東洋学園大学は誰でも入れる?偏差値・倍率・就職実績から実態を検証
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「東洋学園大学 誰でも入れる」という検索キーワードがサジェストに出てくると、不安に思う受験生や保護者もいるでしょう。
しかし、「誰でも入れる」という言葉は、必ずしも事実をそのまま表しているとは限りません。
本記事では、東洋学園大学について、なぜ「誰でも入れる」と言われているのかを冷静に分析し、偏差値・倍率・入試制度・就職実績などのデータをもとに実態を考察していきます。
進学を検討している方にとって、判断材料の一つになれば幸いです。
東洋学園大学が「誰でも入れる」と言われる理由
まず結論から言うと、東洋学園大学が「誰でも入れる」と言われるのには、いくつかの明確な理由があります。
主な理由は以下の通りです。
・偏差値が全学部で35.0と低め
・共通テスト得点率が4割台
・倍率が1倍台と低い
・入試方式がシンプル(2科目・英語外部試験)
・3月まで入試がある
これらの要素が組み合わさることで、「入りやすい大学」というイメージが形成されています。
ただし、これはあくまでデータから見た傾向であり、無条件で入学できるわけではありません。
偏差値・共通テスト得点率から見る難易度

東洋学園大学の入試難易度を、パスナビのデータをもとに整理します。
学部別の偏差値・得点率
| 学部名 | 共通テスト得点率 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 現代経営学部 | 42% | 35.0 |
| 人間科学部 | 41% | 35.0 |
| グローバル・コミュニケーション学部 | 46% | 35.0 |
東洋学園大学は、全学部で偏差値が35.0に設定されており、大学全体の中では難易度が高くないゾーンに位置します。
一般的に偏差値35前後は、基礎学力があれば合格を狙える水準とされており、この点が「入りやすい」と言われる理由の一つです。
また、共通テスト得点率も41〜46%と比較的低く設定されています。
多くの大学では6割前後が一つの目安となるため、それと比較するとハードルは低い部類に入ります。
倍率・志願者数の推移
次に、倍率の推移を見ていきます。
各学部の倍率推移
| 学部名 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|
| 現代経営学部 | 1.2倍 | 1.1倍 | 1.1倍 |
| 人間科学部 | 1.4倍 | 1.0倍 | 1.2倍 |
| グローバル・コミュニケーション学部 | 1.7倍 | 1.0倍 | 1.5倍 |
2024年度には、人間科学部とグローバル・コミュニケーション学部で倍率が1.0倍となっており、受験者と合格者がほぼ同数という状態でした。
これは実質的に「全員合格に近い状況」であり、ネット上で「誰でも入れる」と言われる大きな要因となっています。
一方で、2025年度は志願者数が回復し、倍率も1.1〜1.5倍へと上昇しています。
つまり、常に全入状態というわけではなく、年度によって状況が変化していることが分かります。
入試方式の特徴
東洋学園大学は、入試制度の面でも受験しやすい設計となっています。
少ない科目で受験できる
一般選抜では、国語と英語などの2科目で受験可能です。
受験科目が少ないことで、対策の負担が軽くなり、受験のハードルが下がります。
英語外部試験の活用
英検などの外部試験を利用することで、英語試験が免除されたり、高得点として換算されたりする制度があります。
これにより、英語が得意な受験生にとっては有利な仕組みとなっています。
3月まで入試が実施される
東洋学園大学は3月まで入試を実施しています。
これは、他大学の結果を見てから出願できるという意味で、受験機会が多い大学といえます。
立地の魅力と評価のギャップ

東洋学園大学の特徴として、立地の良さが挙げられます。
本郷三丁目駅から徒歩圏内にあり、都心の文教地区にキャンパスを構えています。
一般的に、都心に位置する大学は人気が高まりやすく、偏差値も上昇する傾向があります。
しかし、東洋学園大学はそうした立地条件にもかかわらず、偏差値は35.0にとどまっています。
この「立地の良さ」と「入りやすさ」のギャップが、受験生の間で話題となり、「誰でも入れる」というイメージにつながっていると考えられます。
就職実績
次に、就職実績を見ていきます。
学部別の就職率
| 学部 | 就職率 |
|---|---|
| 現代経営学部 | 96.4% |
| 人間科学部 | 98.1% |
| グローバル・コミュニケーション学部 | 97.0% |
就職率はいずれも96%以上と高く、安定した実績を示しています。
一般的に95%を超えると高水準とされるため、就職面では十分な成果を上げている大学といえます。
主な就職先
現代経営学部ではトヨタエルアンドエフ東京や人形町今半、金融関連企業などへの就職が見られます。人間科学部ではイオンリテールや生命保険会社、鉄道会社など幅広い分野に進んでいます。グローバル・コミュニケーション学部ではホテル業界や不動産系企業などへの就職が中心です。
業界としては、流通・金融・サービス・観光など、実務的な分野への就職が多い傾向があります。
就職率が高い理由
東洋学園大学は、入学後のキャリア支援に力を入れている点が特徴です。
個別面談や就職指導、実践的な授業などを通じて、学生の就職活動をサポートしています。
その結果として、高い就職率につながっていると考えられます。
東洋学園大学は本当に誰でも入れるのか
ここまでの内容を踏まえて結論を整理します。
東洋学園大学は、
・偏差値35.0
・共通テスト4割台
・倍率1倍台
というデータから見て、確かに入りやすい大学であることは否定できません。
しかし、
・入試がある以上、不合格になる可能性はある
・学部や年度によって倍率は変動する
・最低限の学力は必要
といった点を踏まえると、「誰でも入れる」と断定するのは適切ではありません。
東洋学園大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」「誰でも入れる」と言われている理由を考察
まとめ:東洋学園大学は誰でも入れる?偏差値・倍率・就職実績から実態を検証
東洋学園大学が「誰でも入れる」と言われる背景には、偏差値や倍率、入試制度といった複数の要因があります。
確かに、他大学と比較すると入試のハードルは低めであり、入りやすい大学であることは事実です。
一方で、就職率は高く、入学後のサポートも充実しているため、進学先としての価値がないわけではありません。
大学選びでは、偏差値だけで判断するのではなく、学べる内容や就職実績なども含めて総合的に考えることが重要です。
本記事が、その判断の一助になれば幸いです。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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