育英館大学は【やばい】のか？ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「育英館大学 やばい」と検索ワード目にすると、「寒すぎる」「Fラン」など、ネガティブな意見をイメージします。
しかし、それらの情報は果たして本当に正しいのでしょうか？
この記事では、「やばい」と言われる理由を分析しつつ、育英館大学が持つ本当の魅力にも目を向けていきます。
育英館大学のキャンパスがやばい
育英館大学のキャンパスは、日本最北端の大学として知られています。
所在地は、北海道稚内市若葉台1丁目2290-28。
宗谷管内唯一の大学でもあり、地域にとって貴重な高等教育機関です。
ただし、気候条件はかなり過酷です。
稚内市の1月の平均最低気温は-8℃、最高気温も-3℃程度と、全国的に見ても極寒の地域です。
この「寒さ」がネット上で「やばい」と言われる原因の一つになっています。
一方で、育英館大学には京都キャンパスも存在しており、北海道だけでなく本州での学びの選択肢も提供されています。
育英館大学はFランと言われてやばい
ネット上では「育英館大学はFランでやばい」という意見も散見されます。
実際、偏差値情報を見ても、大学受験業界では偏差値BF（ボーダーフリー）とされています。
これは、実質的に偏差値で評価されない、もしくは入試難易度が低いことを意味します。
しかし、それはあくまで学力的な入りやすさを示すものであり、「Fラン＝質が低い」というわけではありません。
育英館大学では、情報メディア分野に特化したカリキュラムが展開されており、以下のような学習環境が整っています。
- 300台以上の実習用コンピュータ
- 講義室すべてに情報コンセントを完備
- 学内全域で利用可能な無線LAN
このような設備環境は、都市部の大学に引けを取らない水準です。
「やばい」と評されがちですが、情報教育に本気で取り組みたい学生にとってはむしろ恵まれた環境と言えるでしょう。
育英館大学とは
育英館大学は、1987年に開学した「稚内北星学園短期大学」がルーツです。
2000年に四年制大学へ改組され、「稚内北星学園大学」として日本初の情報メディア学部を設置。その後、2022年度からは「育英館大学」へと名称を変更しました。
現在は情報メディア学部・情報メディア学科の単学部・単学科構成となっており、少人数制での専門教育が行われています。
かつては「地域創造学科」も併設されていましたが、2014年度をもって募集を終了。
現在は再び情報メディアに特化した大学として運営されています。
育英館大学の偏差値は
育英館大学の偏差値はBF（ボーダーフリー）であり、共通テスト得点率も約35％とされています。
一般的な大学と比べると低水準ではありますが、これは選抜試験よりも学ぶ意欲や個別サポートを重視している大学であることを意味します。
現に、情報分野への関心を持つ多様な学生を受け入れており、学力偏重ではなく、やる気や将来性を重視する教育方針が特徴です。
卒業生の就職先は
「育英館大学の就職はやばいのでは？」という声もありますが、卒業生は地元の優良企業や公共団体などに就職しています。主な就職先は以下の通りです。
- 教員（情報系など）
- 稚内信用金庫
- 北海道旅客鉄道（JR北海道）
- 日軽パネルシステム
- オーエスジャパン
- プロテクノ
- 旭川市公園緑地会
地域とのつながりを活かした就職支援も行われており、地元志向の強い学生には魅力的な進路選択が可能です。
また、教職課程も整っているため、教員としてキャリアを築く学生も少なくありません。
まとめ：育英館大学は【やばい】のか？ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
結論から言えば、「育英館大学はやばい」という評価は、一部の偏った見方や誤解によるものです。
確かに、偏差値や立地条件だけを見れば厳しい面もありますが、
- 日本最北端の大学として地域に根ざしている
- 情報メディア教育に特化した先進的な設備を持つ
- 地元企業や教職など着実な就職実績がある
というように、他にはない独自の強みも持っています。
「Fランだからやばい」「寒すぎてやばい」といった表面的な情報だけで判断せず、自分の将来に本当に必要な学びが得られるかどうかを基準に大学を選ぶことが大切です。
「育英館大学 やばい」と検索してこの記事にたどり着いた方には、ぜひ一度、公式サイトや大学案内をチェックし、リアルな情報に触れてみることをおすすめします。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
コメント