調査:2026年9月9日、編集・確認:2026年9月13日。入試難易度は2027年度向け掲載値、入学者は2026年度を基本とし、進路・国家試験は各表に対象年を示しています。
「北海道情報大学はやばい」「Fラン」という検索語には、入試難易度や学生募集への関心が含まれます。ただし、情報系人材の需要が高いという一般論だけでも、大学の実績は判断できません。本記事は通学の学部を対象に検証します。
2026年度の入学者は定員420人に対して306人で、充足率72.9%。2025年度の卒業者395人については、就職内定335人・進学8人が公表されています。医療情報学部の募集停止は、後継の情報理工学科への再編と合わせて確認する必要があります。
| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| ネット評判スコア | 38 / 100 |
| 実態懸念スコア | 32〜35 / 100 |
| 評判ギャップ指数 | 3〜6 / 100 |
| 方向判定 | 評判・実態一致型 |
| ギャップ区分 | ギャップ小 |
入試難易度を低く評価する過去の投稿に加え、公開データにも学生募集の懸念が確認できます。専攻別進路の内訳と改組の点数に幅があるため、共通ルールで計算できる範囲を表示しています。どの値でもギャップ小・評判と実態の一致型であり、大学の価値が低いという判定ではありません。
評判ギャップ指数は、大学の価値や教育水準そのものを順位付けするものではありません。ネット上の評判と、公開されている客観データとのズレを大学受験うわさ研究所独自の基準で数値化したものです。ネット評判スコアは、世間の何%が否定的かを示す数字ではありません。
なぜ「やばい」「Fラン」と言われるのか
2011年のQ&A回答と2021年の口コミには、学力や授業を入試難易度の言葉で低く評価する表現があります。「Fラン」「学力が低い」は一つの論点にまとめています。
今回採点した資料は古い投稿が中心です。過去の言及が存在するだけで、現在も広く定着しているとは評価していません。通信教育の授業に関する不満は、通学課程の評判へ混ぜていません。
偏差値・倍率から見る入試難易度

2027年度向けパスナビでは複数の学部・学科にBFが掲載されています。BFは入試難易度データ上の表示であり、教育の質、卒業の容易さ、就職力を直接示すものではありません。
| 2026年度・公表全選抜合計 | 人数・倍率 |
|---|---|
| 受験者数 | 534人 |
| 合格者数 | 529人 |
| 実質倍率 | 約1.01倍 |
人数は選抜別入試結果を合算した延べ数です。方式間の重複を除いた実人数ではありません。合格者の多くが入学するかどうかは別であり、倍率と定員充足率を混同しないようにします。
定員・学生募集の状況

| 入学年度 | 通学学部の入学者 |
|---|---|
| 2022 | 466人 |
| 2023 | 466人 |
| 2024 | 393人 |
| 2025 | 376人 |
| 2026 | 306人 |
大学公表の入学者推移では、2023年度以降の入学者が減少しています。2025年度は376人/420人=89.5%、2026年度は72.9%です。直近2年連続で80%未満という状況ではありません。
| 2026年度学科 | 入学者/定員 | 充足率 |
|---|---|---|
| 経営情報 | 29/40人 | 72.5% |
| システム情報 | 84/80人 | 105.0% |
| 医療情報 | 18/80人 | 22.5% |
| 情報メディア | 175/220人 | 79.5% |
| 通学学部全体 | 306/420人 | 72.9% |
2026年度入学者数によります。編入学者と通信教育部は含めていません。医療情報学科の22.5%は特に確認したい数値ですが、それを大学全体の充足率に置き換えることはできません。経営情報・情報メディアも80%未満です。
就職・卒業後の進路

| 2025年度卒業者 | 人数 |
|---|---|
| 卒業者 | 395人 |
| 就職内定者 | 335人 |
| 進学者 | 8人 |
| 内定+進学 | 343人/395人=86.8% |
大学の就職状況表は2026年5月1日現在の内定状況を掲載しています。ここでは内定者という資料の定義を保ち、就職希望者ではなく卒業者を分母にしています。
| 学科(卒業時の名称) | 卒業者 | 内定+進学 |
|---|---|---|
| 先端経営 | 33人 | 30人 |
| システム情報 | 79人 | 72人 |
| 医療情報 | 70人 | 64人 |
| 情報メディア | 213人 | 177人 |
医療情報学科には資格系と一般系の専攻が混在します。専攻ごとの卒業者・進路の組が揃わないため、内訳を推測して一点に決めず、公表された合計人数に合う範囲で卒業後点を計算しました。全学の内定率だけで資格教育の成果を代用してはいません。
国家試験・資格実績

| 2026年・第39回臨床工学技士試験 | 新卒 |
|---|---|
| 北海道情報大学 | 8人合格/10人受験=80.0% |
| 全国新卒合格率 | 75.2% |
| 全国との差 | 約+4.8ポイント |
大学の結果は旺文社の大学別新卒結果、全国新卒値は大学公式に掲載された全国値で照合しました。大学新卒だけの平均75.5%や、既卒を含む全国全体65.7%とは区分が異なります。受験者10人という少人数の結果であり、全学の学生の資格取得率ではありません。
学部再編・大学運営
大学の改組説明では、医療情報学部は2026年度入学を最後に学生募集を停止し、HX分野の教育・研究を総合情報学部情報理工学科へ継承・発展させるとしています。2027年度の後継学科は入学定員80人です。大学そのものの閉学と同じ意味ではありません。
ただし、後継学科で従来のすべての資格ルートが同じように残るとは限りません。臨床工学技士を目指す受験生は、出願年度の受験資格取得ルートを大学へ確認してください。
法人の2025年度財務資料では、経常収支差額約2.34億円、基本金組入前差額約1.07億円はいずれもプラスです。基本金組入後の差額と混同して、赤字や経営破綻を断定してはいけません。法人全体の数字であることにも注意が必要です。
良い意味で注目したい点
システム情報学科では卒業79人中72人に内定・進学の実績があります。また、臨床工学技士試験の新卒結果も確認できます。情報・医療・メディアのどの専門性を身に付けたいかによって、見るべき授業や進路は異なります。情報系の需要という一般論だけでなく、希望職種に近い卒業生の実績を確認しましょう。
結局、北海道情報大学はやばい・Fランなのか
BFの表示だけで大学全体を否定することは適切ではありません。一方、全学72.9%の充足率や学科差は、進学前に確認したい事実です。評判ギャップ指数3〜6は、こうした評判と実態の差が小さいことを示し、懸念がないことを意味しません。
志望学科の学生募集、実際の職種、卒業支援、再編後の資格ルートを確認して判断してください。特に医療系進路を希望する場合は、旧学部の実績と新学科の取得資格を分けて検討する必要があります。
出典・参考資料
北海道情報大学:2025年度卒業者の就職状況(2026年5月1日現在)
旺文社教育情報センター:第39回臨床工学技士試験・大学新卒結果

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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