国際医療福祉大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
大学選びにおいて、ネット上の評判や入試情報は気になるポイントの一つです。
医療・福祉・薬学・看護など、幅広い分野を展開する国際医療福祉大学は、実習環境や国家試験対策の充実で注目を集めています。
本記事では、2026年度入試の最新情報に基づき、
偏差値・共通テスト得点率・併願校の候補・合格のための具体的対策を学部別にまとめました。
受験を検討している方や併願校を探している方の参考になれば幸いです。
国際医療福祉大学の偏差値・共通テスト得点率
| 学部 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 医学部(医学科) | 67.5 | 87% |
| 保健医療学部 | 37.5〜40.0 | 50〜61% |
| 医療福祉学部 | 35.0 | 46% |
| 薬学部 | 40.0 | 55% |
| 成田看護学部 | 47.5 | 65% |
| 成田保健医療学部 | 40.0〜42.5 | 53〜65% |
| 成田薬学部 | 45.0 | 56% |
| 赤坂心理・医療福祉マネジメント学部 | 35.0〜42.5 | 55〜63% |
| 小田原保健医療学部 | 40.0〜47.5 | 50〜62% |
| 福岡保健医療学部 | 37.5〜40.0 | 49〜58% |
| 福岡薬学部 | 42.5 | 56% |
※出典:パスナビ(2026年度版)
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

国際医療福祉大学は、建学の精神「共に生きる社会の実現」に基づき、
多職種連携・国際的視野・高度な専門性を持つ医療人の育成を目指しています。
全学共通の基本方針
- 知識・技能
高校で学ぶ基礎学力(英語・国語・理系科目など)を十分に修得していること。 - 思考力・判断力・表現力
医療や社会の課題を自ら発見し、解決に向けて論理的に考え、伝える力。 - 主体性・協働性
多様な人々と連携し、社会や地域に貢献できる姿勢を持っていること。
医学部(医学科)のアドミッション・ポリシー
国際医療福祉大学医学部では、
「世界で活躍できる医師」「多職種連携の中核となる医療リーダー」の育成を教育目標としています。
求める学生像
- 医師として人の命と健康を守る使命感と倫理観を持っている人
- 医学を学ぶための基礎学力を備え、科学的思考に基づいて行動できる人
- 医療に強い関心を持ち、他者と協働して学ぶ姿勢を持つ人
- グローバルな視野を持ち、国際的な医療活動にも関心がある人
入学者に求める能力
- 知識・技能:英語、数学、理科(物理・化学・生物)の基礎を確実に修得していること
- 思考力・判断力・表現力:課題に対して自らの考えを論理的にまとめ、的確に表現できること
- 主体性・多様性・協働性:他者への共感力を持ち、チーム医療に主体的に関われること
- 国際性・使命感:国際的な視野を持ち、医療の発展や社会貢献に意欲を持つこと
評価方法
- 筆記試験(英・数・理)では、医学を学ぶための基礎力を重視
- 小論文・面接では、倫理観・表現力・医療への理解を評価
- 志望理由書や課外活動を含め、総合的に人物を判断
医学部入試では「知識+人間性+国際性」を総合的に評価します。
特に「なぜ医師になりたいのか」を自分の言葉で語れる準備が必要です。
各入試区分の概要と特徴
国際医療福祉大学では、専願制(総合型・推薦型)と併願制(一般選抜・共通テスト利用・特待生選抜)の両方が充実しています。
一般選抜・特待奨学生特別選抜
- 英語を中心とした筆記試験+小論文で評価
- 最大7学部まで併願可能
- 成績上位者には授業料免除の特待奨学生制度(S・A・B)あり
共通テスト利用選抜
- 大学独自試験なし。共通テストの高得点科目を自動採用
- 特待奨学生A・B選抜あり(前期のみ)
総合型選抜(Ⅰ期・Ⅱ期)
- 自己推薦型。小論文・面接・適性試験で評価
- 医療福祉・心理系では課題レポート型も実施
学校推薦型選抜(公募制)
- 評定平均3.5以上(学科によっては3.0以上)
- 小論文・面接中心の人物重視型入試
最新の情報を得るための必ず大学の公式サイトや募集要項を確認するようにしよう。
医学部・医学科の入試概要と対策

一般選抜(募集人員 105名)
筆記試験(英語・数学・理科2科目・小論文)+面接2回で総合的に評価します。
| 科目 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|
| 英語 | 200点 | コミュ英I〜III・論理表現I〜III |
| 数学 | 200点 | 数I〜III、A、B(数列)、C(ベクトル・複素数) |
| 理科 | 各100点×2 | 物理/化学/生物から2科目選択 |
| 小論文 | 段階評価 | 思考力・表現力・倫理観を評価 |
共通テスト利用選抜(募集人員 15名)
5教科7科目を評価。二次では英語記述・小論文・面接を実施。
一般選抜を併願している場合、共通テスト利用での小論文・面接は免除されます。
特別選抜(留学生・帰国生)
- 日本語または英語での受験可
- TOEFL iBT80点以上、またはIELTS6.0以上が望ましい
医学科に合格するための対策
1. 医師志望の明確な動機
- 医療への使命感・社会貢献意識を志望理由書で具体的に。
- 面接で一貫したストーリーが語れるよう準備。
2. 学力試験対策
- 教科書レベルを徹底復習し、過去問で形式と時間配分を把握。
- 難問よりも正確さ・スピード・安定感を重視。
3. 小論文・面接練習
- テーマ例:オンライン診療、AI医療、医師不足、地域医療。
- 構成は「導入→現状→自分の考え→結論」の4段階で整理。
4. 特待奨学生制度の活用
| 種別 | 給付額 | 特典 |
|---|---|---|
| S特待 | 最大1,700万円 | 授業料全額+寮費全額+入学金免除 |
| A特待 | 最大1,400万円 | 授業料半額+入学金免除 |
医学部以外の学部に合格するための対策
共通のポイント
- アドミッションポリシーの理解を示す。
- 小論文・面接では「なぜこの学部・学科で学びたいのか」を明確に。
- 各学部の教育目的(看護・リハビリ・心理・福祉・薬学など)に合わせて表現を変える。
筆記試験の傾向
- 英語+国語または理科・数学の2科目型が中心。
- 基礎〜標準レベルで得点の安定を目指す。
小論文・面接対策
- 小論文テーマ例:少子高齢化、チーム医療、地域連携、医療DX。
- 面接質問例:「医療人に必要な資質とは?」「チーム医療とは?」など。
併願校の候補

医学部併願校
| 難易度 | 大学名 | 特徴 | 偏差値 |
|---|---|---|---|
| 上位 | 慶應・慈恵医科・順天堂 | 難易度・教育方針ともに国際医療福祉大と共通点あり | 70〜75 |
| 同等 | 昭和・東邦・杏林・東京医科 | 出題形式が近く、併願に適する | 65〜68 |
| 安全 | 帝京・聖マリアンナ・岩手医科・福岡大学 | 面接重視で合格の可能性を広げられる | 58〜63 |
看護・保健医療系併願校
| 難易度 | 大学名 | 特徴 | 偏差値 |
|---|---|---|---|
| 上位 | 北里大学・東京医療保健大学 | 実習施設と国家試験対策が充実 | 50〜57 |
| 同等 | 新潟医療福祉大学・帝京平成大学 | チーム医療教育が近く併願しやすい | 40〜47 |
| 安全 | 駒沢女子・千葉科学大学 | 面接・小論文重視で受験しやすい | 35〜42 |
薬学部併願校
| 難易度 | 大学名 | 特徴 | 偏差値 |
|---|---|---|---|
| 上位 | 昭和薬科・北里大学 | 臨床教育・研究環境が充実 | 47〜52 |
| 同等 | 帝京・横浜薬科・東京薬科大学 | 共通テスト併用で受験効率が高い | 40〜47 |
| 安全 | 日本薬科・城西大学 | ICT教育や国家試験対策に強み | 35〜42 |
心理・福祉・マネジメント系併願校
| 難易度 | 大学名 | 特徴 | 偏差値 |
|---|---|---|---|
| 上位 | 明星・桜美林・東京福祉大学 | 小論文・面接重視。心理・教育職に強い | 45〜52 |
| 同等 | 日本福祉大学・東京未来大学 | 実学教育と資格取得が充実 | 40〜45 |
| 安全 | 聖徳・人間総合科学大学 | 通信や推薦型入試の選択肢が広い | 35〜40 |
まとめ:国際医療福祉大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
国際医療福祉大学は、学力だけでなく人間性と協働力を重視する大学です。
筆記試験・小論文・面接のすべてを通して「どんな医療人になりたいか」を表現することが、合格への近道です。
- 医学科志望:理数+倫理観・使命感を明確に
- 看護・福祉系:協働・共感力を具体例で示す
- 薬学系:理系基礎+応用的思考を重視
併願戦略と特待制度を上手に活用し、あなたに最適な受験プランを立てましょう。



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