帝京大学医学部は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

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帝京大学医学部は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

「帝京大学医学部 やばい」そんなワードがネット上のサジェストワードにあります。

一体なぜ、帝京大学医学部は「やばい」と言われることがあるのでしょうか?

本記事では、入試制度や医師国家試験の合格率、偏差値や学費などのデータをもとに、帝京大学医学部について考察していきます。

「やばい=悪い」だけでなく、「やばい=すごい」側面にも注目して、フラットな目線で解説していきます。

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帝京大学医学部は数学を回避して受験ができてやばい

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帝京大学医学部の入試制度には、他の医学部とは一線を画す特徴があります。

一般入試では、必須科目である英語に加え、数学・理科(生物・化学・物理)・国語の中から任意の2科目を選択して受験する形式を採用しています。

つまり、「数学が苦手でも生物と国語で勝負する」といった受け方が可能です。

これは多くの医学部受験生にとって非常に珍しく、「文系寄り」でもチャレンジできる医学部として注目されています。

受験生からは賛否両論

  • 「数学が苦手だから助かる!」という声もあれば、
  • 「理系で数学なしで入れるなんて大丈夫?」という批判的な意見も。

このユニークな入試方式が、「帝京大学医学部はやばい」と言われる理由の一つとなっています。

帝京大学医学部は医師国家試験合格率が低いと言われてやばい

医学部に入学しても、そのゴールは医師国家試験に合格して医師になることです。

そのため、合格率の推移は医学部選びにおいて非常に重要な指標です。

以下は、近年の帝京大学医学部の医師国家試験合格率(新卒・既卒含む全体)です。

  • 第118回(2024年度):92.6%(全国平均92.4%)
  • 第117回(2023年度):82.9%(全国平均91.6%)
  • 第116回(2022年度):89.0%(全国平均91.7%)

合格率が全国平均を大きく下回る年もあり、特に2023年度の82.9%は注目されました。

合格率が低い年の背景とは?

一部では、「入学難易度がそれほど高くない分、進級や卒業、国家試験に苦労する学生が多いのでは?」という声もあります。

つまり、どの大学でも卒業して医師になるのは決して簡単ではないということです。

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帝京大学医学部とは

帝京大学医学部は、1971年に開設された私立大学の医学部で、東京都板橋区にある帝京大学板橋キャンパスに位置しています。

開設から50年以上の歴史を持ち、多くの医師を輩出してきた実績があります。

帝京大学附属病院は大学医学部の隣接地にあり、高度な医療現場での臨床教育が受けられる点が特徴です。

この病院は高度急性期医療を担う大規模病院で、がん診療連携拠点病院や救命救急センターも設置されています。

学生は早期から病棟での実習を経験し、現場で必要とされる実践的な知識・技術を学べます。

また、帝京大学医学部は教育理念として「人間性豊かで、国際性を備えた医師の育成」を掲げており、知識や技術だけでなく、人として信頼される医師になることを重視しています。

講義では基礎医学から臨床医学まで体系的に学べるほか、PBL(Problem Based Learning)方式など、学生の主体性を育てる教育手法も取り入れています。

さらに、帝京大学は医療系学部が複数そろっている総合大学であるため、医学部生は薬学部や看護学科、医療技術学科などと連携したチーム医療教育(多職種連携教育)を受けることが可能です。

現代医療で重要視される“連携力”を在学中から身につける機会が多いのも、帝京大学医学部の強みといえるでしょう。

帝京大学医学部の偏差値は

帝京大学医学部の偏差値は、以下のようになっています(パスナビより)。

  • 偏差値:65.0
  • 共通テスト得点率:90%

医学部としては中堅〜やや下位の難易度とされますが、一般的な大学入試として見れば非常に高い水準です。

ただし、他の私立医学部と比べて「比較的入りやすい」とされているため、それも「やばい(簡単すぎる)」という印象につながっている可能性があります。

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帝京大学医学部の学費は

私立医学部の中でも、帝京大学は高額な学費でも知られています。

以下は6年間の費用内訳です。

学年入学金授業料実験実習費施設拡充費医学教育維持費年間計
1年次1,050,0003,150,000227,0002,100,0002,835,0009,362,000
2年次3,150,000227,0002,100,000525,0006,002,000
3年次3,150,000227,0002,100,000525,0006,002,000
4年次3,150,000227,0002,100,000525,0006,002,000
5年次3,150,000227,0002,100,000525,0006,002,000
6年次3,000,000216,0002,000,000500,0005,716,000

総額:39,386,000円

学費・奨学金制度

国公立大学(6年間で約350~400万円)と比較すると、約10倍近い学費となるため、経済的な負担も大きくなります。

これも「金持ちじゃないと通えない」といった“やばい”イメージの一因です。

まとめ:帝京大学医学部は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

帝京大学医学部が「やばい」と言われる理由をまとめると、以下のようになります。

  • 数学を回避して受験できる柔軟な入試制度
  • 年によってばらつきのある医師国家試験合格率
  • 偏差値は中堅レベルで、比較的入りやすい印象
  • 6年間で約4,000万円という高額な学費

一方で、充実した教育体制や病院施設、2024年の国家試験合格率の改善など、評価される点も多数存在します。

つまり、「やばい」は悪い意味ばかりではなく、良くも悪くも特徴的な医学部であることの現れなのです。

「入りやすさ」に惹かれて入学したとしても、医師になるには相応の努力が必要。

だからこそ、入試のハードルの低さだけで判断せず、「自分が6年間、真剣に医師を目指せるかどうか」を軸に進路選択をすることが大切です。

subblog 著者プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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