関東学院大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・対策まとめ
大学選びにおいて、ネット上の評判や入試難易度は気になるポイントの一つです。
関東学院大学は「社会とつながる学び」を重視する総合大学として知られ、幅広い入試方式を設けています。
本記事では、偏差値・共通テスト得点率・主要な入試区分・併願校・対策方法を総合的に解説します。
関東学院大学の受験を検討する人の参考になれば幸いです。
関東学院大学の偏差値・共通テスト得点率
| 学部名 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 国際文化学部 | 35.0 | 50%〜55% |
| 社会学部 | 35.0 | 54%〜55% |
| 法学部 | BF〜37.5 | 49%〜52% |
| 経済学部 | 35.0〜40.0 | 57%〜59% |
| 経営学部 | 40.0 | 63%〜69% |
| 理工学部 | 35.0〜37.5 | 42%〜50% |
| 情報学部 | 35.0〜37.5 | 45%〜49% |
| 建築・環境学部 | 35.0 | 51%〜57% |
| 人間共生学部 | 35.0〜37.5 | 50%〜60% |
| 教育学部 | 35.0〜37.5 | 54%〜55% |
| 栄養学部 | 37.5 | 55%〜60% |
| 看護学部 | 37.5〜40.0 | 61%〜62% |
📘出典:旺文社「パスナビ」 (https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/3250/difficulty/)
アドミッション・ポリシーと評価の観点

関東学院大学は、「学んだ知識が社会の役に立つ」瞬間を大切にする社会連携教育を理念としています。
入試では、知識の詰め込みよりも「行動・協働・実践」を重視。総合型選抜では以下の3観点を多面的に評価します。
- 知識・技能
- 思考力・判断力・表現力
- 主体的に多様な人々と協働できる態度
この方針に基づき、すべての入試方式で「自ら考え行動できる学生」が求められています。
主要な入試区分の概要
関東学院大学では、総合型・推薦型・一般選抜・共通テスト利用など、受験生の個性に合わせた多様な選抜制度を設けています。
(主な方式の抜粋)
- 総合型選抜(9月・11月募集):小論文・面接・基礎力テスト・探究活動・資格などを総合評価
- 学校推薦型選抜(指定校):高校での学習成績・人物評価を重視(専願制)
- 給費生選抜:学力試験+成績加点で上位合格者に学費免除(全国19会場)
- 一般選抜(A・B日程):2〜3科目型中心。英語外部試験利用や併願割引制度もあり
- 共通テスト利用選抜:共通テストの成績のみで判定。後期スカラシップ型は全額免除あり
最新の情報を得るための必ず大学の公式サイトや募集要項を確認するようにしましょう。
入試区分別の対策と準備ポイント

総合型選抜(9月/11月)
- 基礎学力評価型:高校基礎の徹底復習。国・英・数の得意科目を明確に。
- 課題型:課題公表後すぐに着手。小論文・プレゼンの構成練習を行う。
- 資格型:出願時点で資格を取得済みに。複数資格の合算が有利。
- 探究評価型:探究学習報告書とプレゼン内容を一致させ、課題発見〜提言までを一貫させる。
- 社会活動評価型(法学部):継続性のある社会活動と証明書の準備が必須。
給費生選抜
- 一般選抜と同水準。3科目(国・数・英)をバランス良く得点。
- 学習成績の加点(最大30点)も評価対象のため、内申点維持が重要。
- 合格後は科目別得点を確認でき、一般選抜に再挑戦する受験生も多い。
一般選抜(前期A/B)
- 3科目(科目重視)型:得意科目2倍配点。重点科目の得点率8割以上を狙う。
- 英語外部試験利用型:英検・TOEIC・GTECスコアをCEFR換算(A2=60点〜C2=100点)で利用。
- 併願割引制度:3科目均等配点型を受ければ、外部試験型・併用型の判定が追加料金0円。
共通テスト利用選抜
- 受験科目が多いほど有利。高得点科目を自動採用。
- 英語リスニングは必須。
- 「後期スカラシップ型」は合格者全員が授業料・入学金免除の特典付き。
併願校の候補
関東学院大学は偏差値35〜40前後の中堅私大レベルに位置し、同程度またはやや上の大学を併願するケースが多く見られます。
分野別にみた併願校の一例を紹介します。
経済・経営・社会・法系志望
| 難易度帯 | 大学名 |
|---|---|
| やや上位 | 神奈川大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学 |
| 同レベル | 関東国際大学、関東学園大学、横浜商科大学 |
| やや下位 | 千葉商科大学、湘南学院大学、白鷗大学 |
理工・情報・建築系志望
| 難易度帯 | 大学名 |
|---|---|
| やや上位 | 東京電機大学、芝浦工業大学 |
| 同レベル | 東京工科大学、日本工業大学 |
| やや下位 | 千葉工業大学、神奈川工科大学 |
教育・人間・看護・栄養系志望
| 難易度帯 | 大学名 |
|---|---|
| やや上位 | 東京家政大学、昭和女子大学、神奈川大学人間科学部 |
| 同レベル | 東京未来大学、東海学園大学、横浜創英大学 |
| やや下位 | 目白大学、湘南医療大学、城西国際大学 |
🗒️ 併願戦略のコツ
- 難易度を「第一志望(関東学院)」「確実校」「チャレンジ校」で3段階に分ける。
- 出願方式が似ている大学を選び、勉強範囲を共通化する。
- 共通テスト利用型の大学を1〜2校併願して、滑り止めを確保。
まとめ:関東学院大学合格への最短ルート
関東学院大学では、「まずやってみる」という行動重視の姿勢が求められます。
入試対策では、以下の3点を意識して学習を進めましょう。
- 入試方式を早めに決めて対策を最適化(特に総合型は6月から準備開始)
- 資格・探究・社会活動などの“+α”実績を整理
- 模試・過去問分析で弱点を可視化し、得点力を底上げ
学力だけでなく、自分の経験や挑戦を言葉にできることが、関東学院大学合格への第一歩です。
ぜひ自分らしい方法で「社会とつながる学び」に挑戦してください。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



コメント