千葉工業大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
大学選びにおいて、偏差値や共通テスト得点率、入試方式ごとの合格難易度はとても気になるポイントです。
特に理系分野に強い千葉工業大学(千葉工大)は、AI・ロボット・宇宙・情報通信などの最先端分野で実践的な教育を行うことで知られています。
この記事では、千葉工業大学に合格するための最新データ(偏差値・得点率)や入試方式の仕組み、対策法、併願校の選び方までを詳しく解説します。
受験を検討する人の参考になれば幸いです。
千葉工業大学の概要
千葉工業大学は、1942年創立の日本最古の私立工業大学です。
「世界文化に技術で貢献する」を建学の精神とし、社会課題の解決に貢献できる技術者・研究者を育成しています。
キャンパスは津田沼キャンパス(JR津田沼駅前)と新習志野キャンパスの2拠点体制。アクセスの良さに加え、企業との共同研究やAI研究所など実践的な学びの場が整っています。
就職面でも非常に評価が高く、2024年の就職率は全学平均で97%超。三菱重工・富士通・日立製作所など大手企業への就職実績も豊富です。
学部別の偏差値・共通テスト得点率

| 学部 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 工学部 | 37.5~47.5 | 58%~80% |
| 創造工学部 | 42.5~50.0 | 63%~82% |
| 先進工学部 | 42.5~47.5 | 59%~78% |
| 情報変革科学部 | 45.0~52.5 | 69%~84% |
| 未来変革科学部 | 40.0~47.5 | 61%~74% |
(パスナビ調べ)
偏差値40〜50台前半の中堅上位理系大学であり、特に情報変革科学部は共通テスト得点率が最も高く、データサイエンス・AI分野志望者に人気です。
アドミッションポリシー(求める学生像)
千葉工業大学は、「技術を通して社会に貢献できる人材」を育てることを目標に掲げています。
そのため、次のような学生を求めています。
- 高校段階での数学・英語・理科・国語の基礎学力を備えている人
- 思考力・判断力・表現力を活用して課題に挑戦できる人
- 主体的に学び、粘り強く成し遂げる意欲を持つ人
学部別の特徴
- 工学部:数学・理科の基礎力を持ち、ものづくりやシステム構築に関心がある人
- 創造工学部:技術・設計・デザインの融合に興味を持ち、空間や都市づくりに挑戦したい人
- 先進工学部:生命科学・ロボティクスなど先進領域で課題解決に挑む意欲を持つ人
- 情報変革科学部:情報技術やAIを活用し、社会の課題をデジタルで変革したい人
- 未来変革科学部:データ・経営・デジタルを活用し、社会やビジネスを変えたい人
入試方式の概要と試験科目

千葉工業大学の入試は大きく分けて4つあります。
- 一般選抜(大学独自試験/共通テスト利用)
- 総合型選抜(創造選抜)
- 学校推薦型選抜(公募制・専門高校)
- 特別選抜・編入学選抜
一般選抜(大学独自試験)
A・B・C・SA・SB日程があり、試験日を自由に選べる「試験日自由選択制」を採用。
出題範囲は数学(ⅠAⅡBⅢC)・英語・理科・国語(現代文)で、科目の組み合わせによって方式が変わります。
- A日程(3教科/英語外部試験利用可)
- B日程(2教科:数学+理科/英語外部試験利用可)
- C日程(数学+理科またはアドバンス数学)
- SA・SB日程(共通テスト併用型)
→ 共通テスト「数学・国語・情報Ⅰ」と大学独自試験を組み合わせた方式。
一般選抜(共通テスト利用)
共通テストの得点のみで判定。
- 5教科基準点型(新設):指定点を超えれば合格。
- 前期・中期・後期では高得点科目採用型・数学理科加重型など多様な方式があり、得意科目を活かせます。
総合型(創造)選抜
- 書類審査+課題演習+面接
- 「ものづくり・デッサン・プレゼンテーション」などの実技型選考
- 志望理由書と面接で学科の求める学生像への適合性をアピールすることが重要です。
学校推薦型選抜(公募制・専門高校)
- 書類審査(30点)+読解力テスト(20点)+面接(50点)=100点満点
- 評定平均(3.3以上など)が条件。
- 国語中心の読解力テストと面接での志望理由が合否を分けます。
詳細や最新の情報を得るための必ず大学の公式サイトや募集要項を確認するようにしよう。
合格に向けた対策法
一般選抜対策(A/B/C/SA/SB)
- 数学の基礎徹底:数ⅠAⅡBⅢCを網羅。ベクトル・微積・確率分野が頻出。
- 理科は選択科目集中型:物理なら力学・電磁気、化学なら理論分野を確実に。
- 英語外部試験を活用:英検・GTEC等のスコアを早めに取得して得点源に。
- **共通テスト併用型(SA/SB)**では、得意科目(数学・情報・国語)を組み合わせて得点最大化。
共通テスト利用入試対策
- 5教科基準点型では全科目バランスが重要。
- **加重配点方式(数学・理科×2倍)**を狙う理系受験生は数理特化で仕上げる。
- 共通テスト模試を活用し、科目間バランスの最適化を行う。
総合型・推薦型選抜対策
- 課題演習対策:建築・情報・工学など志望学科に応じたプレゼン・作品制作練習。
- 志望理由書:大学の教育理念・学部方針と自分の経験を対応させる。
- 面接練習:PREP法で「理由→根拠→具体例→結論」の順に答える練習を重ねる。
- 併願校候補
同レベル帯(偏差値40~50前後)
- 東京都市大学(AI・情報・環境系が充実)
- 東京電機大学(電気・通信分野で千葉工大と同系統)
- 工学院大学(建築・デザイン・情報分野が多彩)
- 神奈川工科大学(情報系・医療工学系が強い)
安全校(合格確率を上げたい層)
- 日本大学 理工学部
- 東京工芸大学
- 東海大学 工学部
- 千葉商科大学(未来変革科学部志望者に近い内容)
チャレンジ校(上位校)
- 東京理科大学 理工学部
- 明治大学 理工学部
- 芝浦工業大学(就職率・研究レベルが高い)
共通テスト利用を中心に併願する場合
- 東京農工大学(国立)
- 電気通信大学(国立)
- 千葉大学 工学部(上位国立)
まとめ:千葉工業大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
千葉工業大学は、実践的な理系教育と高い就職実績を兼ね備えた私立工業大学です。
合格の鍵は、
- 数学・理科の基礎力を徹底的に磨くこと
- 外部英語試験や共通テストを活用した戦略的出願
- 過去問分析と複数日程の併願設計
をどれだけ早期に実行できるかにあります。
千葉工業大学を第一志望とするなら、
「自分の強み科目を最大限に活かす入試方式を選ぶこと」が最短の合格ルートです。
赤本【過去問】全然解けないとき 何をしたらいい?真っ先にやるべきことを解説
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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