私立女子大御三家の序列は?津田塾大学・東京女子大学・日本女子大学の人気ランキングを比較
「私立女子大御三家」と呼ばれることが多い大学に、津田塾大学・東京女子大学・日本女子大学があります。
いずれも100年以上の歴史を持つ名門女子大学であり、現在でも高い評価を受けている大学群です。
偏差値50台後半の学科や、共通テスト得点率80%前後が求められる学科もあり、「女子大だから入りやすい」とは言えない難易度を持っています。
ただし、一口に「私立女子大御三家」といっても、大学ごとに強みは異なります。
津田塾大学は、津田梅子によって創立された「女子英学塾」を前身とする伝統校です。
ちなみに、3大学の中で大学名に「女子」という文字が入っていない唯一の女子大学でもあります。
東京女子大学は、通称「トンジョ」と呼ばれ、リベラルアーツ教育に強みを持つ女子大学です。
日本女子大学は、通称「ポンジョ」と呼ばれ、国内初の女子大学として長い歴史を持ち、家政・文・人間社会・理学・建築・食科学・経済など幅広い学部を持つ総合型の女子大学です。
この記事では、津田塾大学・東京女子大学・日本女子大学の3大学について、偏差値、共通テスト得点率、志願者数、倍率、就職実績などをもとに、私立女子大御三家の序列やおすすめランキングをわかりやすく比較します。
- 私立女子大御三家とは?
- 私立女子大御三家の歴史を比較
- 私立女子大御三家の偏差値ランキング
- 共通テスト得点率ランキング
- 志願者数ランキング
- 倍率ランキング
- 私立女子大御三家の就職実績を比較
- 3大学で共通して人気の就職先
- 私立女子大御三家の序列は?
- 私立女子大御三家おすすめランキングTOP3
- 津田塾大学・東京女子大学・日本女子大学はどこがいい?
- 私立女子大御三家は難しい?
- まとめ:私立女子大御三家の序列は?津田塾大学・東京女子大学・日本女子大学の気ランキングを比較
- Q&A
- Q1. 私立女子大御三家とはどこの大学ですか?
- Q2. 私立女子大御三家の中で偏差値が高いのはどこですか?
- Q3. 私立女子大御三家のおすすめランキング1位はどこですか?
- Q4. ランキングの算出根拠は何ですか?
- Q5. 津田塾大学は女子大学ですか?
- Q6. 東京女子大学は何と略されますか?
- Q7. 日本女子大学は何と略されますか?
- Q8. 私立女子大御三家で一番人気があるのはどこですか?
- Q9. 私立女子大御三家は就職に強いですか?
- Q10. 教員や公務員に強い女子大学はどこですか?
- Q11. 津田塾大学の強みは何ですか?
- Q12. 東京女子大学の強みは何ですか?
- Q13. 日本女子大学の強みは何ですか?
- Q14. 私立女子大御三家はどこを選べばいいですか?
- 出典一覧
私立女子大御三家とは?
私立女子大御三家とは、一般的に次の3大学を指します。
| 大学名 | 略称・通称 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 津田塾大学 | 津田塾 | 英語教育・国際性・少人数教育に強い伝統校 |
| 東京女子大学 | トンジョ | リベラルアーツ教育に強い女子大学 |
| 日本女子大学 | ポンジョ | 国内初の女子大学で、学部の幅が広い総合型女子大学 |
3大学はいずれも首都圏の名門女子大学として知られています。
ただし、偏差値だけで見れば日本女子大学が上位に入りやすく、志願者数では東京女子大学が目立ち、伝統や英語教育のブランドでは津田塾大学が強いなど、評価軸によって序列は変わります。
そのため、「私立女子大御三家の中でどこが一番上か」を考える場合は、単純な順位ではなく、目的別に比較することが重要です。
私立女子大御三家の歴史を比較

まずは、創立・前身の古い順に3大学の歴史を見ていきます。
| 順位 | 大学名 | 創立・前身 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 津田塾大学 | 1900年 | 津田梅子による女子英学塾が前身 |
| 2位 | 日本女子大学 | 1901年 | 国内初の女子大学として設立 |
| 3位 | 東京女子大学 | 1918年 | キリスト教精神に基づくリベラルアーツ教育 |
津田塾大学は1900年創立の伝統校
津田塾大学は、1900年に津田梅子によって創立された「女子英学塾」を前身とする女子大学です。
英語教育や国際性に強いイメージがあり、少人数教育を重視している点も特徴です。
また、授業期間外を利用して海外プログラムやインターンシップなどを経験し、大学での学びに生かす「学外学修」の制度もあります。
私立女子大御三家の中では、大学名に「女子」という言葉が入っていない点も特徴的です。
日本女子大学は1901年設立の国内初の女子大学
日本女子大学は、1901年に国内初の女子大学として設立されました。
「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」という三綱領のもと、自ら学び、社会に貢献できる人材の育成を行っています。
人文・自然・社会科学を網羅する総合大学でありながら、少人数教育を重視している点も魅力です。
また、全学部が1つのキャンパスに集まっているため、文理融合型の多様な学びができる環境も整っています。
東京女子大学は1918年創立のリベラルアーツ型女子大学
東京女子大学は、1918年の創立以来、キリスト教の精神に基づくリベラルアーツ教育を行ってきた女子大学です。
現代教養学部のみの1学部制ですが、文系・理系を含む幅広い専攻が1つのキャンパスに集まっています。
近年では、AI・データサイエンス科目の必修化、留学必修の選抜プログラム、コース制や副専攻制度の拡充など、時代に合わせた教育改革も進めています。
私立女子大御三家の偏差値ランキング
次に、学部・学科ごとの偏差値ランキングを見ていきます。
複数の入試方式がある場合は、最も高い偏差値を基準にしています。
| 順位 | 偏差値 | 大学・学部・学科 |
|---|---|---|
| 1位 | 57.5 | 日本女子大学 人間社会学部 心理学科 |
| 1位 | 57.5 | 日本女子大学 食科学部 栄養学科 |
| 3位 | 55.0 | 日本女子大学 文学部 歴史文化学科 |
| 3位 | 55.0 | 日本女子大学 人間社会学部 現代社会学科 |
| 3位 | 55.0 | 日本女子大学 食科学部 食科学科 |
| 3位 | 55.0 | 日本女子大学 経済学部 経済学科 |
| 3位 | 55.0 | 東京女子大学 現代教養学部 人文学科 日本文学文化専攻 |
| 3位 | 55.0 | 東京女子大学 現代教養学部 心理学科 |
| 9位 | 52.5 | 日本女子大学 家政学部 児童学科 |
| 9位 | 52.5 | 日本女子大学 家政学部 被服学科 |
| 9位 | 52.5 | 日本女子大学 文学部 日本語日本文学科 |
| 9位 | 52.5 | 日本女子大学 文学部 英文学科 |
| 9位 | 52.5 | 日本女子大学 人間社会学部 教育学科 |
| 9位 | 52.5 | 日本女子大学 国際文化学部 国際文化学科 |
| 9位 | 52.5 | 日本女子大学 建築デザイン学部 建築デザイン学科 |
| 9位 | 52.5 | 東京女子大学 現代教養学部 人文学科 哲学専攻 |
| 9位 | 52.5 | 東京女子大学 現代教養学部 人文学科 英語圏文化専攻 |
| 9位 | 52.5 | 東京女子大学 現代教養学部 人文学科 歴史文化専攻 |
| 9位 | 52.5 | 東京女子大学 現代教養学部 経済経営学科 |
| 9位 | 52.5 | 津田塾大学 総合政策学部 総合政策学科 |
偏差値ランキングを見ると、日本女子大学が上位に多く入っていることがわかります。
特に、日本女子大学の人間社会学部心理学科、食科学部栄養学科は偏差値57.5と高く、御三家の中でも難易度が高い学科です。
また、文学部歴史文化学科、人間社会学部現代社会学科、食科学部食科学科、経済学部経済学科も偏差値55.0となっており、日本女子大学は難関学科の層が厚い大学といえます。
東京女子大学も、現代教養学部の日本文学文化専攻、心理学科が偏差値55.0で上位に入っています。
津田塾大学は、総合政策学部総合政策学科が偏差値52.5でランクインしています。
偏差値だけで見ると、私立女子大御三家の中では日本女子大学がやや優勢といえます。
共通テスト得点率ランキング
続いて、共通テスト利用入試のボーダー得点率を比較します。
こちらも複数方式がある場合は、最も高い得点率を基準にしています。
| 順位 | 得点率 | 大学・学部・学科 |
|---|---|---|
| 1位 | 82% | 日本女子大学 食科学部 食科学科 |
| 2位 | 80% | 日本女子大学 食科学部 栄養学科 |
| 3位 | 79% | 日本女子大学 人間社会学部 現代社会学科 |
| 3位 | 79% | 津田塾大学 総合政策学部 総合政策学科 |
| 5位 | 78% | 日本女子大学 建築デザイン学部 建築デザイン学科 |
| 5位 | 78% | 日本女子大学 経済学部 経済学科 |
| 7位 | 77% | 東京女子大学 現代教養学部 国際社会学科 |
| 8位 | 76% | 日本女子大学 家政学部 被服学科 |
| 8位 | 76% | 日本女子大学 文学部 歴史文化学科 |
| 8位 | 76% | 日本女子大学 理学部 化学生命科学科 |
| 8位 | 76% | 日本女子大学 国際文化学部 国際文化学科 |
| 8位 | 76% | 東京女子大学 現代教養学部 人文学科 哲学専攻 |
共通テスト得点率でも、日本女子大学の強さが目立ちます。
特に食科学部食科学科は82%、食科学部栄養学科は80%と高く、共通テスト利用入試ではかなり高得点が求められます。
また、日本女子大学の人間社会学部現代社会学科、建築デザイン学部、経済学部、国際文化学部なども上位に入っています。
一方で、津田塾大学総合政策学部総合政策学科も79%で3位に入っており、共通テスト利用では高い水準です。
東京女子大学も、国際社会学科が77%、人文学科哲学専攻が76%となっており、安定した難易度を持っています。
共通テスト得点率で見ても、難易度面では日本女子大学がやや優勢ですが、津田塾大学や東京女子大学にも高得点が必要な学科があります。
志願者数ランキング
次に、2025年度入試における学部ごとの志願者数ランキングを見ていきます。
| 順位 | 大学・学部 | 志願者数 |
|---|---|---|
| 1位 | 東京女子大学 現代教養学部 | 8,274人 |
| 2位 | 津田塾大学 学芸学部 | 3,287人 |
| 3位 | 日本女子大学 文学部 | 2,958人 |
| 4位 | 日本女子大学 人間社会学部 | 2,836人 |
| 5位 | 日本女子大学 理学部 | 1,319人 |
| 6位 | 日本女子大学 家政学部 | 1,125人 |
| 7位 | 津田塾大学 総合政策学部 | 1,097人 |
| 8位 | 日本女子大学 国際文化学部 | 917人 |
| 9位 | 日本女子大学 食科学部 | 802人 |
| 10位 | 日本女子大学 建築デザイン学部 | 661人 |
志願者数で見ると、東京女子大学の現代教養学部が8,274人で圧倒的に多いことがわかります。
東京女子大学は1学部制であるため、志願者が現代教養学部に集中しやすい構造ではありますが、それでも8,000人を超える志願者数は非常に大きな数字です。
この点から、東京女子大学は受験生からの認知度や人気が高い大学といえます。
津田塾大学は学芸学部が3,287人で2位に入っています。伝統ある女子大としてのブランド力が、現在でも一定の人気を集めていることがわかります。
日本女子大学は学部が多いため、志願者が分散していますが、文学部、人間社会学部、理学部、家政学部など複数の学部で安定した志願者数を集めています。
志願者数という人気面では、東京女子大学が非常に強いといえます。
倍率ランキング
次に、2025年度入試における倍率ランキングを見ていきます。
倍率は、学部・学科・入試方式ごとに比較しています。
| 順位 | 倍率 | 大学・学部・学科・方式 |
|---|---|---|
| 1位 | 15.0倍 | 東京女子大学 現代教養学部 人文学科 歴史文化専攻(共テ3月期) |
| 2位 | 9.0倍 | 日本女子大学 食科学部 食科学科(共テ前期3・4科目型) |
| 3位 | 7.6倍 | 日本女子大学 人間社会学部 心理学科(総合型選抜) |
| 4位 | 7.4倍 | 日本女子大学 食科学部 食科学科(一般入試2科目) |
| 5位 | 5.9倍 | 東京女子大学 現代教養学部 心理学科(一般外検利用型) |
| 5位 | 5.9倍 | 日本女子大学 人間社会学部 心理学科(英語外部試験利用型) |
| 5位 | 5.9倍 | 日本女子大学 人間社会学部 現代社会学科(総合型選抜) |
| 5位 | 5.9倍 | 日本女子大学 食科学部 栄養学科(一般入試2科目) |
| 9位 | 5.8倍 | 日本女子大学 人間社会学部 社会福祉学科(共テ後期) |
| 9位 | 5.8倍 | 津田塾大学 総合政策学部 総合政策学科(共テ後期C2教科型) |
倍率では、東京女子大学現代教養学部人文学科歴史文化専攻の共テ3月期が15.0倍で突出しています。
ただし、共通テスト3月期や後期入試、総合型選抜などは募集人数が少ないため、倍率が高く出やすい点には注意が必要です。
日本女子大学は、食科学部食科学科、人間社会学部心理学科、食科学部栄養学科などが高倍率となっています。
津田塾大学は、総合政策学部総合政策学科の共テ後期C2教科型が5.8倍でランクインしています。
倍率だけで大学全体の難易度を判断するのは危険ですが、入試方式によっては非常に競争が激しくなることがわかります。
私立女子大御三家の就職実績を比較

私立女子大御三家は、就職面でも高い実績を持っています。
3大学に共通して目立つのは、次のような業界です。
| 業界 | 主な企業・進路 |
|---|---|
| コンサル・IT・通信 | アクセンチュア、日本IBM、NEC、NTTドコモ、富士通など |
| 航空 | 日本航空、全日本空輸 |
| 金融・保険 | 日本生命保険、明治安田生命保険、SMBC日興証券など |
| 公務員 | 国家公務員、特別区、地方公務員など |
| 教員 | 幼小中高教員など |
日本女子大学の主な就職先
日本女子大学は、学部が多いため就職先の幅が広いことが特徴です。
家政学部では、公務員、教員、りそな銀行、エームサービス、住友林業、清水建設、旭化成ホームズ、三菱地所プロパティマネジメント、日本航空、住友生命保険、日本生命保険などへの就職実績があります。
文学部では、公務員、教員、日本生命保険、KDDI、SMBC日興証券、アクセンチュア、日本郵便、大塚商会、良品計画、全日本空輸、ニトリ、マイナビなどが挙げられます。
人間社会学部では、教員、公務員、明治安田生命保険、日本生命保険、住友生命保険、第一生命保険、日本IBM、富士ソフト、日立ソリューションズ、全日本空輸、パーソルキャリアなどがあります。
理学部では、公務員、日本電気、日本IBM、ドコモ・テクノロジ、東日本旅客鉄道、東芝デジタルソリューションズ、日立システムズ、NTTコムウェア、TISなどのIT・技術系企業も目立ちます。
日本女子大学は、教員・公務員・金融・IT・航空・住宅・建設など、進路の幅が非常に広い大学といえます。
東京女子大学の主な就職先
東京女子大学の現代教養学部では、アクセンチュア、国家公務員一般職、東京都特別区職員Ⅰ類、全日本空輸、日本年金機構、ニトリ、日本航空、富国生命保険、明治安田生命保険、キヤノンITソリューションズ、日本生命保険、日本電気、マイナビ、三井不動産リアルティなどへの就職実績があります。
東京女子大学は、1学部制でありながら、コンサル、公務員、航空、金融、IT、不動産、法律事務所など、文系総合職系に強い印象があります。
特にアクセンチュア、航空、公務員、金融系の就職先が目立ちます。
津田塾大学の主な就職先
津田塾大学の学芸学部では、日本航空、SMBC日興証券、アフラック生命保険、アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業、NTTドコモ、日本総合研究所、アクセンチュア、ダイキン工業、TOPPANなどへの就職実績があります。
総合政策学部では、富士通、BIPROGY、アクセンチュア、日本IBM、ANAエアポートサービス、日本航空、日本通運、KADOKAWAなどが挙げられます。
津田塾大学は学生数が比較的多い大学ではありませんが、その中で航空、金融、IT、コンサル、法律事務所、出版・メディア系などへの就職実績があります。
そのため、津田塾大学は「少数精鋭型」の就職実績を持つ女子大学といえます。
3大学で共通して人気の就職先
3大学で共通して人気が高い業界として、コンサル・IT・通信業界、航空業界、金融・保険業界、公務員・教員が挙げられます。
アクセンチュアは3大学すべてから就職者がいる
コンサル・IT系では、アクセンチュアが3大学すべての就職先に入っています。
東京女子大学からは10名、津田塾大学からは学芸学部3名・総合政策学部3名、日本女子大学からは文学部2名が就職しています。
アクセンチュアのような人気企業に3大学すべてから就職者が出ている点は、私立女子大御三家の就職力を示す材料といえます。
また、日本IBMやNECなどのIT・通信系企業も複数大学で就職実績があります。
JAL・ANAなど航空業界にも強い
航空業界も、女子大御三家で人気の高い進路です。
日本航空には、津田塾大学学芸学部から9名、総合政策学部から2名、東京女子大学から6名、日本女子大学家政学部から3名が就職しています。
全日本空輸には、東京女子大学から6名、日本女子大学人間社会学部から3名、文学部から2名が就職しています。
航空業界は伝統的に女子大生から人気が高い業界ですが、3大学とも実績があります。
金融・保険業界にも安定した実績
金融・保険業界では、日本生命保険、明治安田生命保険、SMBC日興証券などが目立ちます。
日本女子大学では、日本生命保険に人間社会学部5名、文学部4名、家政学部3名が就職しています。
東京女子大学からも日本生命保険に4名、明治安田生命保険に5名が就職しています。
津田塾大学では、SMBC日興証券に学芸学部から4名が就職しています。
金融・保険業界は、安定志向の学生に人気があり、3大学とも実績を持っています。
公務員・教員も人気が高い
民間企業だけでなく、公務員や教員も3大学で人気の進路です。
特に日本女子大学では、公務員が全学部合計で100名以上にのぼり、教員も人間社会学部43名、家政学部13名など、多くの実績があります。
東京女子大学でも、国家公務員一般職や東京都特別区職員Ⅰ類が上位の就職先に入っています。
安定した進路を目指す学生にとって、私立女子大御三家は有力な選択肢といえます。
私立女子大御三家の序列は?
ここまで、偏差値、共通テスト得点率、志願者数、倍率、就職実績を見てきました。
では、私立女子大御三家の序列はどのように考えればよいのでしょうか。
結論から言えば、評価軸によって序列は変わります。
| 評価軸 | 優位に見える大学 |
|---|---|
| 偏差値 | 日本女子大学 |
| 共通テスト得点率 | 日本女子大学 |
| 志願者数・人気 | 東京女子大学 |
| 倍率の高さ | 東京女子大学・日本女子大学 |
| 就職先の幅広さ | 日本女子大学 |
| 文系総合職・リベラルアーツ | 東京女子大学 |
| 英語・国際性・少数精鋭 | 津田塾大学 |
| 教員・公務員 | 日本女子大学・東京女子大学 |
| 少数精鋭の大手就職 | 津田塾大学 |
入試難易度だけで見ると、日本女子大学が上位に入る学科を多く持っています。
志願者数や受験生からの人気では、東京女子大学が非常に強いです。
津田塾大学は、偏差値ランキングでは日本女子大学ほど上位を独占しているわけではありませんが、英語教育、国際性、少人数教育、少数精鋭型の就職実績に強みがあります。
そのため、総合的には次のように整理できます。
| タイプ | おすすめの大学 |
|---|---|
| 難易度・学科の幅で選びたい | 日本女子大学 |
| 人気・リベラルアーツ・文系総合職を重視したい | 東京女子大学 |
| 伝統・英語・国際性・少数精鋭感を重視したい | 津田塾大学 |
私立女子大御三家おすすめランキングTOP3

ここでは、偏差値だけでなく、共通テスト得点率、志願者数、倍率、就職実績、学部の幅広さ、ブランド力を総合して、私立女子大御三家のおすすめランキングを作成します。
ただし、このランキングは「大学そのものの優劣」を一方的に決めるものではありません。
受験生が大学選びをしやすいように、入試難易度・人気・就職・学びの幅を総合した目安として整理しています。
ランキングの算出根拠
今回のおすすめランキングでは、以下の5項目を重視しました。
| 評価項目 | 内容 |
|---|---|
| 入試難易度 | 偏差値、共通テスト得点率、倍率を総合して評価 |
| 人気度 | 2025年度入試の志願者数を評価 |
| 就職実績 | 大手企業、公務員、教員、IT・コンサル、航空、金融への実績を評価 |
| 学びの幅 | 学部・学科の多様性、文理融合、リベラルアーツ教育などを評価 |
| ブランド・伝統 | 創立の歴史、女子教育における知名度、大学ごとの特色を評価 |
特に、入試難易度だけでランキングを作ると日本女子大学が強くなり、志願者数だけで見ると東京女子大学が上位になります。
また、伝統や英語教育、少数精鋭型の就職実績を重視すると津田塾大学の評価が高くなります。
そのため、本記事では1つの指標だけでなく、難易度・人気・就職・学びの幅・ブランド力を総合してランキング化しています。
1位:日本女子大学
私立女子大御三家のおすすめランキング1位は、日本女子大学です。
日本女子大学を1位とした理由は、入試難易度、学部の幅広さ、就職実績のバランスが非常に優れているためです。
偏差値ランキングでは、人間社会学部心理学科、食科学部栄養学科が偏差値57.5でトップに入りました。
また、文学部歴史文化学科、人間社会学部現代社会学科、食科学部食科学科、経済学部経済学科なども偏差値55.0で上位に入っています。
共通テスト得点率でも、食科学部食科学科が82%、食科学部栄養学科が80%と高く、御三家の中でも難関学科の層が厚い大学です。
さらに、日本女子大学は学部の幅が広い点も大きな強みです。家政学部、文学部、人間社会学部、理学部、国際文化学部、建築デザイン学部、食科学部、経済学部など、文系・理系・生活科学系・建築系まで幅広い選択肢があります。
就職面でも、教員、公務員、金融、IT、航空、住宅、建設など多様な進路に実績があります。
特に公務員や教員の実績が厚く、安定した進路を目指す受験生にも向いています。
日本女子大学は、難易度・学部の幅・就職の安定感を総合的に見たとき、私立女子大御三家の中でも最もバランスが取れた大学といえます。
2位:東京女子大学
おすすめランキング2位は、東京女子大学です。
東京女子大学を2位とした理由は、志願者数の多さ、リベラルアーツ教育の強さ、文系総合職系への就職実績が目立つためです。
2025年度入試の志願者数では、東京女子大学現代教養学部が8,274人で1位となっています。
1学部制のため志願者が集中しやすい面はありますが、それでも御三家の中で圧倒的な志願者数を集めている点は、受験生からの人気の高さを示しています。
また、東京女子大学は現代教養学部のみの1学部制ですが、その中に人文、国際社会、心理、経済経営など幅広い分野があります。リベラルアーツ教育を通じて、専門分野に閉じずに幅広く学べる点が大きな特徴です。
就職面では、アクセンチュア、国家公務員一般職、東京都特別区職員Ⅰ類、全日本空輸、日本航空、日本生命保険、明治安田生命保険、日本電気、三井不動産リアルティなどへの実績があります。
特に、コンサル、公務員、航空、金融、IT、不動産など、文系総合職系の進路に強い印象があります。
偏差値や共通テスト得点率では日本女子大学ほど上位学科の数は多くありませんが、人気度とリベラルアーツ教育、就職実績を総合すると、東京女子大学は御三家の中でも非常におすすめ度の高い大学です。
3位:津田塾大学
おすすめランキング3位は、津田塾大学です。
3位としていますが、津田塾大学の評価が低いという意味ではありません。
むしろ、英語教育、国際性、少人数教育、伝統的なブランド力を重視する人にとっては、3大学の中で最も魅力的な選択肢になる場合もあります。
津田塾大学は、1900年に津田梅子が創立した女子英学塾を前身とする伝統校です。
私立女子大御三家の中で、大学名に「女子」が入らない唯一の女子大学でもあります。
入試データでは、総合政策学部総合政策学科が偏差値52.5、共通テスト得点率79%で上位に入っています。また、共テ後期C2教科型では倍率5.8倍となっており、方式によっては高い競争率があります。
就職面では、日本航空、SMBC日興証券、アフラック生命保険、NTTドコモ、日本総合研究所、アクセンチュア、富士通、BIPROGY、日本IBM、KADOKAWAなどへの実績があります。
学生数が比較的多い大学ではない中で、大手企業や人気業界への就職実績があるため、少数精鋭型の大学といえます。
津田塾大学は、学部数や志願者数の規模では日本女子大学・東京女子大学に比べて目立ちにくい部分があります。
しかし、伝統、英語、国際性、少人数教育、大手就職の質を重視する受験生にとっては、非常に価値の高い大学です。
おすすめランキングまとめ
| ランキング | 大学名 | 評価ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | 日本女子大学 | 難易度・学部の幅・就職実績の総合力が高い |
| 2位 | 東京女子大学 | 志願者数・人気・リベラルアーツ・文系就職に強い |
| 3位 | 津田塾大学 | 英語・国際性・伝統・少数精鋭型の就職実績が魅力 |
総合ランキングでは日本女子大学を1位としましたが、これは「どの受験生にも日本女子大学が最適」という意味ではありません。
幅広い学部から選びたい人や、教員・公務員・理系・生活科学系も含めて考えたい人には日本女子大学が向いています。
リベラルアーツ教育や文系総合職、人気度を重視する人には東京女子大学が向いています。
英語教育、国際性、少人数教育、伝統的な女子教育のブランドを重視する人には津田塾大学が向いています。
つまり、私立女子大御三家のおすすめランキングは、最終的には「何を重視するか」で変わります。
津田塾大学・東京女子大学・日本女子大学はどこがいい?
3大学のどこを選ぶべきかは、志望する学問分野や将来の進路によって変わります。
津田塾大学が向いている人
津田塾大学は、英語、国際系、政策系、少人数教育に魅力を感じる人に向いています。
また、伝統ある環境でしっかり学びたい人、少数精鋭の雰囲気を重視する人にも合いやすい大学です。
就職面では、航空、金融、IT、コンサル、法律事務所などへの実績があり、規模以上に存在感があります。
東京女子大学が向いている人
東京女子大学は、リベラルアーツ教育を通じて幅広く学びたい人に向いています。
現代教養学部の中で、人文・社会・心理・国際・経済経営などを横断的に学べる点が魅力です。
また、志願者数が非常に多く、受験生からの人気も高い大学です。
就職面では、コンサル、公務員、航空、金融、IT、不動産など、文系総合職系に強みがあります。
日本女子大学が向いている人
日本女子大学は、学部・学科の選択肢を重視する人に向いています。
家政学部、文学部、人間社会学部、理学部、国際文化学部、建築デザイン学部、食科学部、経済学部など、幅広い分野があります。
偏差値や共通テスト得点率でも上位に入る学科が多く、入試難易度の高い学科もそろっています。
就職面では、教員、公務員、金融、IT、航空、住宅、建設など幅広い進路に対応しており、総合力の高い女子大学といえます。
私立女子大御三家は難しい?
私立女子大御三家は、女子大学の中でも難易度が高い大学群です。
特に日本女子大学の食科学部や人間社会学部、東京女子大学の心理学科や人文学系、津田塾大学の総合政策学部などは、高い偏差値や共通テスト得点率を示しています。
共通テスト利用入試では、日本女子大学食科学部食科学科が82%、食科学部栄養学科が80%、津田塾大学総合政策学部が79%となっており、かなり高得点が必要です。
そのため、「女子大だから入りやすい」と考えるのは危険です。
私立女子大御三家は、学科や入試方式によっては十分に難関私大レベルの競争があります。
東京四大学の序列・ランキングは?学習院・成蹊・成城・武蔵を偏差値・就職・人気で比較
まとめ:私立女子大御三家の序列は?津田塾大学・東京女子大学・日本女子大学の気ランキングを比較
私立女子大御三家である津田塾大学・東京女子大学・日本女子大学は、いずれも長い歴史と高い教育力を持つ名門女子大学です。
偏差値や共通テスト得点率で見ると、日本女子大学が上位に入る学科を多く持っています。
志願者数では、東京女子大学の現代教養学部が8,274人と圧倒的で、受験生からの人気の高さが目立ちます。
津田塾大学は、英語教育、国際性、少人数教育、少数精鋭型の就職実績に強みがあります。
就職面では、3大学ともアクセンチュア、日本IBM、NEC、日本航空、全日本空輸、日本生命保険、明治安田生命保険、公務員、教員などに実績があり、十分に高い就職力を持っています。
総合的なおすすめランキングでは、難易度・学部の幅・就職実績のバランスを評価して、日本女子大学を1位、志願者数やリベラルアーツ教育に強い東京女子大学を2位、英語・国際性・少数精鋭感に強い津田塾大学を3位としました。
ただし、これは大学の優劣を単純に決めるものではありません。
私立女子大御三家は、それぞれに強みが異なります。
- 入試難易度や学部の幅で選ぶなら、日本女子大学
- 志願者数・人気・リベラルアーツ教育で選ぶなら、東京女子大学
- 伝統・英語教育・国際性・少数精鋭感で選ぶなら、津田塾大学
- 就職実績は3大学とも高水準で、得意分野が異なる
つまり、私立女子大御三家は単純に「どこが一番上」と決めるよりも、志望学部、学びたい分野、将来の進路に合わせて選ぶべき大学群です。
Q&A

Q1. 私立女子大御三家とはどこの大学ですか?
一般的には、津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学の3大学を指すことが多いです。いずれも首都圏の伝統ある名門女子大学です。
Q2. 私立女子大御三家の中で偏差値が高いのはどこですか?
提供された資料では、日本女子大学の人間社会学部心理学科、食科学部栄養学科が偏差値57.5で最上位です。偏差値上位の学科数でも日本女子大学が目立ちます。
Q3. 私立女子大御三家のおすすめランキング1位はどこですか?
本記事では、偏差値、共通テスト得点率、学部の幅広さ、就職実績を総合して、日本女子大学をおすすめランキング1位としました。
Q4. ランキングの算出根拠は何ですか?
入試難易度、志願者数、就職実績、学びの幅、ブランド・伝統の5項目を総合して評価しています。偏差値だけ、志願者数だけで決めているわけではありません。
Q5. 津田塾大学は女子大学ですか?
はい、津田塾大学は女子大学です。ただし、大学名に「女子」という文字が入っていない点が特徴です。
Q6. 東京女子大学は何と略されますか?
東京女子大学は、一般的に「トンジョ」と略されることがあります。
Q7. 日本女子大学は何と略されますか?
日本女子大学は、一般的に「ポンジョ」と略されることがあります。
Q8. 私立女子大御三家で一番人気があるのはどこですか?
志願者数で見ると、東京女子大学現代教養学部が8,274人と非常に多く、人気の高さが目立ちます。ただし、東京女子大学は1学部制のため志願者が集中しやすい点も考慮する必要があります。
Q9. 私立女子大御三家は就職に強いですか?
はい、3大学とも就職実績は良好です。アクセンチュア、日本IBM、NEC、日本航空、全日本空輸、日本生命保険、明治安田生命保険、公務員、教員などへの就職実績があります。
Q10. 教員や公務員に強い女子大学はどこですか?
提供された資料では、日本女子大学が教員・公務員の実績で目立ちます。東京女子大学も国家公務員一般職や東京都特別区職員Ⅰ類などへの実績があります。
Q11. 津田塾大学の強みは何ですか?
津田塾大学の強みは、英語教育、国際性、少人数教育、伝統的なブランド力、少数精鋭型の就職実績です。航空、金融、IT、コンサル、法律事務所などへの就職実績があります。
Q12. 東京女子大学の強みは何ですか?
東京女子大学の強みは、リベラルアーツ教育、幅広い専攻を持つ現代教養学部、志願者数の多さ、文系総合職系への就職実績です。
Q13. 日本女子大学の強みは何ですか?
日本女子大学の強みは、国内初の女子大学としての歴史、学部・学科の幅広さ、偏差値上位学科の多さ、教員・公務員・金融・IT・航空などへの幅広い就職実績です。
Q14. 私立女子大御三家はどこを選べばいいですか?
難易度や学部の幅を重視するなら日本女子大学、リベラルアーツや人気を重視するなら東京女子大学、英語・国際性・少数精鋭感を重視するなら津田塾大学が向いています。
出典一覧
本記事で使用した偏差値、共通テスト得点率、倍率、志願者数、就職先などの入試・進路データは、すべて以下の情報をもとに作成しています。
- パスナビ|津田塾大学
入試難易度、偏差値、共通テスト得点率、倍率、志願者数、学部情報、主な就職先 - パスナビ|東京女子大学
入試難易度、偏差値、共通テスト得点率、倍率、志願者数、学部情報、主な就職先 - パスナビ|日本女子大学
入試難易度、偏差値、共通テスト得点率、倍率、志願者数、学部情報、主な就職先
参考データの扱いについて
本記事では、パスナビに掲載されている各大学・学部・学科の情報をもとに、私立女子大御三家である津田塾大学・東京女子大学・日本女子大学を比較しています。
偏差値や共通テスト得点率は、学部・学科および入試方式によって異なるため、複数方式がある場合は、提供資料に基づき最も高い数値を比較対象としています。
また、倍率や志願者数は2025年度入試のデータをもとにしています。倍率は入試方式や募集人数によって大きく変動するため、大学全体の難易度を単純に示すものではなく、あくまで入試方式ごとの競争状況を示す参考値として扱っています。

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。


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