国立看護大学校は「厳しい」?「頭いい」と言われる理由や学生生活の実態を徹底解説
「国立看護大学校は厳しいと聞いたけれど本当なの?」
看護系大学への進学を考えている受験生の中には、このような疑問を持つ方も多いでしょう。
国立看護大学校は、一般的な看護大学とは異なり、厚生労働省が設置した「大学校」です。
国立がん研究センターや国立循環器病研究センターなど、日本の医療政策を支える高度専門医療機関で活躍する看護師・助産師の育成を目的としています。
そのため、授業や実習のレベルは高く、「厳しい学校」として知られています。
本記事では、国立看護大学校が厳しいと言われる理由や偏差値、倍率、就職実績、サポート体制について詳しく解説します。
国立看護大学校とは
国立看護大学校は2001年に厚生労働省によって設立された省庁大学校です。
現在は国立健康危機管理研究機構(JIHS)の一部として運営されており、国の政策医療を支える看護職の育成を目的としています。
キャンパスは東京都清瀬市にあり、1学年約100名の少人数教育を実施しています。
大学校という名称ですが、卒業時には学士(看護学)が授与され、看護師国家試験受験資格を取得できます。また、選抜制の助産師コースでは助産師国家試験受験資格も取得可能です。
国立看護大学校が厳しいと言われる8つの理由

国の政策医療を担う人材育成機関だから
国立看護大学校は、一般的な看護大学とは目的が異なります。
国立健康危機管理研究機構(JIHS)や国立高度専門医療研究センター(NCs)で活躍できる高度な看護師を育成するため、高い専門性が求められます。
日本最高峰レベルの医療機関で実習を行うから
実習先には、
- 国立がん研究センター
- 国立循環器病研究センター
- 国立精神・神経医療研究センター
- 国立成育医療研究センター
- 国立長寿医療研究センター
などが含まれます。
最先端医療の現場で学べる一方で、学生に求められるレベルも非常に高くなります。
過密なカリキュラムをこなす必要があるから
授業だけでなく、
- 技術演習
- グループワーク
- 課題学習
- 国家試験対策
が並行して進みます。
特に3年生以降は実習の比重が大きくなり、多忙な日々を送ることになります。
実習期間中の負担が大きいから
看護学生にとって最も大変と言われるのが臨地実習です。
日中は病院で実習を行い、帰宅後は看護計画の作成や記録、翌日の準備を行います。
実習期間中は睡眠時間を削って課題に取り組む学生も少なくありません。
助産師コースはさらに厳しいから
国立看護大学校には助産師国家試験受験資格を取得できる助産科目履修コースがあります。
しかし定員は10名以内で、3年次後期に選抜が実施されます。
助産コースに進むと卒業までに147単位以上の修得が必要となり、通常課程以上に厳しい学習環境となります。
学生寮がなく自己管理能力が求められるから
国立看護大学校には専用学生寮がありません。
地方出身者はアパートなどで一人暮らしをしながら学業に取り組む必要があります。
勉強だけでなく、
- 食事
- 洗濯
- 掃除
- 家計管理
なども自分で行わなければなりません。
アルバイトとの両立が難しいから
実習期間中は病院実習と課題で忙しくなるため、アルバイトの時間を確保することが難しくなります。
学業優先の生活になる学生が多いのも特徴です。
国家試験合格率99%超を維持する教育が行われているから
国立看護大学校の看護師国家試験平均合格率は99.1%です。
全国平均89.8%を大きく上回っています。
この高い実績を支えるため、日頃から厳格な学習指導が行われています。
国立看護大学校は頭いい?
国立看護大学校の看護学部偏差値は47.5です。
数字だけを見ると突出して高いわけではありません。
しかし、倍率は毎年2倍以上を維持しています。
| 年度 | 志願者数 | 倍率 |
|---|---|---|
| 2025年度 | 364名 | 2.1倍 |
| 2024年度 | 394名 | 2.5倍 |
| 2023年度 | 364名 | 2.3倍 |
| 2022年度 | – | 2.6倍 |
全国から目的意識の高い受験生が集まるため、偏差値以上に競争率が高い学校といえるでしょう。
「頭がいい」というよりも、
高度医療に携わりたいという強い志を持った学生が多い学校
という表現が適切です。
国家試験合格率は全国トップクラス
看護師国家試験合格率は長年にわたり高水準を維持しています。
2025年度は受験者107名全員が合格し、合格率100%を達成しました。
助産師国家試験も平均99.1%という非常に高い合格率を誇っています。
この実績からも教育の質の高さがうかがえます。
国立看護大学校は厳しいだけではない

チューター制度が充実している
学生一人ひとりに担当教員が付きます。
学業だけでなく、進路や生活面の相談にも対応しています。
心理カウンセリングを利用できる
臨床心理士によるカウンセリング制度が整備されており、精神面のサポートも受けられます。
国家試験対策が手厚い
模擬試験や個別指導、国家試験対策委員会など、学校全体で国家試験合格を支援しています。
仲間との結束が強い
1学年約100名の少人数制のため、学生同士の距離が近く、助け合いながら学べる環境があります。
卒業後の就職先は非常に優秀
2024年度卒業生の進路は以下の通りです。
- 卒業者102名
- 就職希望者97名
- 就職者94名
- 進学者4名
主な就職先は、
- 国立国際医療センター(32名)
- 国立成育医療研究センター(15名)
- 国立がん研究センター中央病院(13名)
- 国立がん研究センター東病院(8名)
- 国立循環器病研究センター(6名)
となっています。
日本を代表する高度専門医療機関への就職実績は、国立看護大学校ならではの強みです。
国立看護大学校に向いている人
国立看護大学校に向いている人は次のような人です。
- 高度医療に興味がある
- 将来専門看護師を目指したい
- 国立高度専門医療研究センターで働きたい
- 勉強を継続できる
- チーム医療に魅力を感じる
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まとめ:国立看護大学校は「厳しい」?「頭いい」と言われる理由や学生生活の実態を徹底解説
国立看護大学校は確かに厳しい学校です。
過密なカリキュラムや高度な実習、国家試験対策など、学生には高いレベルが求められます。
しかし、その厳しさは学生をふるい落とすためのものではありません。
国家試験合格率99%超、日本最高峰の医療機関への就職実績が示すように、高度な看護師を育成するための厳しさです。
そのため、
「国立看護大学校は厳しいが、その厳しさに見合うだけの教育環境と将来性がある学校」
といえるでしょう。
出典一覧
本記事の作成にあたっては、以下の公式情報を参考にしています。



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