エミル出版【Cutting Edge】各色の難易度と大学受験レベル徹底比較
エミル出版が提供する英語教材「Cutting Edge」シリーズは、日本の大学や高校、語学教育機関で幅広く採用されている人気教材です。
Yellow(イエロー)からBlack(ブラック)まで5つの色でレベル分けされており、それぞれの色ごとに難易度や扱うテーマ、語彙のレベルが異なります。
このレベル分けは、単なる教材の色分けではなく、大学受験のレベルや、大学の授業レベルと非常に相性が良いことをご存じでしょうか。
この記事では、各色を大学受験レベルと対応させ、さらに目安となる具体的な大学名も挙げながら詳しく解説していきます。
「自分はどの色から始めるべきか」「目標大学の英語力に合ったレベルはどれか」を知りたい方におすすめの内容です。
Cutting Edgeシリーズとは
Cutting Edgeは、イギリスのPearson社が開発した英語教材をエミル出版が日本向けに提供しているもので、世界中の教育機関で使用されています。
特徴は以下の通りです。
- 4技能(Listening / Speaking / Reading / Writing)をバランスよく学習できる
- CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠して段階的に難易度が上がる
- リアルな会話例や時事的なトピックが豊富
- 音声・映像教材、オンライン練習問題など、学習支援が充実
日本の学校では、入学時のプレイスメントテスト(クラス分けテスト)の結果に応じて、このシリーズのいずれかの色が配布されるケースが多く、英語力別の授業をスムーズに進めるための定番教材になっています。
Cutting Edge レベル別比較表(大学受験レベル・大学名入り)

| 色 | 大学受験レベル | 目安大学例 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Yellow | 入試基礎 | 関東学院大、愛知学院大、近畿大(文系) | 高校基礎〜英検3級〜準2級程度。短文会話・自己紹介・日常表現。 |
| Green | 共通テスト〜一般私大 | 駒澤大、南山大、福岡大 | 英検準2級〜2級程度。共通テストレベルの読解・会話力。 |
| Blue | 国公立二次・有名私大 | 名古屋大(文系)、千葉大、同志社大 | 英検2級〜準1級。長文読解・意見表明・要約。 |
| Orange | 旧帝大・難関私大(準備) | 京都大、早稲田大(国際教養)、ICU | 英検準1級レベル。抽象的テーマの議論・アカデミック文章。 |
| Black | 旧帝大・難関私大(本格) | 東京大、一橋大、慶應義塾大(法・経) | 英検準1級〜1級。高度な議論、学術的ライティング、専門的内容の理解。 |
Yellow(入試基礎レベル)
対象レベル:高校基礎〜入試基礎、英検3級〜準2級程度
Yellowは、高校英語の基礎を一から総復習できる構成になっています。
文法事項は中学〜高校初級レベルをカバーし、語彙も日常生活や身近な話題が中心です。
Listeningでは、ゆっくりとしたスピードの会話や短いインタビュー形式が多く、Speakingでは自己紹介や趣味、家族の説明などがメインテーマです。
目安大学例
- 関東学院大学
- 愛知学院大学
- 近畿大学(文系学部)
これらの大学では、入学後に英語が苦手な層向けの授業でYellowが採用されることがあります。
活用のポイント
- 中学英語に抜けがある場合のやり直しに最適
- 単語・熟語を声に出して覚える習慣をつける
- リスニングを毎回音読で復習し、反射的に理解できるレベルを目指す
Green(共通テスト〜一般私大レベル)
対象レベル:共通テスト英語 80〜120点程度、英検準2級〜2級
Greenは、Yellowよりも会話や文章が長くなり、社会的話題や旅行、日常生活のトラブル解決など、やや応用的なテーマも扱います。
文法は高校英語の主要項目を一通り網羅し、共通テストレベルの英文をスムーズに読む力を養います。
目安大学例
- 駒澤大学
- 南山大学
- 福岡大学
これらの大学の中堅レベルの学部では、英語中級クラスにGreenを導入するケースがあります。
活用のポイント
- 共通テスト対策に直結する読解・リスニング練習
- 会話表現を実際に使ってみるペアワークが効果的
- 語彙帳と併用して単語力を一気に底上げ
Blue(国公立二次・有名私大レベル)
対象レベル:国公立大二次試験(文系)・有名私大、英検2級〜準1級
Blueは、長文読解や要約、意見表明など、学術的な要素が入った内容に踏み込みます。
リスニングもスピードが上がり、会話や講義形式の音声が増えます。
Writingでは、自分の意見を論理的に展開する練習が豊富です。
目安大学例
- 名古屋大学(文系学部)
- 千葉大学
- 同志社大学
これらの大学では、入試段階で高い英語力が必要な学部に近いレベル感です。
活用のポイント
- 記述式問題や英作文の基礎固めに最適
- 長文を段落ごとに要約する練習で二次試験対応力を強化
- ディスカッション形式の練習で発話力を磨く
Orange(旧帝大・難関私大準備レベル)
対象レベル:難関大入試準備、英検準1級
Orangeは、抽象的かつアカデミックなテーマを多く扱い、長文や講義音声も複雑になります。ディスカッションでは、多角的な視点から意見を述べることが求められます。
目安大学例
- 京都大学
- 早稲田大学(国際教養学部)
- 国際基督教大学(ICU)
活用のポイント
- 入試の自由英作文や要約問題対策に直結
- 英語プレゼンテーションの練習素材として活用可能
- 海外大学進学や留学準備にも最適
Black(旧帝大・難関私大本格レベル)
対象レベル:旧帝大・最難関私大入試、英検準1級以上
Blackは、Cutting Edgeシリーズの最上位レベルで、学術論文や高度な評論文を扱います。
ディベートや高度なライティング課題も豊富で、大学院レベルの英語力にも対応します。
目安大学例
- 東京大学
- 一橋大学
- 慶應義塾大学(法学部・経済学部)
活用のポイント
- 論文読解力を養うための精読練習
- ディベート形式の授業で批判的思考力を強化
- アカデミックライティングのモデルとして使用
自分に合った色の選び方
- 模試偏差値・英検・TOEICスコアを確認
- 目標大学の入試英語のレベルを把握
- 少し難しいレベルを選び、成長を促す
例えば、共通テストで140点を取れているならGreenからBlueへの移行が望ましいでしょう。
逆に共通テストで80点前後なら、Yellow〜Greenで基礎固めを優先すべきです。
まとめ:【Cutting Edge】各色の難易度と大学受験レベル徹底比較
Cutting Edgeシリーズは、YellowからBlackまで、入試基礎から旧帝大・難関私大レベルまで幅広くカバーする優秀な教材です。
大学名とレベル感を知ることで、自分の現在地と目標の距離がはっきりします。
適切なレベルを選び、段階的にステップアップしていくことで、英語力を確実に伸ばすことができます。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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