【英単語】WORDBOXレベルやアプリを紹介 大学受験の英単語はWORDBOXだけで大丈夫
大学受験を控えた学生にとって、英単語の学習は欠かせない重要な部分です。
そんな中、多くの学生がどの単語帳やアプリを使うべきか迷うことでしょう。
この記事では、高校で配布される「WORDBOX」について、そのレベルや特徴、アプリの機能を詳しく紹介します。
WORDBOXは、大学入試だけでなく、英語4技能試験(英検やGTECなど)にも対応した語彙学習ツールとして、非常に優れた単語集です。
この記事が参考になれば幸いです。
WORDBOXのレベルは2種類
WORDBOXの英単語帳は、大きく2つのレベルに分かれています。
それぞれのレベルがどう違い、どのような単語が収録されているかを見ていきましょう。
ワードボックス英単語・熟語「エッセンシャル」
WORDBOXの「エッセンシャル」レベルは、基礎的な英単語や熟語を学習したい方に向けたものです。
日常的に使用される単語が多く、基本的な動詞や副詞、前置詞など、英語の土台となる要素が含まれています。
また、このレベルでは、単語の意味だけでなく、文脈やニュアンスまでしっかりと理解できるよう解説が充実しているのも特徴です。
基本的な前置詞・副詞・土台となる基本動詞
例えば「エッセンシャル」レベルでは、「at」「on」「in」などの前置詞や、「quickly」「often」などの副詞を網羅しています。
これらは日常的な英語の会話や文章理解において不可欠な単語であり、基礎を固めるのに最適です。
ワードボックス英単語・熟語「アドバンスト」
一方、「アドバンスト」レベルは、より高度な単語を学習したい方に向けた内容です。
健康、医療、政治、経済など、日常生活ではあまり使わないが、入試や専門的な英語試験で頻出する単語が収録されています。
日常で使わない専門的な語彙
このレベルでは「inflation(インフレ)」「diplomacy(外交)」のように、より専門的なトピックに関連した語彙が含まれており、幅広いテーマに対応できる語彙力を身につけることが可能です。
WORDBOXのレベルの違い
「エッセンシャル」と「アドバンスト」の違いは、カバーする語彙の内容だけでなく、学習する際の目的にもあります。
エッセンシャルは、日常的な会話やリスニングの基礎をしっかりと固めたい人に適しており、アドバンストは、入試や専門的な試験に備えて、難易度の高い単語まで押さえたい人用です。
WORDBOXの特徴

WORDBOXの最大の特徴は、リスニング・リーディングの「受用(Passive)語彙」だけでなく、スピーキング・ライティングの「発信(Active)語彙」にも力を入れている点です。
英単語を単に暗記するだけでなく、実際に使える形で覚えることを目指しているため、4技能に対応した効果的な学習が可能です。
特徴1:最新トレンド語を収録
WORDBOXでは、大学入学共通テストや私立大学の入試問題を徹底的に分析し、最新のトレンド語彙をアップデートしています。
これにより、最新の試験形式や問題傾向に合わせた効率的な学習が可能です。
特徴2:CEFR-Jレベルを表示
CEFR-Jレベルの表示により、学習者が自分の語彙レベルを客観的に確認しながら、効率よく単語を覚えることができます。
学習の利便性が向上し、目標設定も容易になります。
特徴3:効率的な記憶メソッド
WORDBOXは「同じジャンルで覚える」「反対の意味を持つ語をセットで覚える」など、記憶に残りやすい6つのメソッドを活用しています。
これにより、英単語をただ暗記するだけでなく、意味や用法を理解しながら効率的に記憶することが可能です。
例文を見ながら単語を覚えると自動詞・他動詞なども確認できますね。
大学受験はWORDBOX以外の単語帳も必要?

WORDBOXは非常に優れた単語集ですが、すべての受験生にとって最適な選択肢かどうかは個々の学習スタイルや志望校のレベルに依存します。
例えば、難関大学を目指す場合や専門分野に特化した語彙が必要な場合、WORDBOX以外の単語帳を補助的に使うことも考慮すべきでしょう。
ワードボックスだけでなく、1冊の単語帳を繰り返し使うと、単語が並んでいる順番覚えてしまう可能性があります。そのため、同レベルの単語帳をもう1冊手に入れることをお勧めします。
WORDBOXはアプリもある

英単語学習をさらに効率的に進めるために、WORDBOXはアプリ版も提供しています。
このアプリは、単語の暗記だけでなく、リスニングや発音練習など、4技能に対応した学習ができ、大学受験対策に最適です。
忙しい日常の中でも、スマートフォンさえあればいつでもどこでも学習が可能。
通学時間やちょっとした待ち時間を利用して、隙間時間に単語を効率よく学習することができます。
WORDBOXアプリはどこでダウンロードできる?
WORDBOXアプリは、App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードすることが可能です。
書籍で学習するだけでなく、スマートフォンやタブレットを使ってどこでも簡単に英単語を学ぶことができます。
WORDBOXアプリでできること

WORDBOXアプリには、単語学習をサポートするための多彩な機能が搭載されています。
ここでは、その代表的な機能をいくつか紹介します。
機能1:単語テスト
アプリには「テスト」と「弱点克服テスト」の2つのモードが用意されています。
通常の「テスト」では指定した範囲の単語を確認できますが、「弱点克服テスト」では、以前のテストで間違えた単語を集中的に復習することが可能です。
日・英、英・日、さらには例文を使った4択問題形式にも対応しており、授業での単語テスト対策としても非常に有効です。
機能2:単語カード
「単語カード」機能では、WORDBOXに収録されている単語を、双方向(日→英、英→日)で学習できます。
出題範囲や出題順を自由に設定できるため、自分のペースで効率的に単語を覚えることが可能です。
機能3:リスニング学習
「リスニング学習」では、単語の発音や意味を耳から学ぶことができます。「英→日」「日→英」など複数の再生形式が選べ、リスニング力を鍛えることができます。
見出し語やフレーズ、例文まで再生でき、試験対策としても活用可能です。
機能4:単語リスト
「単語リスト」機能では、単語集に収録されているすべての見出し語を一覧表示し、タップするとその詳細と音声を確認できます。
機能5:成績
「成績」では、テスト形式ごとの成績をグラフで視覚的に確認することができます。
どの単語が得意で、どの単語が苦手かを一目で把握し、今後の学習計画に役立てることができます。
まとめ:【英単語】WORDBOXレベルやアプリを紹介 大学受験の英単語はWORDBOXだけで大丈夫
WORDBOXは、大学受験において重要となる英単語・熟語を効率よく学習できるだけでなく、アプリを通じてどこでも学習できるという大きな利点を持っています。
「エッセンシャル」と「アドバンスト」の2種類のレベルで、日常的に使う基礎単語から、受験に必要な専門的な語彙までカバー。
さらに、英語4技能(聞く・話す・読む・書く)すべてを視野に入れた教材設計は、単語を覚えるだけでなく、実際に使える力を養うことができます。
アプリでは、単語テストやリスニング学習といったさまざまな機能が用意されており、成績の管理や苦手な単語の克服も簡単に行えます。
これにより、効率よく自分のペースで学習を進められるため、忙しい受験生にとって非常に便利な単語集となります。
大学受験対策としてWORDBOXだけで十分かどうか、他の単語帳との併用が必要かもしれませんが、WORDBOXはその使いやすさと最新の受験傾向に基づいた語彙の選定により、基礎から応用までしっかりサポートしてくれる強力な教材です。
受験勉強の最前線で活躍する英単語帳として、WORDBOXを活用することで、効果的かつ効率的な学習を進め、志望大学への合格を目指しましょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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