國學院大學VS学習院大学 行くならどっち?偏差値・就職・ブランド・学費まで徹底比較

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大学あれこれ

國學院大學VS学習院大学 行くならどっち?偏差値・就職・ブランド・学費まで徹底比較

「國學院大學と学習院大学、両方に受かったらどっちに行くべき?」

大学受験では、偏差値だけでなく、就職実績やブランド力、学びたい分野、キャンパスの雰囲気まで含めて進学先を決める必要があります。

特に國學院大學と学習院大学は、どちらも東京都内にキャンパスを構え、偏差値帯も近いため、併願先として比較されることが少なくありません。

ただし、両校は似ているようで、実際にはかなり性格の異なる大学です。

結論から言えば、

大手民間企業への就職や大学全体のブランド力を重視するなら学習院大学。

一方で、

日本文学・日本史・神道・教職など、明確に学びたい分野があるなら國學院大學。

という選び方が基本になります。

この記事では、國學院大學と学習院大学について、偏差値、共通テスト得点率、就職、ブランド力、公務員、教員、学費、キャンパスまで比較します。

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國學院大學VS学習院大学をまず簡単に比較

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両校の違いを簡単に整理すると、次のようになります。

比較項目学習院大学國學院大學
偏差値帯52.5〜60.052.5〜60.0
大学群GMARCH成成明学獨國武
主なキャンパス目白渋谷・たまプラーザ
一般的なブランド力強い中堅上位
大手民間企業就職強い安定
金融業界強い強い
公務員強い強い
教員まずまず非常に強い
神職なし圧倒的
日本文学・日本史強い非常に強い
学費私立文系標準私立文系標準

意外なのは、偏差値の最高値・最低値だけを見ると、両大学とも52.5〜60.0で完全に一致していることです。

大学群では「GMARCH」と「成成明学獨國武」に分かれていますが、入試難易度だけを見れば、以前よりかなり接近しています。

偏差値は学習院大学と國學院大學でどちらが上?

2027年度入試向けの河合塾提供データでは、両大学の偏差値帯はともに、

52.5〜60.0

となっています。

そのため、「学習院だから必ず國學院より偏差値が高い」とは言えません。

ただし、学部別に見ると違いがあります。

学習院大学の偏差値

学部偏差値共通テスト得点率
法学部57.5〜60.081%
経済学部57.574〜79%
文学部55.0〜57.572〜82%
理学部52.5〜57.575〜77%
国際社会科学部55.0〜57.576%
国際文化交流学部55.0〜57.5

学習院大学では、法学部が比較的高い水準です。

経済学部も偏差値57.5で安定しており、社会科学系の難易度は比較的高めです。

國學院大學の偏差値

学部偏差値共通テスト得点率
法学部55.0〜60.078〜82%
文学部52.5〜57.575〜81%
経済学部52.5〜57.578%
人間開発学部52.5〜57.568〜75%
観光まちづくり学部52.5〜55.071〜73%
神道文化学部52.5〜55.072%

國學院大學も、法学部では偏差値60.0に達する方式があります。

特に政治系の方式では共通テスト得点率82%となっており、学習院法学部とほとんど差がありません。

法学部ならどっち?

法学部はかなり接戦です。

学習院大学法学部は、

偏差値57.5〜60.0

國學院大學法学部は、

偏差値55.0〜60.0

です。

上限は同じ60.0です。

共通テスト得点率も、

  • 学習院大学:81%
  • 國學院大學:78〜82%

となっており、方式によっては國學院のほうが高いケースもあります。

したがって、入試難易度だけなら「学習院法が明確に上」とまでは言えません。

ただし、大学全体のブランドや大手企業就職まで含めて考えるなら、法学部同士のダブル合格では学習院を選ぶメリットが大きいでしょう。

経済学部なら学習院大学がやや優勢

経済学部では、学習院大学がやや優勢です。

学習院大学経済学部は偏差値57.5。

一方、國學院大學経済学部は52.5〜57.5です。

國學院も決して難易度は低くありませんが、安定して高い偏差値を維持しているという意味では学習院に分があります。

また、金融業界などへの就職実績も学習院大学は非常に強いため、

銀行・証券・保険・コンサルなどへの就職を考えるなら学習院大学

という判断はかなり合理的です。

文学部なら一概に学習院とは言えない

最も悩ましいのが文学部です。

大学全体のブランドだけなら学習院大学のほうが上と見られることが多いでしょう。

しかし、日本文学、日本史、考古学、神道、古典研究といった分野になると話は変わります。

國學院大學は、皇典講究所を前身とし、日本文化研究、国文学、日本史、神道研究などで非常に長い伝統があります。

そのため、

「大学名よりも、日本文学や日本史を本格的に学びたい」

という学生なら、GMARCHの学習院大学ではなく國學院大學を選ぶ意味は十分にあります。

一方、学習院文学部も、日本語日本文学、史学、哲学、心理学などで高い教育力を持っています。

特に少人数教育を重視する学生にとっては魅力的です。

文学部については、

大学のブランドで選ぶなら学習院、専門性で選ぶなら國學院も十分あり

という結論になります。

「GMARCH」と「成成明学獨國武」ほど本当に差がある?

一般的な大学群では、

学習院大学は、

GMARCH

國學院大學は、

成成明学獨國武

に分類されます。

そのため、大学受験に詳しくない人から見ると、

「学習院のほうが完全にワンランク上」

と思われがちです。

しかし、現在の偏差値を見ると、それほど単純ではありません。

両大学の偏差値帯はともに52.5〜60.0。

特に法学部では難易度がかなり重なっています。

したがって、

大学群としては学習院が上だが、入試難易度の差は以前のイメージほど大きくない

というのが実態に近いでしょう。

なお、國學院大學は学習院大学だけでなく、東洋大学とも進学先として比較されることがあります。

「國學院と東洋ならどちらを選ぶべき?」という点については、以下の記事で偏差値・就職・ブランド力などを詳しく比較しています。

関連記事:國學院大學と東洋大学はどちらに行く?偏差値・就職・人気を徹底比較

ブランド力・知名度なら学習院大学

大学全体のブランド力では、学習院大学が優勢です。

学習院大学は皇族が多く通ってきた歴史を持ち、

  • 上品
  • 落ち着いている
  • 育ちが良い
  • 知性的

といったイメージを持たれやすい大学です。

GMARCHの一角としても認識されており、企業の採用現場でも高い知名度があります。

一方、國學院大學も首都圏では十分な知名度を持っています。

ただし一般的な大学ブランドという点では、学習院大学に一歩譲るでしょう。

専門分野のブランドなら國學院大學が強い

一方で、専門分野に目を向けると國學院大學には非常に強い領域があります。

特に、

  • 日本文学
  • 日本史
  • 国学
  • 神道
  • 教職

などです。

この分野では、「GMARCHかどうか」という大学群の序列があまり意味を持たなくなることがあります。

日本文学や神道を本気で学びたい学生にとっては、國學院大學そのものがブランドです。

キャンパスの雰囲気はかなり違う

学習院大学は「目白の杜」

学習院大学の中心は目白キャンパスです。

JR山手線の目白駅からほぼ目の前という非常に便利な立地ながら、キャンパス内部は緑が多く落ち着いています。

学生の雰囲気も、

  • 穏やか
  • 真面目
  • 礼儀正しい
  • 落ち着いている

と評されることが多いです。

大規模総合大学のような騒がしさが苦手な人には向いています。

國學院大學は渋谷にありながら落ち着いている

國學院大學の渋谷キャンパスは、渋谷・表参道・恵比寿にアクセスしやすい好立地です。

しかし、渋谷の大学というイメージから想像するほど派手ではありません。

学生は比較的真面目で落ち着いており、大学そのものにも伝統的でアカデミックな雰囲気があります。

つまり、

立地は都会的、校風は堅実

という少し珍しい大学です。

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就職率は学習院大学がやや上

2026年3月卒業者のデータでは、就職希望者に対する就職率は、

学習院大学:98.6%

國學院大學:95.8%

となっています。

どちらも非常に高い水準です。

就職率だけで「國學院は就職が弱い」と判断する必要はありません。

ただし、大手民間企業への就職では学習院大学が強さを見せます。

大手企業へ就職したいなら学習院大学

学習院大学は、大手金融、航空、IT、コンサルなどへの就職実績が目立ちます。

2026年3月卒業者では、主な就職先として、

  • りそなホールディングス:24名
  • 三菱UFJ銀行:14名
  • 日本航空:12名
  • みずほ証券:11名
  • みずほフィナンシャルグループ:10名
  • 日本生命保険:10名
  • 千葉銀行:9名
  • 損害保険ジャパン:9名
  • アクセンチュア:8名
  • NTTデータ:8名

などがあります。

特に金融業界への強さは、学習院大学の特徴のひとつです。

大手企業の総合職を目指すなら、学習院大学を選ぶメリットは大きいでしょう。

國學院大學も金融・大手企業への就職実績はある

國學院大學も民間就職に弱いわけではありません。

主な就職先には、

  • みずほフィナンシャルグループ
  • みずほ証券
  • 明治安田生命
  • りそなホールディングス
  • 三井住友銀行
  • ニトリホールディングス
  • 大日本印刷

などがあります。

特に経済学部を中心に金融業界への実績があります。

ただし、大手有名企業への就職割合という観点では、学習院大学のほうが優勢です。

有名企業400社実就職率でも学習院が上

有名企業400社実就職率では、直近データで学習院大学は約23.5%と高い水準です。

一方、國學院大學はデータによって10%台前半から15%台という数値が見られます。

この指標だけを見ると、学習院大学が明確に上です。

ただし、ここで注意したいのは、國學院大學には公務員、教員、神職を目指す学生が多いことです。

これらの進路は有名企業400社には当然カウントされません。

したがって、

有名企業400社実就職率が低い=就職が弱い

とは言えません。

公務員なら実は両大学とも強い

公務員就職者数は、

学習院大学:177名

國學院大學:189名

です。

大きな差はありません。

学習院大学では、

  • 東京23特別区
  • 東京都
  • 千葉県内自治体
  • 埼玉県内自治体
  • 防衛省

などへの実績があります。

一方、國學院大學では、

  • 国家公務員
  • 東京都庁
  • 神奈川県庁
  • 警視庁
  • 地方自治体
  • 警察
  • 消防

など幅広い進路があります。

公務員については、

國學院だけが強いというより、両大学とも強い

と考えたほうがよいでしょう。

教員になるなら國學院大學

教員志望なら、國學院大學の存在感が一気に高まります。

國學院大學は古くから「教職の國學院」と呼ばれてきました。

人間開発学部から公立小学校教員へ82名が進むなど、教員採用実績は非常に高い水準です。

文学部から中学校・高校の国語や社会の教員を目指す学生も多くいます。

学習院大学からも2026年3月卒で50名が教育職に進んでいますが、教員養成という大学のカラーでは國學院大學のほうが強いと言えるでしょう。

神職を目指せるのは國學院大學ならでは

國學院大學の最大の特徴のひとつが、神職への進路です。

神道文化学部などから、

  • 明治神宮
  • 春日大社
  • 北野天満宮
  • 八坂神社
  • 神田神社

など全国の神社へ奉職する卒業生がいます。

これは一般的な大学には存在しない、國學院大學ならではのキャリアルートです。

神職を目指すのであれば、比較そのものが成立しないほど國學院大學が有力です。

学費はどちらが安い?

法学部や経済学部などの文系主要学部では、両大学の学費に決定的な差はありません。

4年間の学費目安は、

学習院大学

  • 経済学部:約443万円
  • 法学部:約444万円
  • 文学部:約474万円

國學院大學

  • 文学部:約454万円
  • 経済学部:約455万円
  • 法学部:約455万円

となっています。

学部によって多少の違いはありますが、法・経済系なら差は10万円前後です。

したがって、

学費を理由にどちらかを選ぶほどの差ではない

と言えるでしょう。

※國學院大學の初年度納付金については、諸費用の扱いによって公表額に差が見られるため、実際の入学時には最新の募集要項を確認してください。

奨学金は学習院と國學院で方向性が違う

学習院大学では、地方出身者や家計支援に重点を置いた制度が特徴的です。

例えば「目白の杜奨学金」では、条件を満たす地方出身の新入生に100万円を給付する制度があります。

また、年間50万円を原則4年間給付する制度などもあります。

一方、國學院大學では、

  • 成績優秀者
  • 教員採用試験
  • 国家公務員総合職
  • 公認会計士

など、資格・キャリアに直結した支援が特徴です。

つまり、

経済支援・地方出身者支援なら学習院

資格・キャリア支援なら國學院

という違いがあります。

ダブル合格したらどっちに行く?

ここが最も気になるポイントでしょう。

一般的には、法学部や経済学部などの社会科学系では、学習院大学を選ぶ受験生が多いと考えられます。

実際に、学習院大学経済学部と國學院大學経済学部の双方に合格し、学習院大学へ進学した合格体験記も確認されています。

これは、

  • GMARCHブランド
  • 大手企業就職
  • 金融業界への実績
  • 一般的な社会的評価

などが影響していると考えられます。

ただし文学部なら國學院を選ぶのも全くおかしくない

文学部では話が変わります。

例えば、

「日本史を本格的に研究したい」

「古典文学を深く学びたい」

「考古学をやりたい」

「神道や日本文化を研究したい」

という明確な目標があるなら、國學院大學を選ぶ価値は非常に大きいでしょう。

「GMARCHだから学習院」と大学群だけで判断すると、入学後に後悔する可能性があります。

大学名より、

4年間で何を学びたいか

を優先すべき分野です。

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國學院大學がおすすめな人

國學院大學が向いているのは、次のような人です。

  • 日本文学を本格的に学びたい
  • 日本史や考古学に興味がある
  • 神道について学びたい
  • 教員になりたい
  • 公務員を目指したい
  • 神職を目指している
  • 渋谷キャンパスで大学生活を送りたい
  • 大学群より専門性を重視したい

特に「やりたいことが國學院にしかない」という学生なら、学習院大学より國學院大學を選んでも全く不思議ではありません。

学習院大学がおすすめな人

学習院大学が向いているのは、次のような人です。

  • 大手企業に就職したい
  • 金融業界に行きたい
  • 航空・IT・コンサル業界に興味がある
  • GMARCHブランドを重視したい
  • 少人数教育を受けたい
  • 落ち着いたキャンパスが好き
  • 目白という立地に魅力を感じる
  • まだ将来の進路が明確に決まっていない

特に、学びたい専門分野がまだ決まっておらず、大学ブランドや就職実績を重視するのであれば、学習院大学のほうが無難な選択と言えるでしょう。

まとめ|國學院大學VS学習院大学 行くならどっち?偏差値・就職・ブランド・学費まで徹底比較

國學院大學と学習院大学は、偏差値だけを見ると驚くほど接近しています。

両大学とも偏差値帯は52.5〜60.0。

法学部では難易度がほぼ重なる方式もあります。

しかし、大学としての方向性はかなり違います。

大手企業への就職、社会的ブランド、GMARCHという評価を重視するなら学習院大学。

一方、

日本文学、日本史、神道、教員など、明確な専門分野を突き詰めたいなら國學院大學。

という選び方が現実的です。

特に法学部・経済学部同士のダブル合格で、特別なこだわりがないのであれば、学習院大学を選ぶメリットは大きいでしょう。

一方で、日本文学や日本史を学びたい学生が「GMARCHだから」という理由だけで学習院を選ぶ必要はありません。

國學院大學には、大学群の序列だけでは測れない強みがあります。

最終的には、

「大学名で選ぶなら学習院、やりたいことが國學院にあるなら國學院」

と考えると分かりやすいでしょう。

4年間を過ごす大学です。

偏差値や大学群だけでなく、自分が何を学び、卒業後にどのような進路を目指したいのかまで考えて選ぶことが重要です。

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この記事を書いた人

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

出典・参考資料

本記事の作成にあたっては、以下の資料・公式情報を参考にしています。

※偏差値・共通テスト得点率は合格可能性50%となるボーダーラインの目安であり、大学そのものの教育力や社会的評価を直接示すものではありません。また、就職実績・学費・奨学金制度等は年度によって変更されるため、受験・進学時には各大学の最新の公式情報をご確認ください。

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