茨城県立医療大学は【難しい】のか?ネット上で「難しい」と言われている理由を考察
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「茨城県立医療大学 難しい」という検索キーワードがサジェストに出てくると、不安に思う受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
特に医療系の大学は専門性が高く、入学難易度も気になるところです。
しかし、「難しい」という言葉には、単に合格が難しいという意味だけではなく、人気の高さや高い就職実績が背景にあることも少なくありません。
本記事では、茨城県立医療大学が「難しい」と言われる理由について、入試の倍率や配点比率、偏差値、卒業後の進路まで解説します。
茨城県立医療大学は難しいのは倍率が高いから
まず、茨城県立医療大学が「難しい」と言われる最大の理由は、高い入試倍率にあります。
- 一般選抜の倍率
- 2024年:3.2倍
- 2023年:2.7倍
- 学校推薦型選抜の倍率
- 2024年:3.2倍
- 2023年:3.4倍
特に注目したいのが、共通テスト免除の推薦型選抜です。
- 2024年:4.8倍
- 2023年:4.6倍
推薦入試でも高倍率であり、単なる評定平均の高さだけでなく、共通テストや面接、小論文などで高い評価を得る必要があります。
このように、公立大学としての学費の安さと、医療職という安定した職業を目指せることが相まって、年々人気が高まっています。
茨城県立医療大学が難しいのは共通テストの配点比率が高いため

茨城県立医療大学の入試が難しい理由の一つが、共通テストの配点比率の高さです。
配点比率の内訳
- 共通テスト:450点満点
- 個別試験(小論文・面接・調査書):200点満点
→ 共通テストの比率は約69%、個別試験は約31%
つまり、共通テストで高得点を取らないと、個別試験での逆転が非常に難しいのが特徴です。
さらに、個別試験の科目が「小論文」と「面接」という性質上、筆記試験のように明確な点差をつけるのが難しく、どうしても共通テストの影響が大きくなります。
→ ポイント
- 筆記がないため、逆転が起きにくい
- 共通テストで7割近くを目指すのが合格ライン
茨城県立医療大学とは

茨城県立医療大学は、1995年に設立された公立大学で、茨城県稲敷郡阿見町に位置しています。
■ 所在地
茨城県稲敷郡阿見町大字阿見4669-2
■ 学部・学科
- 保健医療学部
- 看護学科
- 理学療法学科
- 作業療法学科
- 放射線技術科学科
■ 付属機関
- 人間科学センター
- 医療職としての基礎的な学問を担当
- 医科学センター
- 医学的知識を担当。臨床医の資格を持つ教員も在籍し、付属病院での診療も兼務
他の医療系大学と比較しても、基礎と臨床のバランスが非常に整った教育体制が特徴です。
茨城県立医療大学の難易度は

■ 共通テスト得点率目安 パスナビより
学科 | 得点率目安 |
---|---|
看護学科 | 61〜68% |
理学療法学科 | 65〜68% |
作業療法学科 | 61〜65% |
放射線技術科学科 | 66〜68% |
医療系大学の中でも、国公立としては平均的〜やや高めの得点率が求められます。
決して簡単ではありませんが、逆に言えばしっかり共通テスト対策をすれば十分に狙える難易度です。
茨城県立医療大学の卒業生の就職先は

茨城県立医療大学の大きな魅力の一つは、非常に高い就職実績です。
■ 主な就職先
- 筑波メディカルセンター病院
- 筑波大学附属病院
- つくばセントラル病院
- 牛久愛和総合病院
- 厚生連 総合病院 土浦協同病院
- 筑波記念病院
医療系の就職は非常に安定しており、地域の基幹病院や大学病院への就職が多数。
まとめ:茨城県立医療大学は【難しい】が挑戦する価値は高い
茨城県立医療大学が「難しい」と言われる理由をまとめると以下の通りです。
- 倍率が高い(一般3倍以上、推薦は4倍超)
- 共通テストの配点比率が高い(7割近い得点が必要)
- 小論文と面接のみの二次試験で逆転が難しい
しかし、それだけに学費が安く、教育の質が高い、そして就職も非常に安定しているというメリットがあります。
茨城県立医療大学は、しっかりとした準備をして臨めば、夢の医療職への道が開ける大学です。
この記事が「茨城県立医療大学 難しい」と検索して情報収集している皆さんの力になれば幸いです。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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