札幌学院大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「札幌学院大学 やばい」と検索ワードを目にする人がいます。
ネット上では「Fラン」「誰でも入れる」「就職できない」といったネガティブな声も散見されます。
しかし、本当に札幌学院大学は“やばい”大学なのでしょうか?
この記事では、札幌学院大学について「やばい」と言われる理由を一つ一つ検証し考察していきます。
札幌学院大学が誰でも入れると言われてやばい
インターネット上では「札幌学院大学は誰でも入れる」「Fラン」といった投稿が散見されます。
確かに偏差値帯としては35.0~40.0台と高くはありませんが、「誰でも入れる」というのは誇張された印象です。
実際のところ、札幌学院大学の2024年度入試の全選抜合計倍率は1.2倍〜2.0倍。
2023年度も1.3倍〜2.6倍と、定員を上回る受験者がいます。
「無試験」や「書類だけで入学できる」といったレベルではなく、あくまで志願者の中から選抜が行われています。
また、偏差値で大学の価値すべてを決めつけるのは短絡的です。
札幌学院大学では文系学部を中心に地域密着型の教育を実施しており、学びの質や卒業後の進路に力を入れています。
札幌学院大学は就職できないと言われてやばい

「札幌学院大学は就職できない」「やばい」といった声もありますが、事実は異なります。
最新データによると、2024年度の全学部合計の就職率は91.7%と非常に高い水準にあります。
特に、以下のように学科ごとの就職率も安定しています。
- 人文学部英語英米学科:88.2%
- 人文学部こども発達学科:94.1%
また、就職活動に向けた手厚い支援体制が整っているのも特徴です。
例えば以下のようなプログラムが提供されています。
エントリーシート対策講座
就職活動で必須となる「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」「志望動機」などを具体的に学び、添削指導を通して書類作成力を磨く講座です。
実践的な内容のため、多くの学生がこの講座をきっかけに就職準備を進めています。
SPIテストセンター対策模試
民間企業だけでなく、公務員試験にも導入されているSPIの模試を年に数回実施。
本番さながらの環境で自分の苦手を把握できる機会があり、3回まで受験可能な点も学生に好評です。
模擬面接練習会
企業の人事担当者を招いた模擬面接を実施。グループディスカッション・個人面接形式で本番に近いトレーニングを行い、フィードバックを受けることで自信を持って面接に臨める体制が整っています。
このように、「就職できない」どころか就職支援は極めて充実しているのが実情です。
札幌学院大学とは

札幌学院大学は、北海道江別市文京台11番地に本部を置く私立大学です。
1946年に創立された札幌文科専門学院を前身に、1968年に大学として設置され、1984年に現在の校名へ変更されました。
現在は以下の4学部7学科からなる文系大学です。
- 経済経営学部(経済学科、経営学科)
- 人文学部(英語英米学科、こども発達学科)
- 法学部(法律学科)
- 心理学部(臨床心理学科)
地域社会との連携や、教職・公務員・心理職など社会貢献性の高い進路を視野に入れた教育を行っており、北海道内でも堅実な文系大学の一つとして知られています。
札幌学院大学の偏差値は

偏差値を見ると、確かに高くはないものの、次のように各学部ごとに違いがあります。
学部名 | 共通テスト得点率 | 偏差値 |
---|---|---|
心理学部 | 62% | 40.0 |
人文学部 | 44~51% | 35.0 |
法学部 | 44% | 35.0 |
経済経営学部 | 54~58% | 35.0~37.5 |
偏差値だけでなく、教育内容や就職実績など総合的に判断することが重要です。
卒業生の就職先は

札幌学院大学の卒業生は、北海道内外の官公庁・企業・福祉施設など幅広い分野で活躍しています。代表的な就職先は以下の通りです。
心理学部
- 北海道職員(一般行政・社会福祉)
- 北海道警察
- 国家公務員(北海道開発局)
- 札幌市学校事務、東京消防庁 など
人文学部
- 北海道教員
- 北海道職員(一般行政・教育行政・社会福祉)
- 札幌市教員、アインホールディングス、トランス・コスモス など
法学部
- 北海道警察
- 北海道職員
- 三井不動産リアルティ札幌
- 東京消防庁、渡辺パイプ など
経済経営学部(旧学部含む)
- ANA新千歳空港、セコマ、マックスガイ
- 国家公務員(北海道労働局)
- アインホールディングス、さくら総合会計、空知信用金庫 など
公務員や大手企業への実績もあり、就職先のバリエーションは豊富です。
まとめ:札幌学院大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「札幌学院大学 やばい」と検索される背景には、偏差値の低さやネット上の誤解があるようです。
しかし実際には、
- 入試倍率は1.2倍~2.6倍で「誰でも入れる」わけではない
- 就職率は91.7%で、充実したサポート体制がある
- 北海道内での就職実績は強く、特に公務員や福祉・教育系に強みあり
というように、「やばい大学」どころか、地に足のついた教育とキャリア支援を行う堅実な私立大学です。
もし、札幌学院大学への進学を考えている方が「ネットでやばいと書かれていたから…」と不安に思っているなら、実際のデータを見て自分の目で判断することをおすすめします。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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