可能性があります。

学習院大学も受験するなら、早い段階から英作文や和訳にも慣れておいた方がよいでしょう。

法政大学がおすすめな人

ここまでの比較から、法政大学がおすすめなのは次のような人です。

  • 大規模な大学で学びたい
  • さまざまな人と交流したい
  • 学部の選択肢を重視したい
  • MARCHブランドを重視したい
  • IT・コンサル・メーカー・金融・公務員など幅広い業界を目指したい
  • サークルや課外活動も積極的に楽しみたい
  • 卒業生ネットワークの大きさを重視したい

法政大学は、とにかく選択肢が多い大学です。

大学生活の中でやりたいことが変わる可能性がある人にとっても、大規模総合大学ならではの柔軟性があります。

学習院大学がおすすめな人

一方、学習院大学がおすすめなのは次のような人です。

  • 少人数教育を重視したい
  • 教員との距離が近い大学がよい
  • 目白のワンキャンパスに魅力を感じる
  • 通学の便利さを重視したい
  • 落ち着いた大学生活を送りたい
  • 金融・公務員・教育系を志望している
  • 大学の伝統や格式を重視したい

学習院大学は、大規模大学とは違う「コンパクトさ」が強みです。

特に、目白ワンキャンパスと少人数教育の組み合わせは、他のGMARCH大学にはない大きな特徴といえるでしょう。

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法政大学と学習院大学ならどっち?

結論として、入試難易度や就職力だけで見れば、法政大学と学習院大学に決定的な差はありません。

偏差値はほぼ同水準。

倍率も大きく変わらず、就職率も98%前後です。

それでもW合格では全体として法政大学を選ぶ受験生がやや多い傾向があります。

一方、法政大学の多摩キャンパスと学習院大学の目白キャンパスを比較すると、立地の良さから学習院大学を選ぶ受験生も増えます。

そのため、どちらが上かというより、

自分がどんな大学生活を送りたいか

で選ぶべき大学といえます。

法政大学を選ぶなら

大規模・多様性・学部の豊富さ・MARCHブランド

を重視する人。

学習院大学を選ぶなら

少人数教育・目白の立地・落ち着いた環境・伝統ブランド

を重視する人。

偏差値や就職力だけでは決めきれないほど、両大学の実力は接近しています。

最終的には、オープンキャンパスなどで実際の雰囲気を確認し、自分が4年間通いたいと思える方を選ぶのがよいでしょう。

法政大学VS学習院大学 比較まとめ

比較項目優勢・特徴
偏差値ほぼ互角、上限は法政
志願者数法政大学
倍率ほぼ互角
W合格全体では法政やや優勢
就職率ほぼ互角
有名企業就職ほぼ互角
就職先の幅法政大学
金融・教育学習院大学
公務員両校とも強い
キャンパス利便性学習院大学
学部の多さ法政大学
少人数教育学習院大学
全国的知名度法政大学
独自ブランド学習院大学
学費ほぼ同じ、法政がやや低め
大学規模法政大学
落ち着いた環境学習院大学

法政大学と学習院大学は、「偏差値だけでは差がつきにくい大学」です。

だからこそ、大学規模、キャンパス、学び方、ブランド、卒業後の進路まで見て、自分に合う大学を選ぶことが重要です。

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この記事を書いた人

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

出典・参考資料

※偏差値は主に河合塾提供データを掲載する旺文社「パスナビ」の2027年度入試情報を基準としています。偏差値は入試方式・学科によって異なるため、大学全体の序列を示すものではありません。

※志願者数、倍率、就職率、就職先、W合格進学率などは年度によって変動します。受験年度の最新情報については、必ず各大学の公式入試要項・公式発表をご確認ください。

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