神戸市立看護大学は【やばい】のか?ネット上で「難しい」「Fラン」と言われている理由を考察
「神戸市立看護大学 やばい」「神戸市立看護大学 Fラン」「神戸市立看護大学 難しい」といった検索キーワードが見られるようになりました。
これらの言葉は、本当に神戸市立看護大学の実情を表しているのでしょうか?
結論から言えば、神戸市立看護大学は「やばい」どころか、看護職を目指す受験生にとって非常に魅力的な大学です。
しかし、インターネット上で一部誤解や偏見が見られるのも事実です。
この記事では、神戸市立看護大学がなぜ「やばい」「Fラン」「難しい」と言われるのかを冷静に分析し、同時にその実力や魅力についても紹介します。
神戸市立看護大学はFランと言われてやばい
「神戸市立看護大学 Fラン」という検索ワードが見られますが、これは明らかに誤解です。
まず大前提として、神戸市立看護大学は公立大学であり、いわゆる「Fラン大学」ではありません。
Fランとは、偏差値や入試難易度が著しく低く、受験すれば誰でも受かるような大学を指す俗語ですが、神戸市立看護大学はこれに該当しません。
確かに、2次試験(個別学力検査)では小論文と面接が課され、学力試験がないため、偏差値という数値では評価しにくい面があります。
しかし、これは「学力が問われない」のではなく、「人物重視」の評価に重きを置いているためです。
実際には、共通テストの得点率は65%〜72%程度であり、全国の看護系大学の中でも一定以上のレベルを求められる大学であることが分かります。
神戸市立看護大学は難しいと言われてやばい

「神戸市立看護大学 難しい」と言われる最大の理由は、その倍率の高さです。
- 2024年度の全選抜合計倍率:3.1倍
- 2023年度の全選抜合計倍率:3.6倍
看護系大学において、倍率が3倍を超えるというのは決して簡単ではありません。
それだけ志願者が多く、競争が激しいということです。
また、後期試験の得点率が72%に達しており、共通テストで高得点を求められます。
神戸市立看護大学とは

神戸市立看護大学は、兵庫県神戸市西区にある公立の看護系単科大学です。
1959年に神戸市立高等看護学院としてスタートし、その後短期大学を経て、1996年に4年制の大学として設置されました。
看護教育の歴史は長く、神戸市の基幹病院である中央市民病院と連携しながら、実践力と高度な専門性を持つ看護師の養成を行っています。
現在は、以下の学部学科を有しています。
- 看護学部 看護学科(1学部1学科体制)
単科大学であるがゆえに、看護教育に特化したカリキュラムや設備、指導体制が整っており、臨地実習や演習においても質の高い教育が受けられます。
神戸市立看護大学の難易度は

神戸市立看護大学の共通テスト得点率は65%〜72%程度です。
- 前期選抜:65%
- 後期選抜:72%
これは、決して簡単とはいえない水準です。
特に後期日程では高得点が求められ、共通テスト対策をしっかり行う必要があります。
さらに、小論文・面接の評価も重要であり、単なる学力だけではなく、人間性やコミュニケーション能力、看護職への適性が問われるため、対策を怠ると合格は難しくなります。
そのため、「難しい」という評価は的外れではなく、むしろ実態に即したものと言えるでしょう。
卒業生の主な就職先は

神戸市立看護大学の卒業生は、非常に優れた就職実績を誇ります。
主な就職先は以下の通りです。
- 神戸市民病院機構(中央市民病院・西市民病院など)
- 兵庫県立病院
- 神戸市役所(保健師・看護師)
- 神戸大学医学部附属病院
- 国立循環器病研究センター
- 国立病院機構 神戸医療センター
- 兵庫県庁(保健師)
これらはすべて大規模な公的医療機関や行政機関であり、神戸市立看護大学の教育水準と卒業生の信頼性の高さを示しています。
また、国家試験合格率も高水準で安定しており、看護師としてのキャリアを築きやすい大学だといえるでしょう。
まとめ:神戸市立看護大学は【やばい】のか?ネット上で「難しい」「Fラン」と言われている理由を考察
「神戸市立看護大学 やばい」「神戸市立看護大学 Fラン」「神戸市立看護大学 難しい」といった言葉が一人歩きしていますが、正確な情報を見ればそれらの評価が根拠に乏しいことが分かります。
- Fランではなく、公立大学として十分なレベル
- 共通テスト得点率も高く、倍率も高いため「難関大学」の一つ
- 就職先は市民病院や国立病院など安定かつ高評価
- 看護教育に特化した専門性の高い環境
神戸市立看護大学は、誤解や偏見に惑わされず、看護職を目指す人にとって確かな選択肢となる大学です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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