工学部はやめとけ?向いてる人や「その理由と実際の真相」を徹底解説

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工学部はやめとけ?向いてる人や「その理由と実際の真相」を徹底解説

「工学部 やめとけ」という検索ワードが気になってこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

理系の進路として王道ともいえる工学部ですが、ネット上には「やめとけ」「つらい」「後悔した」といったネガティブな声も見受けられます。

果たしてそれは本当なのか?あるいは誤解なのか?

この記事では、工学部が「やめとけ」と言われる理由を整理しつつ、向いている人・向いていない人の違い、学べる内容や進路、工学部の魅力についても解説します。

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工学部はやめとけ?と言われる主な理由

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理由1:勉強がとにかく難しい・課題が多い

工学部では数学・物理・情報などを駆使した高度な内容を学びます。

特に2〜3年生以降は設計演習、レポート、実験レポート、プレゼン、研究活動など、かなりの学習負担がかかるのが現実。

理系の中でも“ハード系”と言われるほどの忙しさがあり、「遊ぶ暇がない」「留年する人も多い」といった声が出るのも事実です。

理由2:やりたいことが明確でないとつらい

「工学=ものづくりの学問」ではありますが、機械、電気、情報、材料、建築、土木、生物、化学工学…と範囲が非常に広いため、何を学ぶのかが明確でないと迷子になりがちです。

「何となく理系だから工学部へ」だと、途中で方向性に悩んでモチベーションを失うケースも。

理由3:女子が少なく、学内の雰囲気が合わない

多くの工学部では男子比率が圧倒的に高く(80〜90%)、女子学生が少ないというのも特徴です。

「女子が肩身が狭い」「大学生活が偏る」という意見から、「工学部はやめとけ」と言われることもあります。

理由4:就職の選択肢が狭まる?

「工学部に行くと理系職にしか進めない」と誤解されるケースも。

実際は幅広い分野に就職可能ですが、専門性が高いため専門職に特化したキャリアになる傾向はあります。

工学部に向いている人・向いていない人

向いている人の特徴

  • 数学や物理に抵抗がない・好き
  • 論理的に物事を考えるのが得意
  • 「なぜ?」「どうして?」を深掘りしたいタイプ
  • 機械、電気、IT、ものづくりに興味がある
  • 将来は技術職、エンジニアとして働きたい

向いていない人の特徴

  • 数学や物理が極端に苦手
  • パソコンやプログラミングが嫌い
  • 手を動かすより、人と話すことが好き
  • 学びたいテーマが抽象的(心理・社会・教育など)

▶ 工学部は「手と頭を使って課題を解決する」学問です。思考と実践が好きな人にピッタリです。

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工学部では何を学ぶ?分野と学科の具体例

学科名主な学びの内容
機械工学モーター、ロボット、車など機械全般の設計と動作原理
電気電子工学電力、電気回路、半導体、家電、通信技術
情報工学AI、プログラミング、IoT、システム開発
建築学科建物設計、都市計画、構造解析、環境設計
土木工学インフラ、橋梁、道路、水道など公共施設の設計
材料工学鉄、セラミック、ナノ素材などの性質と加工法
応用化学・生物工学化粧品、医薬品、食品、バイオ技術の応用

▶ 自分の興味分野とマッチするかどうかで、学びの楽しさは大きく変わります。

工学部の卒業後の進路|就職は強い?

「工学部はやめとけ」と言われる一方で、就職率や年収の面ではトップクラスの学部でもあります。

業界職種の例
製造業(自動車、電機、機械)設計・開発エンジニア、生産技術、品質管理
IT・通信業界システムエンジニア、インフラ構築、AIエンジニア
建設・不動産建築士、施工管理、都市設計
公務員技術職(国交省、地方自治体、インフラ関連)
大学院進学より高度な専門職・研究職・教職へ進む道も多い

特に情報系やAI分野、エネルギー分野は、将来性・待遇ともに非常に高い評価があります。

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工学部が有名な大学

大学名特徴
東京大学 工学部国内最高峰の工学研究拠点。最先端技術の研究・グローバル人材の育成に強い。
東京工業大学(東工大)工学・理学に特化した国立大。研究志向の学生に人気。大学院進学率も高い。
京都大学 工学部自由な学風と高度な基礎研究が特徴。材料・バイオ・環境分野にも強み。
大阪大学 基礎工学部/工学部学科の多様性と産学連携が魅力。関西の理系就職市場でも圧倒的な強さ。
名古屋大学 工学部自動車・エネルギー産業との連携が密。中部地方の産業界との結びつきが強い。

工学部偏差値ランキング

地方国公立大学(東北大学、九州大学、広島大学など)や、私立の早稲田大学、慶應義塾大学、芝浦工業大学、東京理科大学も人気が高く、特色ある工学教育を展開しています。

工学部を目指す高校生が頑張っておきたい科目

  • 数学(ⅠA・ⅡB・Ⅲ) → 工学の根幹。苦手だと厳しい
  • 物理 → ほぼすべての工学分野とつながっている
  • 化学(志望分野による) → 材料・バイオ系には重要
  • 情報(プログラミングやアルゴリズム) → 情報系志望には必須
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まとめ|工学部はやめとけ?向いてる人や「その理由と実際の真相」を徹底解説

「工学部 やめとけ」と言われる背景には、“覚悟なしで進学するとつらい”というリアルな声があります。

確かに大変な面はありますが、それ以上にやりがい、将来性、社会貢献性、収入面の安定というメリットも大きいです。

最後に一言:

工学部は、手を動かし、頭で考え、未来を創る人のための学部です。

「つらいからやめとけ」ではなく、「目的なく選ぶならやめとけ」というのが正しい理解でしょう。

進路選択の際には、自分の適性や興味を見極め、学びたい分野のある大学を選ぶことが成功のカギになります。

subblog 著者プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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