二松学舎大学は就職できない?ネット上で就職できないと言われている理由を調査
大学選びにおいて、就職実績は多くの受験生や保護者が気になるポイントです。
インターネットで「二松学舎大学 就職できない」と検索すると、不安になるような意見を目にすることがあります。
大学の評判はネット上の口コミによって大きく左右されることがありますが、実際の就職率や就職先を見ると、その印象と実態が大きく異なるケースも少なくありません。
本記事では、二松学舎大学が「就職できない」と言われている理由を整理したうえで、実際の就職率や就職先、大学の特徴などをもとに、その実態を客観的に分析していきます。
二松学舎大学が「就職できない」と言われる理由
ネット上では、二松学舎大学について「就職が弱いのではないか」という意見を見かけることがあります。
しかし、その背景にはいくつかの誤解やイメージがあると考えられます。
知名度がそれほど高くない
二松学舎大学は東京都千代田区にキャンパスを持つ私立大学ですが、日東駒専などの大規模大学と比較すると学生数が少なく、全国的な知名度はそれほど高くありません。
大学の知名度が高くない場合、
・企業のOB・OGが少ない
・採用人数が少なく見える
といった理由から、「就職に弱い大学ではないか」というイメージを持たれてしまうことがあります。
しかしこれは大学の規模の問題であり、実際の就職率とは必ずしも一致しません。
文系中心の大学というイメージ
二松学舎大学は主に次の2学部で構成されています。
・文学部
・国際政治経済学部
理系学部を持たない文系大学のため、
「理系大学より就職が不利なのでは」
といったイメージを持たれることがあります。
しかし実際には、文系大学からも
・金融
・IT
・公務員
・小売
・教育
など幅広い業界に就職するケースは多く、文系大学だから就職が弱いというわけではありません。
教員志望の学生が多い
二松学舎大学は文学教育に伝統を持つ大学で、特に
国語教員の養成
に強みを持っています。
文学部の就職先を見ると、学校や教育関連への進路が比較的多いことが特徴です。
教員採用試験は結果発表が遅いため、民間企業の内定時期と比べると
「まだ就職が決まっていない」
ように見えることがあります。
そのため、「就職できないのではないか」という誤解が生まれてしまうケースがあります。
二松学舎大学の就職率

では実際に、二松学舎大学の就職状況はどうなのでしょうか。
2024年3月卒業生の就職実績を見ると、
就職希望者:470人
就職者:449人
就職率は
95.5%
となっています。
この数字は私立文系大学として見ても比較的高い水準です。
つまり、「就職できない大学」というイメージとは異なり、多くの学生が卒業後に就職していることが分かります。
二松学舎大学の主な就職先
二松学舎大学の卒業生は、さまざまな業界へ進んでいます。
主な就職先としては次のような企業や団体があります。
公務員
・東京都庁
・特別区役所
・警視庁
・千葉県警察
金融
・三菱UFJ銀行
・千葉銀行
・野村證券
・大和証券
・日本生命
IT・情報通信
・富士ソフト
・インターネットイニシアティブ
・ZOZO
小売・サービス
・ニトリ
・ビックカメラ
・セブン-イレブン・ジャパン
このように、金融・IT・公務員など幅広い業界に就職していることが分かります。
(パスナビより)
二松学舎大学の偏差値
二松学舎大学の偏差値と共通テスト得点率は以下の通りです(パスナビより)。
| 学部 | 共通テスト得点率 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 文学部 | 64%~73% | 45.0~52.5 |
| 国際政治経済学部 | 64%~71% | 40.0~45.0 |
この数値を見ると、二松学舎大学は中堅私立大学レベルの難易度に位置しています。
偏差値が極端に低いわけではなく、いわゆる「Fラン大学」と呼ばれる水準ではありません。
二松学舎大学の学費

二松学舎大学の学費は、学部・学科に関係なく全学共通となっています。
2026年度の初年度納入金は以下の通りです。
入学金:200,000円
授業料:860,000円
施設費:280,000円
諸会費:77,660円
初年度納入金合計
1,417,660円
私立文系大学の初年度納入金は130万円~150万円程度が一般的なため、二松学舎大学の学費は平均的な水準といえます。
また、全学科で実習費がかからない点も特徴です。
二松学舎大学の歴史
二松学舎大学は、1877年(明治10年)に創設された漢学塾「二松学舎」を前身とする歴史ある大学です。
創設者は漢学者の三島中洲で、西洋文化を重視する風潮の中で、東洋の学問や文化を学ぶ重要性を訴えました。
この学舎では、教員と学生が近い距離で学問を深める少人数教育が行われており、その伝統は現在の大学教育にも受け継がれています。
二松学舎大学の有名な卒業生
二松学舎には、日本の文化や思想に大きな影響を与えた人物が多く在籍していました。
代表的な人物としては
・夏目漱石
・平塚らいてう
・中江兆民
などが知られています。
このように、日本の文学や思想史に関わる人物を多く輩出している点も特徴です。
少人数教育による就職サポート
二松学舎大学は1学年の学生数がそれほど多くないため、学生一人ひとりに対する就職支援が比較的手厚いと言われています。
キャリアセンターでは
・個別相談
・就職ガイダンス
・資格取得講座
・公務員試験対策
などの支援を行っています。
特に教員や公務員を目指す学生向けの支援が充実している点は、大学の特徴の一つです。
二松学舎大学は【恥ずかしい】のか?ネット上で「恥ずかしい」と言われている理由を考察
まとめ:二松学舎大学は就職できない?ネット上で就職できないと言われている理由を調査
「二松学舎大学 就職できない」という検索ワードがありますが、実際のデータを見るとその印象とは大きく異なります。
二松学舎大学は
・就職率95.5%
・金融、IT、公務員など幅広い就職先
・少人数教育による手厚いキャリア支援
といった特徴を持つ大学です。
知名度や文系大学というイメージから「就職が弱いのではないか」と思われることがありますが、実際には多くの学生が卒業後に就職しています。
大学選びをする際には、ネット上の評判だけでなく、就職率や就職先などの客観的なデータを確認することが重要です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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