東京工科大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
大学選びにおいて、ネット上の情報や入試の傾向は非常に気になるポイントです。
東京工科大学は「テクノロジー×デザイン×医療」を軸に実学重視の教育を展開しており、入試制度も多様です。
本記事では、2026年度入試の最新情報に基づき、「偏差値・共通テスト得点率・併願校・合格のための具体的対策」をまとめました。
受験を検討する人の参考になれば幸いです。
東京工科大学の偏差値・共通テスト得点率
| 学部 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| コンピュータサイエンス学部 | 42.5〜47.5 | 56%〜66% |
| メディア学部 | 50.0 | 62%〜70% |
| 工学部 | 42.5〜47.5 | 50%〜61% |
| 応用生物学部 | 45.0 | 50%〜56% |
| デザイン学部 | 47.5 | 57%〜64% |
| 医療保健学部 | 37.5〜45.0 | 45%〜69% |
※出典:パスナビ
東京工科大学のアドミッションポリシー

東京工科大学は「社会に貢献できる創造的知性を持った実践的技術者」の育成を理念としています。
すべての学部で共通して、「専門分野への強い学修意欲」「人間性」「協働性」「持続可能な社会への関心」を重視しています。
特に各学部の特徴は以下の通りです。
- メディア学部:メディアを活用した新しい価値創造に挑む人
- 応用生物学部:医療・食品・化粧品などライフサイエンス分野で貢献したい人
- コンピュータサイエンス学部:ICTで社会システムを創造する意欲がある人
- 工学部:ものづくりを通じて社会課題を解決したい人
- 医療保健学部:倫理観とチーム医療の精神を持つ人
- デザイン学部:社会の変化に応じたデザイン思考を実践する人
2026年度入試概要まとめ
主な選抜区分
| 区分 | 特徴 | 試験内容 |
|---|---|---|
| 学校推薦型選抜(指定校・公募制) | 人物重視(調査書・面接) | 面接・書類 |
| 総合型選抜(AO/特色入試) | 意欲+基礎学力+発表・作品 | 基礎学力+面接 or プレゼン |
| 一般選抜(奨学生/A/B日程) | 学力試験(3教科) | マークシート方式 |
| 共通テスト利用試験 | 共テ得点のみで判定 | 個別試験なし |
詳しい内容や最新の情報は必ず大学の公式サイトや募集要項を確認するようにしましょう。
合格のための入試区分別対策

1. 学校推薦型選抜(公募制・指定校)
- 評定平均3.8以上または英検CSE1890点以上が出願条件
- 面接では「学びの目的」「将来の展望」「高校での努力」を問われる
- 志望理由書は非得点化だが、面接の中心資料となるため内容が極めて重要
対策ポイント
- 学部ごとのアドミッションポリシーを明確に理解
- 志望動機+将来像をストーリーで語れるようにする
- 模擬面接で「協働性」「探究心」を具体例で伝える練習を行う
2. 総合型選抜(AO/学部特色入試)
- 専願制(合格=入学確約)
- 配点:書類50点+基礎学力200点+面接200点(または発表300点)
基礎学力試験対策
- 出題範囲は高1まで(数学ⅠA・現代文・英語)
- サンプル問題で形式に慣れる
面接・作品発表対策
- 志望動機の一貫性:高校での経験→大学での学び→将来像
- 作品型(メディア・デザイン)は、完成度よりも企画・調査・改善のプロセスを評価
3. 一般選抜(奨学生入試/A日程/B日程)
- 4教科(数・英・理・国)から3教科を選択
- A/B日程は「上位2教科判定方式」が利用可能(追加費用なし)
- 試験時間150分/全マークシート方式
戦略
- 得意教科で得点を稼ぎ、苦手教科を上位2教科判定でカバー
- A日程は最大4日受験可(複数日受験割あり)
- 奨学生入試は3教科型のみ(上位2教科判定なし)
4. 共通テスト利用試験
- 個別試験なし/共通テスト得点で合否判定
- 英検CSEスコアを1科目として換算可(最大200点)
戦略
- 前期(2〜3科目型)は得意教科に集中
- 中期(4〜5科目型)は安定重視
- 後期(2科目型)は逆転を狙う
東京工科大学を目指す受験生の併願校モデル
偏差値・得点率・分野の近さから見たおすすめ併願校を紹介します。
| 学部系統 | 併願校の例 | 備考 |
|---|---|---|
| コンピュータサイエンス・工学系 | 東京電機大学/日本工業大学/神奈川工科大学/芝浦工業大学 | ICT・機械・電子系の出題傾向が近い。A日程との併願も容易。 |
| メディア・デザイン系 | 多摩美術大学(情報デザイン)/女子美術大学/東洋大学(情報連携学部) | 作品制作・発表を重視する総合型選抜が共通。 |
| 応用生物学系 | 東京農業大学/日本大学生物資源科学部/北里大学 | 化学・生物重視の傾向が共通。 |
| 医療保健学部 | 帝京平成大学/昭和大学/関東学院大学/杏林大学 | 看護・リハ・臨床系は人物評価重視の推薦併願が多い。 |
| 総合情報系 | 東洋学園大学/東京情報大学/文教大学 | 情報・社会系で面接重視型が多く、AOとの両立が可能。 |
合格への最終チェックリスト
- 各学部のアドミッションポリシーを1分で説明できる
- 志望理由書が「将来像→学び→資源→行動計画」で整理されている
- 面接練習を録音・録画して改善点を把握する
- 過去問を3年分以上解いて弱点分析済み
- 英検CSEスコア1890点以上を目標に設定
- 健康管理と試験当日のルーティンを確立
まとめ:東京工科大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
東京工科大学の入試は「学力」だけでなく「意欲・適性・表現力」が合否を左右します。
特に、面接やプレゼンではアドミッションポリシーの理解と自己分析の深さが重要です。
また、併願戦略を立てることで、第一志望を軸に複数の可能性を確保することができます。
早期の準備が最大の武器です。
出願条件・日程・提出書類を早めに確認し、確実な合格をつかみましょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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