金沢学院大学は【やばい】のか？ネット上で「やばい」「Fラン」と言われている理由を考察
インターネット上で「金沢学院大学 やばい」「金沢学院大学 Fラン」といったネガティブなキーワードを見かけた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そうした評価がなぜ存在するのかを整理しつつ、金沢学院大学の実際の特徴や教育体制、学生支援制度、就職実績などを通じて「本当にやばいのか？」を考察していきます。
金沢学院大学がFランと言われてやばい
まず、「Fランク大学」と言われる理由の一つとして、偏差値の低さが挙げられます。
実際に金沢学院大学の偏差値は学部によって異なりますが、35.0〜37.5程度です。
たとえば以下のようになっています。
- 経済学部：35.0
- スポーツ科学部：35.0
- 芸術学部：35.0
- 情報工学部：37.5
- 文学部・教育学部・栄養学部：37.5
「Fラン」と言われるボーダーラインは概ね偏差値35未満とされており、厳密に見れば金沢学院大学はFランではありません。
しかし、「偏差値が高くない＝やばい」といった短絡的なイメージがネット上で拡散されているのが実情です。
ただし、偏差値だけで大学を評価するのは早計です。
金沢学院大学では、学力だけでなく意欲や将来のキャリア設計を重視したサポートが充実しています。
金沢学院大学の新型コロナの対応がやりすぎでやばい
過去には、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、一部の学生に対し実習前のバイトを控えるよう誓約書の提出を求めたことが報道され、「やりすぎでは？」という批判が集まりました。
これは管理栄養士の実習を控えた学生への対応であり、実習先である病院側からの感染対策の要請に基づいた措置でした。
大学側は後に「誓約書の提出という形式は今後とらず、理解を求めていきたい」としています。
この件は確かに「やばい」と感じられる面もありましたが、背景には医療機関との信頼関係や安全確保の必要性があり、大学側も改善姿勢を見せています。
金沢学院大学とは
金沢学院大学は石川県金沢市に本部を置く私立大学で、創立は1946年、大学としては1987年に設置されました。
学生数は約3,000名で、日本海側では最大級の規模を誇る総合大学です。
学部構成
- 文学部（日本文学・英米文学・歴史学・心理学）
- 教育学部（小中教員、幼保専攻）
- 経済学部
- 経済情報学部（2023年度で募集停止）
- 芸術学部（絵画・造形・デザイン・映像・メディア）
- スポーツ科学部
- 栄養学部
- 情報工学部（2024年開設）
特に文学部は北信越地域の私立大学では唯一の設置であり、地元の文学・歴史研究に貢献しています。
キャンパスは郊外にあり、JR金沢駅からバスで通学する必要がありますが、2015年にリニューアルされた図書館やスポーツ施設、情報センターなど学内環境は整っています。
卒業生の就職先
「Fラン」「やばい」と言われる大学でも、実際の就職実績を確認すると印象が変わることがあります。
金沢学院大学の卒業生の主な就職先は以下の通りです。
- 経済系：福井県職員、白山市職員、JR西日本、大和証券、小松マテーレ
- 文学系：石川県・富山県・新潟県の教員、大成建設、PFU、明治安田生命
- 芸術系：ウィットスタジオ、マッドハウス、印刷・広告系企業など
地方自治体やインフラ・金融・製造業など堅実な進路先が多く、芸術分野ではアニメ制作会社への就職実績もあります。
これは、KGC講座などのキャリア支援が実際の就職力につながっている証拠でもあります。
まとめ｜金沢学院大学は【やばい】のか？ネット上で「やばい」「Fラン」と言われている理由を考察
「金沢学院大学 やばい」「金沢学院大学 Fラン」といった声の背景には、偏差値の低さや一部の報道が影響していると考えられます。
しかし、偏差値だけで大学を判断するのは適切ではありません。
金沢学院大学は以下の点で評価できます。
- 偏差値は低めだが、Fランではない
- 学費支援や就職サポート制度が非常に充実している
- 地元の公務員や有名企業への就職実績も確実にある
- 北信越では唯一の私立文学部など、地域に根ざした特色ある教育
結論として、金沢学院大学は「やばい大学」ではなく、「堅実で実直な大学」であると言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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