沖縄大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
沖縄県那覇市に位置する沖縄大学。
ネット上では「沖縄大学 やばい」といったキーワードが見受けられ、一部ではネガティブなイメージを持たれることもあるようです。
しかし、その実態はどうなのでしょうか?
この記事では、沖縄大学が「やばい」と言われる理由をいくつかの切り口で掘り下げながら、本当に“やばい”大学なのか、それとも誤解や偏見が生んだイメージなのかを冷静に考察していきます。
沖縄大学が国立と勘違いされてやばい
まずネット上で散見される「沖縄大学って国立じゃないの?」という誤解。
実際には、沖縄大学は私立大学です。
沖縄県内に存在する唯一の国立大学は「琉球大学(りゅうきゅうだいがく)」であり、同じ県内にあることで混同されやすくなっています。
琉球大学は、日本最南端かつ最西端の総合国立大学として知られ、国際的な学術交流にも力を入れています。
一方、沖縄大学は私立大学であり、設置形態も教育体制も異なるにもかかわらず、「名前が似ている」「場所が近い」といった理由で、特に県外の受験生や保護者の間でも混乱が起こるケースがあるのです。
このような誤解から「思っていた大学と違った」といった口コミが出てくることもあり、「やばい」という印象につながってしまっている可能性があります。
沖縄大学の就職率がやばい

「やばい=悪い」というイメージばかりが先行しがちですが、実は就職率の高さも「やばい」と称される理由の一つです。
2023年度の沖縄大学の就職決定率は97.7%と非常に高水準。
これは全国平均と比べても遜色ないどころか、非常に優れた成果と言えるでしょう。
この高い就職率を支えているのが、沖縄大学が独自に提供している就職支援アプリ「オキダイキャリアナビ」です。
以下のような機能があり、学生の就活を強力にサポートしています。
- 沖縄大学生限定の非公開求人情報
- 採用確度が高い求人の紹介
- OB・OGのインタビューや体験談の提供
- 企業のリアルな情報を知れる「企業の特ダネ」
- キャリアカウンセリングやES添削予約機能
- 就活のノウハウが詰まった情報コーナー
少人数制を活かした個別指導も徹底しており、地方の大学ながら就職支援における満足度は高く、地元企業との強いパイプも大きな強みとなっています。
沖縄大学とは

沖縄大学は、沖縄県那覇市字国場555番地に本部を構える私立大学です。
前身は1961年に開学した琉球政府認可の大学で、沖縄がアメリカの施政権下にあった時代に創設されました。
現在の私立大学としての正式な設置は1974年となります。
沖縄大学の特色は、地元に根ざした実学教育と地域貢献への取り組み。
コンパクトなキャンパスながら、地元企業や自治体との連携が盛んで、学生生活においても沖縄ならではの文化や環境の中で成長できる点が魅力です。
設置学部は以下の通りです。
- 経法商学部:経済学、法律、経営を学び、実社会で即戦力となる人材を育成。
- 人文学部:地域文化や国際関係、教育、福祉など多様なテーマに対応。
- 健康栄養学部:栄養士や食の専門家を目指すカリキュラム。
沖縄大学の偏差値は

では、気になる偏差値を見てみましょう。
- 経法商学部:偏差値 37.5
- 人文学部:偏差値 35.0~37.5
- 健康栄養学部:偏差値 37.5
偏差値だけを見ると「Fラン」と揶揄されがちですが、これはあくまで入学のしやすさを示す数値であり、大学の教育の質や学生の満足度を直接表すものではありません。
実際、しっかり学び、地元企業や公務員として就職している学生も多数います。
卒業生の就職先は

沖縄大学の卒業生は、沖縄県内を中心とした企業や団体に数多く就職しています。以下は主な就職先の一部です。
- 経法商学部:サンエー、沖縄県農業協同組合、琉球銀行など
- 人文学部:小・中・高校教員、JALスカイエアポート沖縄、福祉関連施設など
- 健康栄養学部:日清医療食品沖縄支店、病院、保健センターなど
地元就職に強く、地域に根差したキャリア形成を目指す学生にとっては非常に良い環境が整っていると言えるでしょう。
まとめ:沖縄大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
ネット上では「やばい」といったネガティブワードが先行しがちな沖縄大学ですが、実態を見ていくと、
- 就職率は97.7%と非常に高い
- 沖縄県内の企業との連携が強い
- 就職支援が手厚い
- 地元貢献に特化した教育体制
など、地方私立大学としては非常にしっかりした運営がなされています。
「やばい」という言葉にはさまざまなニュアンスがありますが、少なくとも就職・教育体制・地域貢献といった点において、沖縄大学は決して「やばい(悪い)」大学ではありません。
むしろ、「地元志向の学生にとっては非常に魅力的な進学先」と言えるのではないでしょうか。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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