昔のMARCH序列は今と違う?2000年と現在の偏差値を比較した意外な結果

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昔のMARCH序列は今と違う?2000年と現在の偏差値を比較した意外な結果

「MARCHの序列」と聞くと、現在では明治大学、青山学院大学、立教大学が上位に並び、中央大学と法政大学が続くイメージを持つ人が多いかもしれません。

しかし、約25年前の2000年の偏差値を見ると、現在とは少し違った序列が見えてきます。

特に目立つのが、中央大学法学部と立教大学の強さです。現在ではMARCH上位の代表として名前が挙がりやすい明治大学も、2000年当時は必ずしもMARCHの絶対的なトップではありませんでした。

本記事では、2000年の代々木ゼミナールの偏差値と、現在の河合塾提供・パスナビ掲載の偏差値をもとに、MARCH5大学の序列が約25年間でどのように変化したのかを分析します。

ただし、過去と現在では偏差値の算出方法が異なります。そこで、偏差値の数値を直接足し引きするのではなく、各年代におけるMARCH内の相対的な位置関係を中心に比較していきます。

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  1. MARCHとは?
  2. 2000年と現在の偏差値は単純比較できない
  3. 2000年のMARCH偏差値序列
    1. 2000年の法学系偏差値
    2. 2000年の経済・経営・商学系偏差値
    3. 2000年の文学部偏差値
    4. 2000年の理系偏差値
  4. 2000年のMARCH序列は「中央法・立教」が強かった
    1. 中央大学
    2. 立教大学
    3. 明治大学
    4. 青山学院大学
    5. 法政大学
  5. 現在のMARCH偏差値序列
  6. 現在のMARCH序列はどうなっている?
    1. 1位グループ:明治大学
    2. 1位~2位グループ:立教大学・青山学院大学
    3. 3位~5位グループ:中央大学・法政大学
  7. 約25年間でMARCHの序列はどう変わった?
  8. 明治大学が大学全体として上昇した
  9. 青山学院大学のブランド力が高まった
  10. 立教大学は約25年間、安定して強い
  11. 中央大学は「中央法一強」から変化した
  12. 法政大学は上位学部と下位学部の差が大きい
  13. なぜMARCHの偏差値序列は変わったのか?
  14. 少子化によって大学が「選ばれる側」になった
  15. 就職氷河期から人手不足の時代へ変化した
  16. 景気によって理系・資格系と文系の人気が変わる
  17. 法学部中心から経営・国際・情報系へ人気が分散した
  18. 都心キャンパスの価値が高まった
  19. インターネットとSNSで大学ブランドが可視化された
  20. 2000年と現在のMARCH序列まとめ
  21. まとめ:昔のMARCH序列は今と違う?2000年と現在の偏差値を比較した意外な結果
  22. 出典・参考資料
    1. 偏差値データ
    2. 社会情勢・大学進学に関する資料
    3. 偏差値比較に関する注意事項

MARCHとは?

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MARCHとは、首都圏の有名私立大学5校をまとめた大学群です。

  • 明治大学
  • 青山学院大学
  • 立教大学
  • 中央大学
  • 法政大学

各大学の頭文字を取って「MARCH」と呼ばれています。

いずれも全国的な知名度があり、大手企業、公務員、金融、IT、マスコミ、メーカーなどへの就職実績が豊富です。

ただし、MARCHは5大学を完全に同じ難易度として扱う言葉ではありません。大学、学部、学科、入試方式によって偏差値には差があり、その序列も時代によって変化しています。

2000年と現在の偏差値は単純比較できない

最初に、今回の比較で最も重要な注意点を確認しておきましょう。

2000年のデータは、代々木ゼミナールの「合格者平均偏差値」です。一方、現在のパスナビに掲載されているデータは、河合塾の「合格可能性50%のボーダー偏差値」です。

代ゼミの偏差値は河合塾より高めに出る傾向があります。また、模試を受験する学生層、偏差値の算出方法、入試科目、入試方式も異なります。

そのため、

「2000年は偏差値60、現在は偏差値62.5だから難化した」

という単純な比較はできません。

本記事では、次のように比較します。

  • 2000年は2000年の代ゼミデータ内で順位を見る
  • 現在は現在の河合塾データ内で順位を見る
  • 数値の上昇・下降ではなく、MARCH内の位置関係を比較する
  • 同じ大学でも学部ごとの違いを重視する

偏差値の絶対値ではなく、各年代における「相対的な序列」を見ることがポイントです。

2000年のMARCH偏差値序列

まず、2000年の代ゼミ合格者平均偏差値を見てみましょう。

2000年の法学系偏差値

順位大学・学部偏差値
1位中央大学 法学部法律学科63.9
2位立教大学 法学部国際比較法学科62.9
3位立教大学 法学部法学科62.2
4位明治大学 法学部60.7
5位法政大学 法学部法律学科59.2
6位青山学院大学 法学部58.9

2000年の法学系では、中央大学法学部が明確にトップでした。

中央大学法学部は、司法試験、公務員試験、法曹界への強さで知られ、大学全体の看板を担う存在でした。

次に立教大学法学部が続き、明治大学法学部は中央・立教の後ろに位置しています。

現在のイメージからすると、青山学院大学法学部が法政大学法学部より低かったことを意外に感じる人もいるかもしれません。

2000年の経済・経営・商学系偏差値

大学・学部偏差値
立教大学 経済学部経済学科60.7
学習院大学 経済学部経済学科59.8
明治大学 政治経済学部政治学科59.8
中央大学 商学部58.5
明治大学 経営学部58.8
明治大学 商学部58.1
中央大学 経済学部57.6
青山学院大学 経営学部57.3
青山学院大学 経済学部57.0
法政大学 経営学部56.8
法政大学 経済学部55.8

経済・経営・商学系でも、立教大学の強さが目立ちます。

明治大学は政治経済学部、商学部、経営学部など実学系学部を幅広く持っていましたが、2000年時点ではすべての学部がMARCHトップだったわけではありません。

青山学院大学の経済・経営系も、現在ほどMARCH上位という印象ではありませんでした。

2000年の文学部偏差値

順位大学・学部偏差値
1位立教大学 文学部61.0
2位青山学院大学 文学部59.9
3位中央大学 文学部58.9
4位明治大学 文学部58.7
5位法政大学 文学部56.8

文学部でも立教大学がトップです。

立教大学は法、経済、社会、文学など主要文系学部が全体的に高く、2000年当時のMARCHでは非常に安定した強さを持っていました。

2000年の理系偏差値

順位大学・学部偏差値
1位立教大学 理学部57.6
2位明治大学 理工学部56.7
3位青山学院大学 理工学部55.3
3位中央大学 理工学部55.3
5位法政大学 工学部53.4

2000年の理系でも立教大学がトップでした。

ただし、理学部と理工学部、工学部では学問領域や入試科目が異なるため、完全に同条件の比較ではありません。

それでも、2000年の立教大学は、文系だけでなく理系でもMARCH上位に位置していたことが分かります。

2000年のMARCH序列は「中央法・立教」が強かった

2000年のデータを総合すると、当時のMARCHは次のような構図だったと考えられます。

中央大学

法学部が圧倒的に強く、MARCH内でも別格に近い存在でした。

一方で、経済、商、文、理工などは法学部ほど突出していません。つまり、「中央大学全体がMARCHトップ」というより、「中央法がMARCHトップ」という構造です。

立教大学

法、経済、文、社会、理学部まで幅広く高い偏差値を維持していました。

特定の学部だけが突出していた中央大学とは異なり、大学全体としての安定感が目立ちます。

明治大学

法、政治経済、商、経営、文、理工、農と学部構成の幅は広かったものの、2000年時点では現在ほど「MARCHトップ」という印象ではありませんでした。

主要学部では、中央大学や立教大学の後ろに位置するケースも多く見られます。

青山学院大学

国際政治経済学部の国際政治学科は偏差値61.5と高かった一方、法、経済、経営、理工などは現在より相対的に低い位置でした。

国際系の看板学部と、それ以外の学部との差が比較的大きかったといえます。

法政大学

法、社会、経営、文、経済、工学部など幅広い学部を持っていましたが、MARCH内では下位になる学部が多い状況でした。

ただし、法学部や社会学部などは一定の難易度を保っており、MARCHの一角としての地位は確立していました。

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現在のMARCH偏差値序列

現在の偏差値は、パスナビに掲載されている河合塾のボーダー偏差値を使用します。

2026年7月1日更新のデータでは、各大学の偏差値帯は次の通りです。

大学現在の偏差値帯
明治大学57.5~67.5
青山学院大学52.5~65.0
立教大学57.5~65.0
中央大学52.5~62.5
法政大学52.5~62.5

明治大学はMARCHで唯一、上限が67.5となっています。経営学部が62.5~67.5、文学部が57.5~65.0、商学部が62.5、政治経済学部が60.0~62.5です。

青山学院大学は国際政治経済学部が60.0~65.0、文学部が57.5~65.0、経済学部が60.0~62.5、経営学部が60.0です。

立教大学は異文化コミュニケーション学部が65.0、経営学部が62.5、社会学部が60.0~62.5、文学部が57.5~62.5となっています。

中央大学は法学部が57.5~62.5、商学部が57.5~60.0、経済学部が55.0~57.5、文学部が52.5~60.0です。

法政大学は経営学部、文学部、社会学部などの上限が62.5で、法学部も57.5~62.5となっています。

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現在のMARCH序列はどうなっている?

現在は入試方式や学科による差が大きいため、大学を一列に並べるのは難しいものの、全体としては次のように見ることができます。

1位グループ:明治大学

現在の明治大学は、MARCHのなかで最も総合的な偏差値が高い大学と見られやすくなっています。

経営学部の上限が67.5となっているほか、商、政治経済、文、農、理工など複数の学部が高い水準です。

2000年当時は立教大学や中央大学法学部に後れを取る学部も多くありましたが、現在は特定の学部だけでなく、大学全体の難易度が高くなっています。

1位~2位グループ:立教大学・青山学院大学

立教大学は、2000年当時からMARCH上位の地位を維持しています。

現在も異文化コミュニケーション学部、経営学部、社会学部などが人気です。大きく順位を上げたというより、昔からの上位ポジションを維持している大学といえます。

青山学院大学は、2000年当時よりも大学全体のブランド力が高まった印象があります。

国際政治経済学部だけでなく、文学部、経済学部、経営学部なども高く、現在では明治・立教と並ぶMARCH上位校として扱われることが増えました。

3位~5位グループ:中央大学・法政大学

中央大学は現在も法学部が看板です。

ただし、2000年当時の中央法はMARCH内で明確に突出していましたが、現在は明治、青山学院、立教の人気学部との差が小さくなっています。

法学部以外では、商、国際経営、総合政策などが比較的高いものの、大学全体の偏差値では明治・青山学院・立教に及ばない学部もあります。

法政大学は大学全体の下限が52.5ですが、法、経営、文、社会など、学部や学科によっては偏差値62.5に達します。

「法政大学はMARCHで一律に最下位」と決めつけられるほど単純ではなく、学部別に見ると中央大学や他のMARCH校と重なる部分も多くなっています。

約25年間でMARCHの序列はどう変わった?

2000年と現在を比較すると、主に4つの変化が見えてきます。

明治大学が大学全体として上昇した

最大の変化は、明治大学の相対的な上昇です。

2000年の明治大学は、法学部では中央・立教より低く、文学部でも立教・青山学院・中央より低い位置でした。

経済・経営・商学系でも、すべての学部がMARCHトップだったわけではありません。

しかし現在は、経営、商、政治経済、文、農、理工など、文系・理系を問わず高い偏差値を維持しています。

明治大学の強さは、特定の看板学部だけに依存していない点にあります。

学部構成の幅広さ、就職実績、全国的な知名度、都心キャンパス、スポーツやメディアでの露出などが重なり、「大学全体で選ばれる明治」になったと考えられます。

青山学院大学のブランド力が高まった

2000年の青山学院大学は国際政治経済学部が強かった一方、法、経済、経営、理工などはMARCH内で必ずしも上位ではありませんでした。

現在は国際政治経済学部に加え、文学部、経済学部、経営学部なども高い水準です。

青山キャンパスへの学部集約、都心立地、国際系教育、知名度、学生生活のイメージなどが志願者人気を支えていると考えられます。

特に現在は、大学選びにおいて偏差値や就職実績だけでなく、キャンパスの立地や雰囲気も重視されます。

こうした価値観の変化と、青山学院大学の特徴がうまく一致した可能性があります。

立教大学は約25年間、安定して強い

立教大学は2000年時点ですでに、法、経済、文、社会、理学部が高い位置にありました。

現在も異文化コミュニケーション、経営、社会、文などの人気が高く、MARCH上位を維持しています。

明治大学のように大きく上昇したというより、時代を超えて安定した人気を保ってきた大学です。

池袋キャンパスの立地、伝統的なブランド、国際系・社会系学部の充実などが、その安定感を支えていると考えられます。

中央大学は「中央法一強」から変化した

2000年の中央大学法学部は、MARCHの他学部より明確に高い偏差値でした。

法曹、公務員、資格試験への強さは、就職氷河期の安定志向とも相性がよかったと考えられます。

現在も中央大学法学部は難関ですが、MARCH内での突出度は2000年ほど大きくありません。

一方で、2023年には法学部が多摩キャンパスから茗荷谷キャンパスへ移転しました。都心回帰によって、今後の志願者動向や偏差値序列が変化する可能性があります。

また、国際経営学部や理工系学部の再編など、法学部以外の強化も進められています。

法政大学は上位学部と下位学部の差が大きい

法政大学は、2000年も現在もMARCH内では下位に置かれやすい大学です。

ただし、現在は法、経営、文、社会などの一部学科・方式で偏差値62.5に達しており、中央大学や他のMARCH校と重なる水準になっています。

一方、理工系や一部学部では52.5~57.5程度となるため、大学内の偏差値差が比較的大きいことが特徴です。

大学名だけで序列を決めるより、どの学部を受験するかで判断する必要があります。

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なぜMARCHの偏差値序列は変わったのか?

MARCHの序列が変化した理由は、大学の教育力や広報だけではありません。

この約25年間で、日本社会と大学受験を取り巻く環境そのものが大きく変わりました。

少子化によって大学が「選ばれる側」になった

2000年ごろと比べると、現在は18歳人口が減少しています。

一方で大学進学率は上昇し、大学進学そのものは以前より一般的になりました。

その結果、大学は単に入試を実施して学生を選ぶだけでなく、受験生から選ばれるための競争を強く意識するようになっています。

  • 都心キャンパス
  • 新しい学部
  • 就職実績
  • 国際教育
  • 資格取得
  • キャンパス設備
  • SNSや動画による情報発信

こうした取り組みの差が、志願者数や偏差値にも表れやすくなりました。

就職氷河期から人手不足の時代へ変化した

2000年前後は、バブル崩壊後の不況と就職氷河期の影響が強い時期でした。

受験生や保護者にとっては、

「卒業後に就職できるか」

「資格や公務員試験に強いか」

という点が非常に重要でした。

この時代の価値観は、司法試験、公務員、金融、資格に強い中央大学法学部の人気と相性がよかったと考えられます。

現在は少子化による人手不足が進み、大学卒業後に就職できるかどうかだけでなく、

  • どの企業に就職できるか
  • ITやコンサルに強いか
  • 大手企業への実績があるか
  • 将来の年収やキャリアにつながるか

が重視されるようになっています。

そのため、法学部だけでなく、経営、情報、データサイエンス、理工、国際系などへ人気が分散しています。

景気によって理系・資格系と文系の人気が変わる

大学の学部人気は、景気にも影響されます。

一般に景気が悪くなると、受験生や保護者は卒業後の就職を強く意識します。

そのため、

  • 理工系
  • 情報系
  • 医療系
  • 教員養成系
  • 資格取得につながる学部
  • 公務員試験に強い法学部

などの人気が高まりやすくなります。

反対に、文学、社会、国際、観光など、就職先が受験生から見えにくいと思われやすい学部は、不況時に敬遠されることがあります。

ただし、文系が一律に不人気になるわけではありません。

同じ文系でも、経営、商、経済、法など、企業就職や資格との結びつきが分かりやすい学部は人気を保ちやすい傾向があります。

2000年ごろの安定志向の代表は、法学部、資格、公務員でした。

現在の安定志向は、情報、データサイエンス、理工、経営などへ広がっています。

時代によって「就職に強い」と考えられる学部が変わったことも、MARCHの学部序列に影響しているでしょう。

法学部中心から経営・国際・情報系へ人気が分散した

かつての私立文系では、法学部が大学の看板であるケースが多くありました。

中央大学法学部が代表的ですが、明治、立教、青山学院、法政でも法学部は主要学部の一つでした。

現在は、法学部に加えて、

  • 経営学部
  • 国際系学部
  • 情報系学部
  • データサイエンス系学部
  • メディア・コミュニケーション系学部
  • 心理系学部

などが人気を集めています。

立教大学の異文化コミュニケーション学部や経営学部、青山学院大学の国際政治経済学部、明治大学の経営学部や情報コミュニケーション学部などは、現在の学部人気を象徴する存在です。

都心キャンパスの価値が高まった

現在の受験生は、偏差値だけでなくキャンパスの場所や学生生活も重視します。

  • 通学しやすい
  • 就職活動に便利
  • インターンに参加しやすい
  • 周辺に企業が多い
  • 大学生活を楽しめる
  • SNSで魅力が伝わりやすい

といった点で、都心キャンパスは有利です。

青山学院大学の青山、立教大学の池袋、明治大学の駿河台・中野、中央大学法学部の茗荷谷など、MARCH各校でも都心立地が重要な競争要素になっています。

2000年当時よりも、立地が偏差値や志願者人気に与える影響は大きくなったと考えられます。

インターネットとSNSで大学ブランドが可視化された

2000年ごろ、受験生が大学情報を得る手段は、予備校、高校の進路指導、大学案内、受験情報誌などが中心でした。

現在は、検索エンジン、SNS、YouTube、口コミサイトなどを通じて、大学の情報を簡単に確認できます。

キャンパスの雰囲気、学生生活、就職先、サークル、学食、留学、授業内容まで可視化されるようになりました。

その結果、大学ブランドは偏差値や伝統だけでなく、「受験生からどう見えるか」にも左右されるようになっています。

明治大学、青山学院大学、立教大学などは、このネット時代の大学ブランド競争で存在感を高めたと考えられます。

2000年と現在のMARCH序列まとめ

2000年と現在の特徴をまとめると、次のようになります。

大学2000年の特徴現在の特徴
明治大学主要学部は中央・立教の後ろになることも多かった大学全体が高く、MARCHトップ候補
青山学院大学国際政治経済が強く、他学部との差があった国際・文・経済・経営まで人気が拡大
立教大学法・経済・文・社会・理で安定して上位現在もMARCH上位を安定して維持
中央大学法学部がMARCH内で突出法学部は強いが、昔ほどの突出感はない
法政大学MARCH内では下位の学部が多かった一部学部は62.5に達し、他校との差が縮小
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まとめ:昔のMARCH序列は今と違う?2000年と現在の偏差値を比較した意外な結果

約25年間のMARCH偏差値を比較すると、最も大きく相対的な位置を上げたのは明治大学と青山学院大学だと考えられます。

立教大学は昔から安定して強く、中央大学は法学部の突出度が以前より小さくなりました。法政大学も一部学部では他のMARCH校と重なる偏差値になっています。

ただし、この変化を単純に「大学の実力が上がった、下がった」と捉えるべきではありません。

偏差値には、次のような要因が影響します。

  • 少子化
  • 景気
  • 就職環境
  • 資格志向
  • 理系人気
  • 学部の新設や再編
  • キャンパスの立地
  • 入試方式
  • 大学ブランド
  • インターネットやSNSでの見え方

2000年ごろは、就職氷河期を背景に、法学部、資格、公務員などの安定性が重視されました。

現在は、情報、経営、国際、データサイエンスなど、デジタル社会や民間企業のキャリアにつながる学部の人気が高まっています。

つまり、MARCHの序列変化は、大学の変化だけではなく、社会が大学や学部に求める価値が変わった結果でもあるのです。

受験生が大学を選ぶ際は、MARCH内の序列だけで判断するのではなく、学びたい分野、就職先、資格、キャンパス、入試科目との相性まで確認することが重要です。

出典・参考資料

本記事は、以下の資料をもとに作成しています。

偏差値データ

  • 代々木ゼミナール「合格者平均偏差値推移 難易ランキング最新版93~06年度版」2000年の偏差値は、代々木ゼミナールが公表した合格者平均偏差値を使用しています。
  • 旺文社「大学受験パスナビ」明治大学/偏差値・共通テスト得点率現在の偏差値は、河合塾提供のボーダー偏差値を使用しています。
  • 旺文社「大学受験パスナビ」青山学院大学/偏差値・共通テスト得点率
  • 旺文社「大学受験パスナビ」立教大学/偏差値・共通テスト得点率
  • 旺文社「大学受験パスナビ」中央大学/偏差値・共通テスト得点率
  • 旺文社「大学受験パスナビ」法政大学/偏差値・共通テスト得点率
  • パスナビ公式サイト

社会情勢・大学進学に関する資料

  • 総務省統計局「我が国のこどもの数―『こどもの日』にちなんで―」2025年4月1日時点の15歳未満人口や、少子化の推移を参照しました。
  • 文部科学省「令和7年度学校基本統計」大学進学率および高等教育機関への進学状況を参照しました。
  • 内閣府男女共同参画局「令和7年版男女共同参画白書」女性の就業率や、女性の進学・就業を取り巻く社会環境の変化を参照しました。
  • 中央大学「中央大学法学部1~4年生が2023年4月から茗荷谷キャンパスに移転」中央大学法学部の都心移転に関する情報を参照しました。

偏差値比較に関する注意事項

2000年の数値は代々木ゼミナールの「合格者平均偏差値」、現在の数値は河合塾の「合格可能性50%のボーダー偏差値」です。

両者は模試の受験者層、算出方法、入試科目、入試方式が異なり、代ゼミの偏差値は河合塾より高めに出る傾向があります。そのため、本記事では偏差値の数値を直接比較せず、それぞれの年代におけるMARCH内の相対的な順位や位置関係を中心に分析しています。

また、偏差値は学部、学科、入試方式、年度によって変動します。掲載している数値は大学の教育内容や就職力、社会的評価を直接示すものではありません。

MARCHは上位何パーセント?私立大学のみ・国公立含む2つの視点で検証
MARCHは上位何パーセントに入るか知りたくありませんか?「MARCH 上位何パーセント」と検索する人の多くは、MARCHの学力レベルを“感覚”ではなく“数字”で知りたいと考えています。本記事では、偏差値をもとに「上位何%か」という客観的な指標を用いて、私立のみ国公立を含めた場合の2つの軸で冷静に検証します。
この記事を書いた人

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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