東洋大学は【誰でも入れる】のか?ネット上で「誰でも入れる」と言われる噂を検証
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「東洋大学 誰でも入れる」という検索キーワードがサジェストに出てくると、不安に思う受験生や保護者もいるでしょう。
しかし、「誰でも入れる」という言葉は必ずしも実態を正確に表しているとは限りません。
本記事では、東洋大学について、なぜ「誰でも入れる」と言われているのかを冷静に分析し、ネットの噂の真偽や実態を考察していきます。
入学を検討している方や、将来の進路に悩んでいる方にとって、判断材料の一つになれば幸いです。
東洋大学の偏差値・共通テスト得点率
東洋大学の各学部における偏差値および大学入学共通テスト得点率は、以下の通りです(※パスナビ参照)。
| 学部 | 共テ得点率 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 文学部 | 54% ~ 84% | 42.5 ~ 57.5 |
| 経済学部 | 56% ~ 80% | 40.0 ~ 55.0 |
| 経営学部 | 62% ~ 82% | 42.5 ~ 57.5 |
| 法学部 | 57% ~ 83% | 42.5 ~ 55.0 |
| 社会学部 | 59% ~ 81% | 42.5 ~ 55.0 |
| 国際学部 | 53% ~ 84% | 40.0 ~ 55.0 |
| 国際観光学部 | 67% ~ 82% | 52.5 ~ 55.0 |
| 情報連携学部 | 61% ~ 76% | 47.5 ~ 52.5 |
| 福祉社会デザイン学部 | 63% ~ 79% | 45.0 ~ 50.0 |
| 健康スポーツ科学部 | 66% ~ 78% | 42.5 ~ 52.5 |
| 理工学部 | 61% ~ 70% | 45.0 ~ 50.0 |
| 総合情報学部 | 69% ~ 79% | 45.0 ~ 50.0 |
| 生命科学部 | 59% ~ 77% | 45.0 ~ 50.0 |
| 食環境科学部 | 65% ~ 75% | 45.0 ~ 50.0 |
偏差値帯は40.0〜57.5と学部によって大きく異なり、共通テストで7〜8割の得点が求められる学部も存在します。
東洋大学の一般選抜倍率は4倍超

2025年度入試において、昼間学部の志願者数は110,485人となり、10万人を大きく突破しました。
一般選抜(第1部)全体の倍率も約4.2倍に達しており、決して「名前を書けば入れる」レベルではない、激しい選抜が行われています。
また、2023年度から2025年度にかけての一般選抜(第1部)の倍率推移を見ると、多くの学部で年々倍率が上昇しています。
- 文学部:2.9倍 → 3.4倍 → 4.1倍
- 経済学部:3.1倍 → 3.7倍 → 4.6倍
- 経営学部:3.9倍 → 3.7倍 → 5.3倍
- 法学部:2.8倍 → 3.1倍 → 4.0倍
- 社会学部:3.3倍 → 3.6倍 → 4.3倍
2025年度には、
- 健康スポーツ科学部:5.8倍
- 国際観光学部:5.6倍
- 経営学部第1部:5.3倍
- 生命科学部:5.3倍
といった倍率5倍台の学部も複数存在しており、「誰でも入れる」という評価とは大きくかけ離れているのが実態です。
東洋大学が“誰でも入れる”と言われる理由(4つ)
インターネット上では、「東洋大学は誰でも入れる」といった声を見かけることがありますが、その背景には以下のような要因があります。
① 入試方式が多い
一般選抜のほか、総合型選抜や共通テスト利用など多様な方式があるため、「チャンスが多い=入りやすい」という印象を持たれやすい傾向があります。
② 偏差値の幅が大きい
偏差値40台の学部がある一方で、共通テスト得点率80%以上が必要な学部もあり、大学全体の難易度が誤解されやすくなっています。
③ キャンパス間の難易度差
都心キャンパスと郊外キャンパスでは志願者数や倍率に差が生じやすく、「入りやすい学部もある」という認識につながっています。
④ 滑り止めとしての受験が多い
MARCH志望者の併願先として選ばれることが多く、「滑り止め=簡単」というイメージが先行してしまう場合があります。
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東洋大学に受かる人の特徴(予備校勤務時代の経験より)

予備校勤務時代の経験から言うと、東洋大学に合格する受験生には以下のような特徴があります。
- 入試方式を戦略的に選んでいる
- 得意科目を活かした受験プランを立てている
- 基礎レベルの問題を確実に得点できる
東洋大学の入試問題は、難問奇問よりも標準的な基礎知識を問う傾向が強いため、「教科書レベルの内容をどれだけ確実に理解しているか」が合否を分けるケースが少なくありません。
まとめ:東洋大学は「誰でも入れる」大学ではない
東洋大学は、学部や入試方式によって難易度に差があるものの、志願者数10万人超・倍率4倍以上という実態を踏まえると、決して「誰でも入れる」大学とは言えません。
むしろ、自分に合った入試方式を選び、基礎学力を着実に身につけた受験生が合格を勝ち取る“戦略型の大学”といえるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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