早稲田大学の学部序列は25年でどう変わった?2000年と現在の偏差値・人気学部を比較

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早稲田大学の学部序列は25年でどう変わった?2000年と現在の偏差値・人気学部を比較

早稲田大学は、政治経済学部や法学部、商学部、文学部、理工系学部など、多彩な学部を持つ国内有数の私立大学です。

同じ早稲田大学でも、学部や学科によって入試難易度には差があり、受験生の間では「早稲田の学部序列」が話題になることがあります。

しかし、現在の序列が25年前からそのまま続いているわけではありません。

2000年当時は、政治経済学部政治学科、法学部、政治経済学部経済学科が上位を占めていました。

一方、現在は社会科学部、国際教養学部、文学部、文化構想学部なども偏差値70.0の最上位帯に入っています。

特に注目したいのが、社会科学部の大幅な上昇です。

2000年には早稲田の中で比較的入りやすい位置にありましたが、現在では最難関学部の一つになっています。

本記事では、2000年の代々木ゼミナールの偏差値と、現在のパスナビ掲載の河合塾ボーダー偏差値をもとに、早稲田大学の学部・学科序列が25年間でどのように変化したのかを比較します。

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  1. 早稲田大学の偏差値を比較する際の注意点
  2. 2000年の早稲田大学の学部・学科序列
  3. 2000年は政経・政治と法学部が最上位だった
  4. 第一文学部は理工学部とほぼ同水準だった
  5. 2000年の社会科学部は早稲田内で9番目
  6. 現在の早稲田大学の学部・学科偏差値
    1. 政治経済学部
    2. 法学部
    3. 教育学部
    4. 商学部
    5. 社会科学部
    6. 国際教養学部
    7. 文化構想学部
    8. 文学部
    9. 基幹理工学部
    10. 創造理工学部
    11. 先進理工学部
    12. 人間科学部
  7. 現在の早稲田大学の学部序列
    1. 最上位帯
    2. 上位帯
    3. 中上位帯
  8. 2000年と現在の学部序列を比較
  9. 最も序列が上がったのは社会科学部
  10. 社会科学部が人気になった背景
    1. もともとは夜間学部だった
    2. 1998年に昼夜開講制へ移行
    3. 2009年に完全な昼間学部へ
    4. 複数の社会科学を横断して学べる
  11. 政治経済学部では政治と経済の序列が逆転
  12. 法学部は難易度が下がったのか
  13. 商学部も相対的な立ち位置が上昇
  14. 第一文学部・第二文学部は文学部と文化構想学部へ再編
  15. 国際教養学部の新設が早稲田の序列を変えた
  16. 理工学部は3学部に再編された
  17. 女子の大学進学率上昇も影響したのか
  18. 早稲田大学そのものも25年間で変化した
  19. 2000年と現在で変わらない点
  20. 早稲田大学の学部序列は縦型から横並び型へ
  21. 早稲田大学ではどの学部を選ぶべきか
  22. まとめ:早稲田大学の学部序列は25年でどう変わった?2000年と現在の偏差値・人気学部を比較
  23. 出典一覧
    1. 偏差値データに関する注意書き

早稲田大学の偏差値を比較する際の注意点

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今回使用する偏差値データは、2000年と現在で出典が異なります。

2000年の偏差値は代々木ゼミナール、現在の偏差値はパスナビに掲載されている河合塾のボーダー偏差値です。

両者では、模試を受験する母集団や偏差値の算出方法、入試方式が異なります。

また、現在は一般選抜だけでなく、共通テストとの併用方式、英語4技能利用方式、数学選抜方式などがあり、同じ学部・学科でも入試方式によって偏差値が異なります。

そのため、この記事では「偏差値が何ポイント上がった、下がった」と単純に比較するのではなく、それぞれの年度における学部・学科の相対的な順位を中心に見ていきます。

2000年の早稲田大学の学部・学科序列

2000年の代々木ゼミナール偏差値を高い順に並べると、次のようになります。

順位学部・学科2000年偏差値
1位政治経済学部・政治学科66.4
2位法学部66.0
3位政治経済学部・経済学科65.6
4位理工学部64.5
5位第一文学部64.4
6位教育学部・社会科学系64.2
7位商学部63.8
8位教育学部全体63.4
9位社会科学部62.4
10位人間科学部61.0
11位第二文学部60.4

当時まだ設置されていなかった国際教養学部、スポーツ科学部はランキングに含まれていません。

政治経済学部の国際政治経済学科についても、今回使用した2000年のデータには偏差値の記載がありません。

2000年当時の序列を大まかにまとめると、次のようになります。

政経・政治 > 法 > 政経・経済 > 理工 > 一文 > 教育・社会科学系 > 商 > 教育全体 > 社会科学 > 人間科学 > 二文

現在の早稲田大学を知る人にとっては、社会科学部が商学部や教育学部より下に位置していることが意外に感じられるかもしれません。

2000年は政経・政治と法学部が最上位だった

2000年の早稲田大学で最も偏差値が高かったのは、政治経済学部政治学科の66.4でした。

2位が法学部の66.0、3位が政治経済学部経済学科の65.6です。

つまり、当時の上位3学部・学科は、

  1. 政治経済学部政治学科
  2. 法学部
  3. 政治経済学部経済学科

という順番でした。

現在も政治経済学部と法学部は難関ですが、2000年当時は特に、政治・法律系の学問が早稲田の序列上位を占めていたことが分かります。

官公庁、政治、マスコミ、金融、司法試験などを意識した学部選びが現在より強かった時代背景も、こうした序列に関係していた可能性があります。

第一文学部は理工学部とほぼ同水準だった

2000年の理工学部は64.5、第一文学部は64.4でした。

その差はわずか0.1ポイントです。

現在は理系人気が高まっているといわれますが、2000年当時の早稲田では、第一文学部も理工学部とほぼ同じ難易度に位置していました。

当時の第一文学部は、文学、歴史、哲学、心理、社会学など幅広い人文・社会系分野を抱える早稲田の伝統的な学部でした。

一方、第二文学部は60.4で、第一文学部とは4.0ポイントの差がありました。

同じ文学系でも、一文と二文の間には明確な難易度差があったことが分かります。

2000年の社会科学部は早稲田内で9番目

現在の社会科学部は難関学部として知られていますが、2000年の偏差値は62.4でした。

今回のデータでは、商学部、教育学部、第一文学部、理工学部などを下回り、早稲田の中では9番目に位置しています。

人間科学部と第二文学部よりは上でしたが、現在のような最上位帯ではありませんでした。

2000年当時の受験生にとって、社会科学部は「政経・法・商などに次ぐ併願先」という位置づけが強かったと考えられます。

現在の早稲田大学の学部・学科偏差値

現在のパスナビ掲載の河合塾ボーダー偏差値を、学部・学科別に整理すると次のようになります。

政治経済学部

学科偏差値
政治学科67.5
経済学科70.0
国際政治経済学科67.5

法学部

学科偏差値
法学科67.5

教育学部

教育学部は学科・専修・入試方式によって、偏差値62.5~67.5となっています。

学科・専修偏差値
教育学科・教育心理学専修67.5
教育学科のその他専修65.0
国語国文学科65.0
英語英文学科65.0
社会科65.0
理学科・生物学65.0
理学科・地球科学62.5
数学科62.5~65.0
複合文化学科65.0

商学部

学科偏差値
商学科67.5

社会科学部

学科偏差値
社会科学科70.0

社会科学部は、共通テストとの併用方式で偏差値70.0となっています。

国際教養学部

学科偏差値
国際教養学科70.0

文化構想学部

学科・方式偏差値
一般・英語4技能利用67.5
併用方式70.0

文学部

学科・方式偏差値
一般・英語4技能利用67.5
併用方式70.0

基幹理工学部

学系偏差値
学系1・2・465.0
学系367.5

創造理工学部

創造理工学部は、建築学科、総合機械工学科、経営システム工学科、社会環境工学科、環境資源工学科が、いずれも偏差値65.0です。

先進理工学部

学科偏差値
物理学科67.5
生命医科学科67.5
応用物理学科65.0
化学・生命化学科65.0
応用化学科65.0
電気・情報生命工学科65.0

人間科学部

人間科学部は、学科と入試方式によって62.5~67.5と幅があります。

学科偏差値
人間環境科学科62.5~67.5
健康福祉科学科62.5~65.0
人間情報科学科62.5~67.5

スポーツ科学部については、今回の資料では偏差値の記載がなく、共通テスト得点率のみが掲載されていました。

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現在の早稲田大学の学部序列

現在の偏差値は入試方式によって異なるため、単純に学部を一列に並べるのは難しくなっています。

それでも、偏差値帯をもとに大まかにグループ分けすると、次のように整理できます。

最上位帯

  • 政治経済学部経済学科
  • 社会科学部
  • 国際教養学部
  • 文学部の一部方式
  • 文化構想学部の一部方式

これらは偏差値70.0です。

上位帯

  • 政治経済学部政治学科
  • 政治経済学部国際政治経済学科
  • 法学部
  • 商学部
  • 教育学部教育心理学専修
  • 基幹理工学部学系3
  • 先進理工学部物理学科
  • 先進理工学部生命医科学科

これらは偏差値67.5です。

中上位帯

  • 教育学部の多くの学科・専修
  • 基幹理工学部の一部学系
  • 創造理工学部
  • 先進理工学部の多くの学科
  • 人間科学部の一部方式

これらは偏差値65.0前後です。

現在の早稲田大学は、2000年のように「政経・法が明確に上位」という単純な序列ではありません。

複数の学部・入試方式が偏差値70.0に並ぶ、横並び型の難易度構成になっています。

2000年と現在の学部序列を比較

主な学部・系統の変化をまとめると、次のようになります。

学部・系統2000年の位置現在の位置主な変化
政経・政治1位67.5の上位帯学部内で経済学科が上回る
法学部2位67.5の上位帯高難易度を維持するが相対順位は低下
政経・経済3位70.0の最上位帯政治学科との序列が逆転
理工系4位65.0~67.53学部に再編
第一文学部5位文学・文化構想が67.5~70.0再編後も上位を維持
教育学部6~8位62.5~67.5学科・専修差が拡大
商学部7位67.5の上位帯相対的な位置が上昇
社会科学部9位70.0の最上位帯最も大きく上昇
人間科学部10位62.5~67.5入試方式による差が大きい
第二文学部11位文学・文化構想へ再編旧来の下位学部が消滅
国際教養学部未設置70.0新設後に最難関化

最も序列が上がったのは社会科学部

25年間で最も立ち位置が変わった学部として挙げられるのが、社会科学部です。

2000年の社会科学部は偏差値62.4で、早稲田内では9番目でした。

しかし、現在は河合塾のボーダー偏差値70.0で、政治経済学部経済学科や国際教養学部と並ぶ最上位帯に入っています。

ただし、2000年の代ゼミ偏差値62.4と現在の河合塾偏差値70.0を直接引き算し、「7.6ポイント上昇した」とするのは適切ではありません。

予備校、受験者層、入試方式、募集人数が異なるからです。

正確には、

2000年には早稲田大学内で下位寄りだった社会科学部が、現在では最難関帯に入っている

と表現するのがよいでしょう。

社会科学部が人気になった背景

社会科学部の人気上昇には、学部の歴史と制度変更が関係しています。

もともとは夜間学部だった

早稲田大学社会科学部は1966年に設置されました。

政治学、経済学、法学、商学、社会学などを横断して学ぶ学部でしたが、創設当初は勤労学生を主な対象とした夜間学部でした。

そのため、早稲田の中では政経・法・商などの昼間学部とは異なる位置づけで見られることがありました。

1998年に昼夜開講制へ移行

社会科学部は1998年に昼夜開講制へ移行しました。

2000年は、この制度変更からまだ2年しか経過していない時期です。

制度上は昼間にも授業を受けられるようになっていましたが、夜間学部時代のイメージはまだ残っていたと考えられます。

2000年の偏差値が早稲田内で低めだった背景には、こうした歴史も影響していた可能性があります。

2009年に完全な昼間学部へ

その後、社会科学部は2009年度から完全な昼間学部へ移行しました。

これによって、他の早稲田の主要学部と同じように、現役高校生が一般的な昼間学部として志望しやすくなりました。

政治経済学部、法学部、商学部、教育学部、文化構想学部などとの併願先にもなり、受験者層が広がったと考えられます。

複数の社会科学を横断して学べる

社会科学部では、政治、経済、法律、商学、社会学などを幅広く学べます。

高校生の段階で、

  • 法律を専門にするか
  • 経済や経営を学ぶか
  • 政治や国際関係を学ぶか
  • メディアや社会問題を研究するか

を決め切れていない受験生にとって、入学後に関心分野を広げられる点は大きな魅力です。

複雑な社会問題を複数の学問から考える学際的な教育が重視される現在、社会科学部の教育内容が時代の需要に合うようになったとも考えられます。

政治経済学部では政治と経済の序列が逆転

2000年の政治経済学部は、政治学科が66.4、経済学科が65.6でした。

当時は政治学科が経済学科を0.8ポイント上回っています。

一方、現在は経済学科が70.0、政治学科が67.5です。

予備校や入試方式が異なるため、偏差値の数値自体は直接比較できませんが、学部内の相対的な位置は、

2000年:政治学科 > 経済学科

から、

現在:経済学科 > 政治学科

へ変わっています。

経済、金融、データ分析、コンサルティングなどへの関心が高まっていることや、数学を重視する入試制度なども、経済学科の難易度に影響している可能性があります。

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法学部は難易度が下がったのか

2000年の法学部は偏差値66.0で、早稲田大学内では2位でした。

現在も偏差値67.5で、私立大学の法学部として最難関クラスです。

しかし、現在は社会科学部、国際教養学部、政治経済学部経済学科、文学部や文化構想学部の一部方式が70.0となっています。

そのため、法学部が大きく易しくなったというよりも、他学部の難易度が上がり、相対的な順位が低下したと見る方が適切です。

2000年当時は、法学部が政経・政治に次ぐ明確な2番手でした。

現在は高難易度を維持しながらも、複数の学部が並ぶ上位グループの一つになっています。

商学部も相対的な立ち位置が上昇

2000年の商学部は偏差値63.8で、今回のランキングでは7位でした。

現在は偏差値67.5で、法学部や政治経済学部政治学科と同じ上位帯に入っています。

もちろん、代ゼミと河合塾の偏差値を直接比較することはできません。

それでも、2000年には社会科学系や第一文学部、理工学部などより下に位置していた商学部が、現在では早稲田文系の上位学部として定着していることが分かります。

就職や資格、金融、会計、マーケティング、経営への関心が強まり、実学系学部が選ばれやすくなったことも背景にあると考えられます。

第一文学部・第二文学部は文学部と文化構想学部へ再編

2000年には第一文学部と第二文学部が存在しました。

偏差値は第一文学部64.4、第二文学部60.4で、両学部には4.0ポイントの差がありました。

その後、2007年に第一文学部・第二文学部は、文学部と文化構想学部へ再編されました。

現在の文学部と文化構想学部は、ともに偏差値67.5~70.0です。

かつての第一文学部と第二文学部のような大きな難易度差は見えにくくなっています。

ただし、第一文学部がそのまま文学部に、第二文学部がそのまま文化構想学部になったわけではありません。

両学部の教育内容や組織を再編したうえで、新しい2学部が設置されています。

そのため、

「旧一文=現在の文学部」
「旧二文=現在の文化構想学部」

と単純に対応させないよう注意が必要です。

国際教養学部の新設が早稲田の序列を変えた

国際教養学部は2004年に設置されました。

2000年には存在しなかった学部ですが、現在の偏差値は70.0で、早稲田大学の最難関学部の一つになっています。

授業の多くを英語で行い、海外留学を重視する教育内容は、従来の早稲田の学部とは異なる特徴を持っています。

国際教養学部の登場は、2000年当時の「政経・法を頂点とする序列」に、新しい国際系学部が加わったことを意味します。

早稲田大学全体が国際化を進めてきたことを象徴する学部といえるでしょう。

理工学部は3学部に再編された

2000年当時、理工系は理工学部という一つの大きな学部でした。

偏差値は64.5で、早稲田大学内では4位に位置していました。

2007年には、理工学部が次の3学部に再編されています。

  • 基幹理工学部
  • 創造理工学部
  • 先進理工学部

現在の偏差値は65.0~67.5です。

特に、基幹理工学部学系3、先進理工学部物理学科、生命医科学科は67.5となっています。

理工系を一つの学部として見るのではなく、情報、物理、生命科学、建築、機械、環境など、それぞれの専門分野で難易度を見る時代になったといえます。

女子の大学進学率上昇も影響したのか

社会科学部、国際教養学部、文学部、文化構想学部などの人気上昇には、女子の4年制大学進学率上昇も間接的に関係している可能性があります。

2024年時点の早稲田大学の学部総学生数は38,987人で、男女比率の概算は男性約61%、女性約39%とされています。

現在では、女子学生が早稲田大学の学部生の約4割を占めています。

一方で、2000年当時の早稲田大学における正確な男女比については、今回確認した資料からは把握できません。

そのため、「25年間で女子比率が何ポイント上昇した」と直接比較することはできません。

ただし、日本全体で女子の4年制大学進学が一般化し、早稲田を志望する女子受験生が増えたことは、国際系、社会科学系、文学・文化系などの学部人気を下支えした可能性があります。

もっとも、特定の学部の偏差値上昇を女子学生の増加だけで説明することはできません。

学部の昼間化、学部再編、入試制度、就職志向、学際的な学びへの関心など、複数の要因を合わせて考える必要があります。

早稲田大学そのものも25年間で変化した

学部序列が変化した背景には、早稲田大学そのものの変化があります。

2000年代には、学術院制度の導入、国際教養学部の設置、文学系・理工系学部の再編など、大規模な教育組織の改革が行われました。

外国人留学生も増加し、早稲田大学は国際化を積極的に進めています。

2000年度の外国人留学生数は1,153人でしたが、現在では5,000人を超える規模となっています。

ただし、年度によって外国人学生や留学生の集計定義が異なるため、完全に同一条件の比較ではない点には注意が必要です。

2000年前後の早稲田大学は、大規模な学生数と幅広い学部を抱える「マンモス私大」としての印象が強い大学でした。

現在はその伝統を残しながら、国際化、学際化、学部再編、研究力の強化を進める総合大学へと変化しています。

学部序列の変化は、単なる受験人気の変動ではなく、大学側が進めてきた改革の結果でもあるのです。

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2000年と現在で変わらない点

学部序列は大きく変化しましたが、変わらない点もあります。

政治経済学部と法学部は、現在も早稲田大学の上位学部です。

2000年に最上位だった政経・政治と法学部は、現在も偏差値67.5の高い難易度を維持しています。

また、理工系や文学系も学部名や組織は変わりましたが、現在まで高い入試難易度を維持しています。

つまり、伝統学部の評価が消えたのではなく、新設・再編された学部が上昇したことで、早稲田の上位層が厚くなったと考えるのが適切です。

早稲田大学の学部序列は縦型から横並び型へ

2000年の早稲田大学は、

政経・政治 > 法 > 政経・経済

という上位3学部・学科が比較的明確でした。

その下に理工、一文、教育、商が続き、社会科学、人間科学、二文が下位に位置する縦型の序列でした。

一方、現在は、

  • 政治経済学部経済学科
  • 社会科学部
  • 国際教養学部
  • 文学部の一部方式
  • 文化構想学部の一部方式

が偏差値70.0で並んでいます。

法学部、商学部、政経・政治、理工系上位学科なども67.5です。

つまり、現在は一部の学部だけが突出するのではなく、多くの学部が高い難易度で並ぶ横並び型の序列になっています。

早稲田大学の学部カーストはある?偏差値×就職データで見る“本当の評価軸”

早稲田大学ではどの学部を選ぶべきか

偏差値が高い学部が、すべての受験生にとって最適とは限りません。

学部を選ぶ際は、偏差値や序列だけでなく、次の点も確認する必要があります。

  • 学びたい分野
  • 入試科目との相性
  • 入学後のカリキュラム
  • ゼミや研究分野
  • 留学制度
  • キャンパス
  • 卒業後の進路
  • 過去問との相性

たとえば、社会科学部は幅広い分野を学べる一方、専門分野が最初から明確な受験生には、法学部、商学部、政治経済学部などの方が合う場合があります。

国際教養学部も、英語教育や留学に強い関心がある受験生には魅力的ですが、授業の多くを英語で受ける環境が自分に合うかを確認する必要があります。

理工系も、基幹・創造・先進で研究分野が異なります。

偏差値の順位だけで選ぶのではなく、自分が4年間学びたい内容から判断することが重要です。

まとめ:早稲田大学の学部序列は25年でどう変わった?2000年と現在の偏差値・人気学部を比較

2000年の早稲田大学では、政治経済学部政治学科、法学部、政治経済学部経済学科が上位を占めていました。

当時の序列は、

政経・政治 > 法 > 政経・経済 > 理工 > 一文 > 教育・社会科学系 > 商 > 教育全体 > 社会科学 > 人間科学 > 二文

という順番でした。

現在は、政治経済学部経済学科、社会科学部、国際教養学部、文学部、文化構想学部の一部方式が偏差値70.0となっています。

25年間で特に立ち位置が変わったのは社会科学部です。

夜間学部から昼夜開講制、完全昼間学部へと移行し、現在では早稲田の最難関学部の一つになりました。

政治経済学部では、2000年の政治学科優位から、現在は経済学科優位へ変化しています。

法学部は現在も難関ですが、他学部が上昇したことで、相対的な順位は下がりました。

さらに、2004年に国際教養学部が新設され、2007年には第一文学部・第二文学部と理工学部が再編されました。

こうした大学改革も、現在の学部序列を形づくっています。

2000年の早稲田大学が「政経・法を頂点とする縦型序列」だったとすれば、現在は「政経・社学・国際教養・文学系などが並ぶ横並び型序列」へ変化したといえるでしょう。

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出典一覧

  • 代々木ゼミナール「大学入試難易度ランキング」
    2000年の早稲田大学における学部・学科別偏差値の出典として使用。政治経済学部政治学科、法学部、政治経済学部経済学科、第一文学部、第二文学部、社会科学部などの当時の序列を比較しました。
    ※記事では、ご提供いただいた代ゼミ偏差値データを使用しています。
  • 旺文社 パスナビ「早稲田大学/偏差値・共通テスト得点率(ボーダーライン)」
    現在の学部・学科別偏差値の出典。掲載されている偏差値は河合塾提供のボーダーラインで、2027年度入試向け、2026年7月1日更新のデータです。政治経済学部、法学部、商学部、社会科学部、国際教養学部、文学部、文化構想学部、理工系学部、人間科学部などの比較に使用しました。
  • 早稲田大学「略年表」
    スポーツ科学部の設置、国際教養学部の設置、政治経済学部国際政治経済学科の設置、第一文学部・第二文学部および理工学部の再編時期を確認するために使用しました。
  • 早稲田大学社会科学部「学部概要」
    社会科学部が1966年に夜間学部として設置され、1998年に昼夜開講学部、2009年に昼間学部へ移行した経緯や、社会科学を横断して学ぶ学際的な教育方針の確認に使用しました。
  • 早稲田大学社会科学部「創設50周年記念事業」
    社会科学部の設置理念、勤労学生の減少、夜間学部から昼夜開講学部・昼間学部へ移行した背景、カリキュラム改革などの確認に使用しました。
  • 早稲田大学「外国人学生在籍数・外国人留学生在籍数」
    2025年11月1日時点の外国人学生数6,137人、在留資格「留学」を持つ外国人留学生数5,519人など、早稲田大学の国際化に関するデータに使用しました。
  • グローバル子女教育便利帳「【特集】帰国子女とその保護者目線で見る 東大・京大・早稲田・慶應Vol.9 ~早稲田大学 OB・OG編~」
    2024年時点の早稲田大学の学部総学生数38,987人と、男女比率の概算「男性約61%、女性約39%」の出典として使用しました。

偏差値データに関する注意書き

2000年の偏差値は代々木ゼミナール、現在の偏差値はパスナビに掲載された河合塾のデータを使用しています。予備校、受験者層、偏差値の算出方法、入試科目および入試方式が異なるため、偏差値の数値を直接比較するのではなく、それぞれの時点における学部・学科の相対的な順位を中心に分析しています。

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この記事を書いた人

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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