【大学受験】「英語」過去問のやり方を解説 英語(長文)は同じ問題を数回解く意味があるの?

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【大学受験】「英語」過去問のやり方を解説 英語(長文)は同じ問題を数回解く意味があるの?

英語の過去問演習は大学受験において重要な学習です。

しかし、「どの時期に」「どの程度の量で」「どのように過去問を解くべきか」「同じ問題を繰り返し解く必要があるか」など、多くの受験生が迷う点も多いでしょう。

本記事では、大学受験英語における過去問の効果的なやり方とその活用方法について解説します。

過去問を正しく活用することで、英語力を効率よく伸ばし、合格の可能性を高めることができます。

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大学受験「英語」過去問のやり方 過去問を解く時期は?

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英語の過去問は、受験の早期から段階的に取り組むことが推奨されます。

以下の時期ごとに異なる目的を持って過去問に取り組むことで、受験対策がより効果的になります。

7月~8月:志望校の問題レベルチェックのため

この時期に一度、志望校の過去問に取り組んでみると、現在の自分の実力と志望校の求めるレベルとの差を把握できます。

目指すべき到達点を明確にすることで、今後の学習方針も見えやすくなります。

特に単語や熟語、文法の基礎がしっかり固まっているかを確認し、必要な基礎力の補強を進めることが重要です。

10月~12月:志望校の他学部や似た傾向の過去問で演習量を増やす

本格的な過去問演習は秋以降からが本番です。

志望校の過去問を中心に、類似傾向の大学や他学部の過去問も並行して解き、さまざまな問題に触れることで対応力をつけましょう。

この時期にしっかりと演習量を確保することで、問題形式への慣れや、時間内に解答するスキルを高めることができます。

直前期:解答の順番のシミュレーション・捨て問チェック

受験が間近に迫る時期には、解答の順番や「捨て問」を見極める練習も大切です。

限られた時間内でいかに効率よく点数を取るかを考え、捨て問を決めることで本番に焦ることなく落ち着いて解答できるようにします。

入試本番では満点の必要なく、合格点が取れれば良いのです。苦手な問題は捨て、取るべき問題から加点できるように練習するのが、直前期の過去問の使い方です。

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大学受験「英語」過去問のやり方 一度解いた長文をもう一度解く意味

一度解いた過去問を再度解くことには、大きな意味があります。

英語の長文問題では特に、文章構造や重要なフレーズの理解が深まります。

さらに、問題を解いたときの自分の思考プロセスを振り返ることで、誤答の原因や、効率的な解答方法を再確認できます。

反復練習は記憶の定着にも効果的です。

一度解いた際に間違えた部分を確認し、なぜその選択肢が誤答だったのかを理解することで、類似の問題に対応する力が養われます。

過去の記憶で問題を解くことは避けるようにしよう

過去問は何年分解くべきか

過去問を解く量は、受験する大学の重要度によって異なります。

過去問の解答量を以下のように分けることで、効率よく対策が可能です。

滑り止め:1年~2年分

基本的には滑り止め校の過去問を多く解く必要はありません。

志望校対策に集中するためにも、最低限の演習量に抑えることを推奨します。

出題の傾向やパターンに慣れることを重要です。

併願校:3年~5年分

併願校は、過去数年分の傾向に一貫性があるかを確認するため、3~5年分を目安に取り組みましょう。

出題傾向が年ごとに異なる場合もあるので、問題に幅広く触れることで、柔軟な対応力が身につきます。

志望校:5年~10年分

志望校については、最低でも5年分、可能であれば10年分を徹底的に解くことを推奨します。

10年分の過去問を解くと、出題の傾向がさらに明確になり、どのような問題に重点を置くべきかを把握できます。

傾向や教育課程の変更があった場合は、志望校の他学部の過去問を解くことをすすめます。

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過去問を解く順番は

過去問を解く際は、最新年度から遡って解くのが基本です。

最新年度の問題は、大学が求める最新の傾向を反映しているため、まずはその傾向を掴むことが重要です。

過去に遡ることで、長年の出題傾向が見えてくるため、大学の出題方針や重点を理解する手助けになります。

過去問の復習はどれくらい時間をかけるのか

過去問を解きっぱなしにするのではなく、復習に時間をかけることが重要です。

理想的には、試験時間と同じ時間、もしくは試験時間の2~3倍程度の時間をかけて丁寧に復習します。

解答をすべてチェックする必要はなく、自分が間違えた部分や解答に時間がかかりすぎた問題を中心に復習することで、効率よく学習できます。

特に、解答に至るまでのプロセスや、間違えた理由を振り返ることで、次回似た問題が出題された際にミスを防ぎやすくなります。

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まとめ:【大学受験】「英語」過去問のやり方を解説 英語は同じ問題を数回解く意味があるの?

英語の過去問演習は、単に解くだけでなく、解答プロセスや復習を徹底することで、英語力や問題解決力が向上します。

過去問を通して自身の弱点を発見し、それを克服することで本番に向けた実力を養いましょう。

特に志望校の過去問は重点的に取り組むことで、合格の可能性を高めることができます。

subblog 著者プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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