新潟薬科大学は【やばい】【Fラン】?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「新潟薬科大学 やばい」「新潟薬科大学 Fラン」という検索ワードを目にすると、進学を検討している方や保護者の中には不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、こうした評価は必ずしも大学の全体像を正確に反映しているとは限りません。
この記事では、新潟薬科大学がなぜネット上で「やばい」「Fラン」と言われているのか、その背景を客観的に整理しながら、実際の教育内容や就職実績などをもとに実態を考察します。
新潟薬科大学はFランと言われてやばい
まず「Fラン大学」という言葉の定義から確認しておきましょう。
一般的にFランとは「偏差値が著しく低く、受験者のほとんどが合格する大学」とされます。
模試などの資料で偏差値が「BF(ボーダーフリー)」と表記されている学部が多く見られると、その大学はFランと見なされやすくなります。
実際に新潟薬科大学の偏差値を見ると以下のようになっています。
- 薬学部:偏差値 BF
- 応用生命科学部:偏差値 BF
- 医療技術学部:偏差値 37.5
- 看護学部:偏差値 BF
偏差値だけで見ると、「Fラン」と言われるのも無理はないかもしれません。
しかし、大学の価値は偏差値だけでは測れないというのも事実です。
次に紹介するように、教育支援体制やキャリア支援体制には高い評価が見られます。
充実した学生支援と学びの環境
新潟薬科大学では、特待生制度や学修支援体制、キャリアサポートなど、学生が安心して学べる仕組みが整備されています。
例えば、経済的支援として入試成績上位者を対象に学費の減免を行う特待生制度があり、地方の私立大学であっても負担を抑えて学ぶことが可能です。
こうした環境は、偏差値だけでは見えない大学の強みの一つです。
新潟薬科大学の就職率がやばい

偏差値が低くても「就職に強い大学」は数多く存在します。
そして新潟薬科大学もその一つです。
2021年3月卒業生の就職内定率は99.4%という驚異的な数字を記録しており、就職支援が極めて充実していることが伺えます。
さらに「週刊東洋経済」の特集「本当に強い理系大学」においても、生命・農学系の実就職率ランキングで全国1位を獲得しています。
このようなデータは、新潟薬科大学が「Fランどころか、実学に強く就職に強い大学」として機能していることを裏付けています。
新潟薬科大学とは

新潟薬科大学は1977年に創立された、新潟県初の4年制私立大学です。
創設当初は薬学部のみの単科大学でしたが、現在は以下の4学部を擁する医療・生命科学系に特化した大学へと発展しています。
- 薬学部
- 応用生命科学部
- 医療技術学部(2023年新設)
- 看護学部(2023年新設)
キャンパスは、新潟市秋葉区の新津キャンパス、新津駅東キャンパス、そして西新潟中央病院キャンパスの3つに分かれています。
特に医療系学部においては、臨床現場に近い教育環境が整っている点が大きな特徴です。
卒業生の就職先は

就職先も、決してFランと呼ばれるようなレベルのものではありません。
薬学部卒業生の主な就職先
アインホールディングス、サンドラッグ、しなの薬局グループ、共栄堂、星光堂薬局、日本調剤、新潟県病院局 など
応用生命科学部卒業生の主な就職先:
新潟クボタ、日本ホワイトファーム、クスリのアオキ、デンカ五泉事業所、一正蒲鉾、越後製菓、東洋クリエート、アクシアル リテイリング など
こうした企業・団体は、地元新潟を中心に全国的にも知名度のある企業であり、専門職としての実力が認められている証拠とも言えます。
まとめ:新潟薬科大学は【やばい】【Fラン】?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「新潟薬科大学 やばい」「新潟薬科大学 Fラン」という評価は、偏差値データだけを切り取った表面的なものであり、実態とは乖離している部分が多いと言えるでしょう。
確かに偏差値は高くありませんが、
- 特待生制度や学修支援による手厚いサポート
- 実就職率99.4%という全国トップレベルの実績
- 医療・生命科学に特化した実学教育
- 地元・全国の優良企業への就職実績
といった観点から見れば、「やばい」のではなく、むしろ堅実に成果を出している大学と言えます。
大学選びでは、単なる偏差値だけでなく、自分が何を学び、どのようなキャリアを目指すのかという視点が欠かせません。
新潟薬科大学は、医療・生命科学系の分野で確実にキャリアを積みたいと考える人にとって、有力な選択肢のひとつでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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