川村学園女子大学は【やばい】?閉学する?定員割れ・募集停止・医療創生大学への承継を解説

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川村学園女子大学は【やばい】?閉学する?定員割れ・募集停止・医療創生大学への承継を解説

ネット上では、「川村学園女子大学はやばい」「Fランなのでは?」「閉学するの?」といった検索を目にすることがあります。

結論から言えば、川村学園女子大学について「やばい」と言われる背景には、単なる偏差値の低さだけではなく、深刻な学生募集難、学部・学科の相次ぐ募集停止、そして医療創生大学への承継を予定しているという大規模な大学再編があります。

実際、大学自身も2025年7月の改善報告書で、学生確保が難しく、教育活動収支の赤字が継続している状況を改善できていないことを明らかにしています。

一方で、2025年3月卒業生の就職率は94.1%で、学科によっては100%を記録しています。つまり、「学生募集が厳しい大学」であることと、「教育や就職実績まで悪い大学」であることは分けて考える必要があります。

この記事では、川村学園女子大学がなぜ「やばい」と言われるのか、最新の学生数、募集停止、偏差値、就職実績、今後の大学再編まで詳しく見ていきます。

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川村学園女子大学が「やばい」と言われる理由

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川村学園女子大学について現在もっとも注目すべきなのは、「偏差値が低い」という話ではありません。

むしろ重要なのは、

  • 入学者数の大幅な減少
  • 大規模な定員割れ
  • 教育学部などの募集停止
  • 修学支援新制度の対象外
  • 医療創生大学への学部等の承継予定

という一連の動きです。

それぞれ詳しく見てみましょう。

理由① 入学者数の減少と定員割れがかなり深刻

川村学園女子大学が「やばい」と言われる最大の理由の一つが、入学者数の減少です。

大学が2025年7月に公表した改善報告書を見ると、次のように推移しています。

年度入学定員入学者数入学定員充足率
2022年度360人162人45.0%
2023年度360人144人40.0%
2024年度290人92人31.7%
2025年度220人83人37.7%

大学自身もこの状況について、「学生確保が難しくなっており、教育活動収支の赤字が継続している状況が改善できない」と説明しています。

さらに2026年度には入学者数が29人まで減少したとされ、学生募集をめぐる状況は一段と厳しくなっています。

大学は以前から入学定員を削減してきましたが、分母となる定員を減らしても、それ以上のペースで入学者が減少していることが分かります。

したがって、川村学園女子大学について「やばい」と言われる背景を考えるうえでは、偏差値よりもまずこの学生数の推移を見る必要があります。

理由② 教育学部をはじめ学科の募集停止が相次いでいる

学生募集の厳しさは、実際の大学組織にも大きな影響を与えています。

まず、教育学部の

  • 幼児教育学科
  • 児童教育学科

は2025年度から学生募集を停止しました。

大学の学則変更資料では、幼児教育学科は入学定員50人、児童教育学科は20人でしたが、2025年度から入学定員が0人になっています。

さらに大学は2025年5月、

  • 文学部 国際英語学科
  • 生活創造学部 生活文化学科
  • 生活創造学部 観光文化学科

についても、2026年度以降の学生募集を停止することを正式に決定しました。

大学はその理由について、

18歳人口の減少や近年の共学志向の高まりなどを背景に入学者数の定員割れが続き、学科を維持することが厳しくなった

と説明しています。

これは非常に重要なポイントです。

単なるネット上の憶測ではなく、大学自身が「定員割れが続き、維持が厳しくなった」と公表しているからです。

理由③ 「Fラン」「BF」と言われるほど入試難易度が低下

川村学園女子大学について検索すると、「Fラン」「BF」といった言葉も見られます。

近年の入試難易度を見ると、学科や入試方式によってBF(ボーダーフリー)を含む低い偏差値帯が示されるケースがあります。

おおむね、

  • 文学部:BF~40前後
  • 募集停止となった学科を含めても35~40台中心

という水準で捉えられることが多く、一般的な入試難易度という意味では入りやすい大学に分類されます。

ただし、ここで注意したいのが「BF=誰でも必ず合格する」ではないということです。

BFとは、河合塾の入試難易度評価で、合格可能性50%となる偏差値帯を設定できない状態を意味します。

そのため、

「BFだから全員合格」
「受験すれば必ず入れる」

と断定するのは適切ではありません。

一方で、これほど大幅な定員未充足が続いている以上、かつてと比べて入試の選抜性が低下していると考えるのは不自然ではないでしょう。

理由④ 修学支援新制度の対象校ではなくなった

学生募集という意味でもう一つ大きな問題となったのが、国の「高等教育の修学支援新制度」です。

川村学園女子大学は制度開始以来、対象校として認定されていました。

しかし大学は2024年6月、2025年度から対象校として必要な要件を満たすことができなくなったため、認定を取り下げると発表しました。

その結果、2025年度以降の新入生は、

  • 給付型奨学金
  • 授業料等減免
  • 多子世帯の授業料無償化

など、同制度による新規支援を川村学園女子大学では利用できません。なお、一定の条件を満たせば日本学生支援機構の貸与型奨学金は利用できます。

大学進学費用が大きな問題となる家庭にとっては、大学選びに影響する可能性のある要素です。

すでに学生募集に苦戦している大学にとって、さらに厳しい条件になったことは否定できないでしょう。

理由⑤ 大学自身が「教育活動収支の赤字継続」を公表

ネットでは川村学園女子大学について「経営破綻しているのでは?」といった極端な表現を見ることもあります。

しかし、現時点で「経営破綻」と断定するのは適切ではありません。

一方で、財務面が厳しいこと自体は大学が公表しています。

2025年7月の改善報告書では、

学生確保が難しく、教育活動収支の赤字が継続している状況を改善できないため、複数の学科を募集停止した

という趣旨が明記されています。

つまり、

「学生が集まらない」

「授業料収入などが減少する」

「収支改善が難しくなる」

「学科を維持することが難しくなる」

「募集停止・大学再編へ」

という流れが実際に起きていると考えられます。

この点こそ、「川村学園女子大学はやばい」と言われる背景として重要でしょう。

理由⑥ 2027年度から医療創生大学への承継を予定

そして現在、川村学園女子大学は大学そのものの形を大きく変えようとしています。

2026年3月31日、川村学園女子大学は、

  • 文学部
  • 生活創造学部
  • 大学院

について、医療創生大学への設置者変更認可申請を文部科学省に提出したことを発表しました。

認可された場合、2027年度からこれらは、

医療創生大学 文学部
医療創生大学 生活創造学部
医療創生大学 大学院

として運営される予定です。

つまり、単なる大学名変更ではなく、設置者が学校法人川村学園から学校法人医療創生大学へ変わる大規模な再編です。

2026年8月現在、大学公式発表では認可は8月末の見込みとされており、正式認可前である点には注意が必要です。

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川村学園女子大学は閉学するの?

ここが受験生や保護者にとって一番気になるところでしょう。

現時点では、

「2027年に川村学園女子大学が突然なくなり、在学生が通えなくなる」わけではありません。

認可された場合、文学部・生活創造学部・大学院は医療創生大学へ承継され、教育・研究活動も継続される予定です。

大学側は、設置者変更後も現在の我孫子キャンパスと目白キャンパスで教育・研究活動を継続すると説明しています。

一方、すでに募集停止している教育学部は医療創生大学への承継対象ではなく、在学生が卒業するまで川村学園女子大学が責任を持って教育・運営を続けるとしています。

したがって、「大学が倒産して学生が放り出される」というイメージとは異なります。

むしろ、従来の女子大学として単独運営を続ける形から、医療創生大学へ教育機能を承継することで、新しい形で存続を図っていると見る方が正確でしょう。

共学になるの?

勉強中

医療創生大学は男女共学の大学です。

そのため、川村学園女子大学から承継される学部についても、今後は「女子大学」という枠組みから大きく変化することになります。

大学が2026年度の学科募集停止理由として「近年の共学志向の高まり」を挙げている点も興味深いところです。

女子大学全体が少子化だけでなく、受験生の共学志向という構造的な変化に直面しているなか、川村学園女子大学もその影響を強く受けた大学の一つといえるでしょう。

近年は少子化に加えて、受験生の共学志向が強まっており、女子大学を取り巻く環境そのものが大きく変化しています。

ただし、すべての女子大学が同じように学生募集で苦戦しているわけではありません。首都圏の代表的な女子大学の一つである日本女子大学については、日本女子大学は「やばい」のか?偏差値・就職・大学の評価を検証した記事でも詳しく解説しています。

川村学園女子大学の状況を見る際には、「女子大学だから厳しい」と一括りにするのではなく、立地、ブランド力、学部構成、就職実績など大学ごとの差も見ておく必要があります。

我孫子キャンパスの立地も影響した?

川村学園女子大学のメインキャンパスは千葉県我孫子市にあります。

東京都心の女子大学と比較すると、受験生によっては通学面で不利と感じる可能性があります。

大学は東京都豊島区の目白キャンパスも活用し、国際英語学科や観光文化学科などを配置していました。

しかし2026年度から国際英語学科と観光文化学科はいずれも募集停止となっています。

ただし、「キャンパスの立地が学生減少の直接的原因だった」と大学が説明しているわけではないため、立地だけを定員割れの原因と断定するのは避けるべきでしょう。

少子化、共学志向、大学間競争など、複数の要因が重なった結果と考える方が妥当です。

川村学園女子大学の学費は高い?

2025年度の文学部の学費を見ると、1年次の納入金は学科によっておよそ129万~131万円です。

例えば、

学科1年次納入金
史学科1,292,800円
心理学科1,309,800円
日本文化学科1,301,800円

となっています。

内訳には入学金25万円、授業料75万円、施設費22万5,000円、実験実習費などが含まれています。

極端に高額というわけではなく、私立大学の文系学部として珍しい水準ではありません。

そのため、「学費が高すぎるからやばい」という点は、現在の川村学園女子大学を説明する主要な理由とは考えにくいでしょう。

就職はやばい?実は就職率94.1%

ここまで見るとかなり厳しい話が続きますが、就職についてはまったく違う結果が出ています。

川村学園女子大学の2025年3月卒業生の就職率は、

94.1%です。

学科別では、

学科就職率
国際英語学科87.5%
史学科100%
心理学科86.4%
日本文化学科94.7%
幼児教育学科96.4%
児童教育学科100%
生活文化学科88.5%
観光文化学科100%

となっています。

史学科、児童教育学科、観光文化学科は、就職希望者ベースで100%です。

大学の学生募集が厳しいことと、在学生への就職支援が機能していることは両立します。

「定員割れしている大学だから就職もできない」と考えるのは適切ではありません。

主な就職先も意外に幅広い

就職先を見ると、公務員・教育関係だけでなく、一般企業への就職実績もあります。

過去3年間の主な就職先には、

  • 千葉県庁
  • 我孫子市役所
  • 千葉県教育委員会
  • 東京都教育委員会
  • みずほ証券
  • リクルート
  • 大塚商会
  • 良品計画
  • 白洋舍
  • 叙々苑
  • ANA沖縄空港
  • ザ・リッツ・カールトン東京
  • 三井不動産ホテルマネジメント
  • JR東日本情報システム

などがあります。

特に教育学部では小学校教員・幼稚園教諭・保育士など、専門性を活かした就職実績が目立ちます。

少人数制という大学の規模を考えると、個別のキャリア支援を受けやすい点はメリットでしょう。

川村学園女子大学は「Fランだからなくなる」のか?

ここは誤解しない方がよいポイントです。

確かに偏差値面ではBFを含む低い水準となり、学生募集も非常に厳しくなっています。

しかし、

「偏差値が低い → Fラン → 大学がなくなる」

という単純な話ではありません。

川村学園女子大学を取り巻く状況を見ると、

  • 18歳人口の減少
  • 女子大学を取り巻く共学志向
  • 長期間にわたる定員未充足
  • 入学者数の減少
  • 教育活動収支の赤字
  • 修学支援新制度の対象要件を満たせなくなったこと
  • 学科の維持が困難になったこと

などが複合的に重なっています。

特に大学自身が「18歳人口減少」「共学志向」「定員割れ」を募集停止の理由として挙げている点は重要です。

したがって、偏差値だけを原因として説明するのは実態を単純化しすぎています。

川村学園女子大学の良いところは?

厳しい状況にある大学ですが、教育面で特徴がないわけではありません。

川村学園女子大学では、少人数教育を活かし、学生一人ひとりに合わせた教育・キャリア支援を行ってきました。

また、教職課程や保育士、司書、学芸員など、学科の専門性を活かした資格取得にも対応しています。

何より、学生募集では非常に苦戦しているにもかかわらず、2025年3月卒業生の就職率が94.1%を維持している点は評価すべきでしょう。

「入る学生が少ない」という入口の問題と、「入学した学生をどう育て、どこへ送り出しているか」という出口の問題は分けて評価する必要があります。

川村学園女子大学についてよくある質問

川村学園女子大学はFランですか?

偏差値BFとなる入試方式があるため、ネット上では「Fラン」と呼ばれることがあります。

ただし「Fラン」には公的な定義がありません。またBFは「誰でも必ず合格する」という意味でもありません。

一方、大幅な定員未充足が長年続いているため、入試難易度・選抜性という点ではかなり入りやすい大学になっていると考えられます。

川村学園女子大学はなくなるのですか?

2026年8月現在、文学部・生活創造学部・大学院を医療創生大学へ承継するための設置者変更認可申請が行われています。

認可された場合、2027年度からこれらの学部等は医療創生大学として運営される予定です。

川村学園女子大学は共学になりますか?

承継先である医療創生大学は共学大学です。そのため、認可後は従来の「川村学園女子大学」とは大学の形が大きく変わります。

教育学部はどうなりますか?

教育学部は2025年度から募集停止しています。

医療創生大学への承継対象ではなく、現在の在学生が卒業するまで川村学園女子大学が教育・運営を継続すると大学が発表しています。

就職は厳しいですか?

2025年3月卒業生の就職率は94.1%です。

史学科、児童教育学科、観光文化学科では就職希望者に対する就職率が100%となっており、「就職できない大学」と評価するのは適切ではありません。

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まとめ|川村学園女子大学は【やばい】?閉学する?定員割れ・募集停止・医療創生大学への承継を解説

川村学園女子大学について「やばい」と言われる背景には、確かに無視できない問題があります。

大学公表資料では、2022年度162人だった入学者が2024年度92人、2025年度83人まで減少し、大学自身が学生確保の難しさと教育活動収支の赤字継続を認めています。

さらに、

  • 教育学部の募集停止
  • 国際英語学科・生活創造学部の募集停止
  • 修学支援新制度の対象外
  • 医療創生大学への承継予定

など、大学を取り巻く状況が大きく変化しています。

そのため、「川村学園女子大学は以前と同じ形で今後も存続するのか」という意味では、大きな転換点を迎えていることは間違いありません。

一方で、「経営破綻した」「学生が卒業できない」「就職できない」「BFだから全員合格」といった極端な解釈は事実とは分けて考える必要があります。

2025年3月卒業生の就職率は94.1%で、100%の学科もあります。

したがって現在の川村学園女子大学を最も正確に表現するなら、

「教育や就職が崩壊した大学」ではなく、深刻な学生募集難を背景として、女子大学としての従来の運営形態から医療創生大学への承継・共学化へ向かう、大規模な再編期にある大学

と見るのが妥当でしょう。

受験を検討している人は、偏差値だけではなく、募集学科、2027年度以降の大学名称・設置者、キャンパス、取得できる資格などについて、必ず最新の大学公式情報を確認することをおすすめします。

参考・出典

本記事は、以下の大学公式情報・公的資料・大学受験情報をもとに作成しています。情報は2026年8月時点のものです。

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著者プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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