九州ルーテル学院大学はどんな大学?【Fラン】【やばい】と言われている理由を調査
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「九州ルーテル学院大学 Fラン」「九州ルーテル学院大学 やばい」といった検索ワードを目にすると、不安を感じる受験生や保護者も多いのではないでしょうか。
しかし、こうした「やばい」という表現は、ネガティブな意味だけでなく、ポジティブな驚きを表すこともあります。
たとえば「就職率がやばい=非常に良い」という使い方もあるのです。
本記事では、九州ルーテル学院大学について、なぜ「Fラン」「やばい」と言われるのかを分析し、大学の実情や教育の特徴、卒業生の進路について詳しく紹介していきます。
九州ルーテル学院大学はFランなのか?
結論から言えば、九州ルーテル学院大学は偏差値帯がBF(ボーダーフリー)〜42.5とされており、一般的な基準では「Fラン大学」と呼ばれることがあります。
ただし、「Fラン大学」という言葉は学力偏差値だけに基づいたネットスラングであり、大学の実績や教育の質、就職支援の充実度などを無視した極端な評価です。
特に九州ルーテル学院大学は、図書館やラーニング・コモンズなど学習環境が整っており、心理学分野の蔵書数は熊本県内でも屈指の規模。
自主的な学びを支える施設環境は、決して「Fラン」と一括りにできるものではありません。
九州ルーテル学院大学の就職決定率がやばい

九州ルーテル学院大学の最大の特徴は、就職率の高さです。
2023年度の進路決定率は全学科・全専攻で100%という驚異的な実績を誇っています。
- 人文学科 キャリア・イングリッシュ専攻:100%
- 人文学科 こども専攻(保育コース・児童教育コース):100%
- 心理臨床学科:100%
このような結果を出している背景には、徹底したキャリア支援があります。
就職・進路支援の内容
- 1・2年次:人間力・社会人基礎力の育成を目的とした進路ガイダンス
- 2・3年次:長期休暇を活用した職場体験学修
- 3・4年次:個別の就職面談、模擬面接、進路相談
- 検定・資格取得支援:秘書検定、サービス接遇検定、TOEIC®など
- 大学院進学サポート:心理系大学院進学支援、公認心理師養成課程への進学支援
特に公認心理師国家資格に対応したカリキュラムは、熊本県内で初めて大学院課程を設けた点でも評価されています。
学生の進路に対して丁寧に向き合い、「社会に出る準備」を着実に進めている大学です。
九州ルーテル学院大学とは

九州ルーテル学院大学は、熊本県熊本市中央区にあるキリスト教系の私立大学です。
前身は1926年創立の「九州女学院短期大学」で、1997年に現在の四年制大学として開学しました。
中高一貫校であるルーテル学院中学校・高等学校とは同じ敷地内にありますが、現在は両校とも男女共学です。
東京にある「ルーテル学院大学(旧・日本ルーテル神学大学)」とは姉妹校関係にあり、キリスト教の価値観に基づく教育と人間形成を重視しています。
九州ルーテル学院大学の学部構成
現在は人文学部のみを設置し、以下のような専攻・コースに分かれています。
- 人文学科
- キャリア・イングリッシュ専攻
- こども専攻(保育コース/児童教育コース)
- 心理臨床学科
- 心理学コース
- 特別支援教育コース
- 精神保健福祉学コース
いずれも少人数制の指導を活かし、個々の学生の成長に合わせた教育を行っているのが特徴です。
特に心理学や教育、英語教育といった分野に興味がある学生には相性の良い大学と言えるでしょう。
九州ルーテル学院大学の偏差値は

九州ルーテル学院大学の偏差値は以下の通りです。
- 偏差値:BF〜42.5
- 共通テスト得点率:51%〜69%
確かに偏差値だけを見れば難関大学とは言えませんが、大学の本質は偏差値だけでは測れないということを、この大学は示しています。
卒業生の主な就職先

就職実績も安定しており、以下のような多様な分野に進んでいます。
- 教育分野:公立小学校、支援学校、私立幼稚園・保育園、公立中学校
- 航空・サービス業界:全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)
- 医療・福祉系:希望ヶ丘病院、日本年金機構
- 金融・一般企業:肥後銀行 など
特に「教育」「心理」「福祉」といった専門職への就職が多く、資格支援との連携が成果を生んでいることが分かります。
まとめ|九州ルーテル学院大学はどんな大学?【Fラン】【やばい】と言われている理由を調査
「九州ルーテル学院大学 Fラン」「やばい」といった言葉は、一見ネガティブに見えるかもしれません。しかし、実際には次のようなポジティブな評価が可能です。
- 偏差値は低めだが、就職率は100%という高実績
- 心理・教育・英語に特化した少人数制の専門教育
- 公認心理師など国家資格にも対応したカリキュラム
- 図書館や学習支援環境も充実
大学名や偏差値だけで評価せず、その大学で何を学び、どう成長するかを見極めることが、将来を決めるうえで大切です。
「やばい=すごい」と感じられるような、成長機会の多い大学であることは間違いありません。
進学を検討している方は、ぜひ一度オープンキャンパスなどで実際の雰囲気を確かめてみてはいかがでしょうか。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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