東海大学医学部は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

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東海大学医学部は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

医学部受験生にとって、大学選びは将来を左右する重大な選択です。

そのなかでも「東海大学医学部」は、ネット上で「やばい」と話題にされることがあります。

では、この「やばい」は悪い意味なのか?それとも意外と“すごい”のか?
本記事では、東海大学医学部が「やばい」と言われている理由を考察していきます。

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東海大学医学部は理科1科目で受験できてやばい

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東海大学医学部の入試制度は他大学と比べてやや異質です。
とくに「一般選抜3教科型」では、数学Ⅲが受験科目から外され、理科も1科目で受験可能という特徴があります。

通常、医学部入試は「数学Ⅲ」や「理科2科目(物理+化学、化学+生物など)」が標準であり、多くの受験生はこれに合わせて勉強を重ねてきます。


それにも関わらず、東海大学ではこの負担が軽減されているのです。ただし、これは決して「簡単に入れる医学部」という意味ではありません。


合格者の多くは結局、他の大学も併願しており、数学Ⅲや理科2科目も履修しているケースが大半です。


つまり、「形式的には受験のハードルが低く見えるが、実際の合格ラインは高い」というのが実情でしょう。

東海大学医学部の編入試験(展学のすすめ)の出願資格がやばい

もう一つ注目されるのが「展学のすすめ」と呼ばれる特別選抜試験です。

これはいわゆる「編入試験」とは異なり、1年前期からスタートする医学部入試です。
その特徴は、出願資格の間口の広さにあります。

  • 大学2年次在籍中に出願可能(※修了不要)
  • 短期大学、高専卒業でも出願可能
  • 専修学校卒業者も対象

つまり、多様なバックグラウンドを持つ人が医師を目指せる仕組みが整えられているのです。

ただし注意点もあります。


この制度では「1年前期からの入学」となるため、卒業には最低でも6年必要です。
他大学の医学部編入制度(通常は2年次編入)と比べると、1年長く在籍する必要があります

したがって、「編入」という言葉から想像される“学年スキップ”とは異なり、実質的には別の入試ルートと捉えるのが適切です。

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東海大学医学部とは

では、東海大学医学部の基本情報についても整理しておきましょう。

医学部は「医学科」と「看護学科」の2学科で構成されており、神奈川県伊勢原市にある伊勢原キャンパスで教育が行われています。

教育の特徴

  • 最先端医療に触れる実践的カリキュラム
  • 医学知識だけでなく人間性の育成も重視
  • 併設の付属病院で臨床実習を実施

このように、「技術」と「人間性」の両方を備えた医師の育成を目指しています。

東海大学医学部の偏差値は

東海大学医学部の偏差値は、選抜方式によって大きな幅があります。パスナビより

学科偏差値試験区分
医学科65.0一般3教科型
看護学科47.5一般3教科型

医学科の偏差値は私立医学部としては中堅〜上位クラスに位置し、決して「入りやすい」とは言いがたい水準です。

一方で、看護学科については、他大学の看護学部と同程度の偏差値となっており、より幅広い層に門戸が開かれていると言えます。

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医師国家試験の合格率は

医師国家試験の合格率は、医学部の実力を示す重要な指標です。

東海大学医学部は近年、非常に高い合格率を記録しています。

回次合格率備考
第118回92.4%新卒:100%
第119回93.2%新卒:98.9%

第118回では、新卒者全員が合格という快挙を成し遂げており、名古屋大学などの旧帝大と並ぶトップ合格率となりました。

この結果からも、「東海大学医学部=やばい(低レベル)」というイメージは誤解であることが分かります。

まとめ:東海大学医学部は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

ネット上で「東海大学医学部はやばい」と言われる背景には、

  • 理科1科目で受験できるという柔軟な試験制度
  • 幅広い出願資格を持つ特別選抜制度(展学のすすめ)
  • 偏差値の幅広さ
  • 高水準な国家試験合格率

といった要素が絡んでいます。

確かに一見「緩そう」に見える点もありますが、実際には合格ラインも教育内容もハイレベルであり、決して“レベルが低い”わけではありません。

むしろ、多様な人に医師への道を開いている「新しい時代の医学部」として評価すべき存在です。

subblog 著者プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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