札幌市立大学は【やばい】【難しい】?ネット上で「難しい」と言われている理由を考察
「札幌市立大学 やばい」「札幌市立大学 難しい」といったキーワードが検索されているのをご存じでしょうか。
北海道札幌市にある公立大学「札幌市立大学」は、看護学部とデザイン学部の2学部を持ち、専門的な教育と地域連携に力を入れていることで知られています。
しかし、ネット上では「難しい」「倍率が高い」といった声も散見されます。
本記事では、札幌市立大学が「やばい」「難しい」と言われている理由を考察していきます。
札幌市立大学が難しいと言われているのは2次試験がやばいから
札幌市立大学は、共通テストの得点の重要性が非常に高い大学です。
一般選抜においては、2次試験の配点比率が13%と極めて低く、共通テストでの得点が合否を大きく左右します。
- デザイン学部:総合問題・面接
- 看護学部:面接
このように2次試験では筆記試験が行われない学部もあり、共通テストで得点できなかった場合に逆転が難しいのが特徴です。
言い換えれば、「共通テスト一本勝負」とも言える構造になっているため、共通テスト対策が不十分だと「やばい」と感じる受験生が多いのです。
札幌市立大学の推薦の倍率がやばくて難しい

推薦入試(学校推薦型選抜や総合型選抜)においても、札幌市立大学は高い人気を誇っています。
特に、デザイン学部と看護学部の推薦枠は倍率が高く、狭き門となっています。
- デザイン学部 総合型選抜の倍率
2024年度:3.3倍 2023年度:3.6倍 - 看護学部 学校推薦型選抜の倍率
2024年度:2.5倍 2023年度:2.1倍
このように、年によって多少の変動はありますが、常に2〜3倍以上の倍率が続いており、受験者にとっては難関と言えるでしょう。
特に推薦型入試では学業成績以外にも面接や志望理由書、適性などが重視されるため、対策には時間と準備が必要です。
札幌市立大学とは

札幌市立大学は、北海道札幌市南区の自然豊かなエリア「芸術の森」に本部を置く公立大学です。
2006年に設置されましたが、そのルーツは1965年に創立された「札幌市立高等看護学院」と、1991年設置の「札幌市立高等専門学校」にあります。
現在は以下の2学部を擁しています:
- デザイン学部(デザイン学科)
- 看護学部(看護学科)
本学は「デザインと看護」という一見異なる分野を連携させ、「人に寄り添う未来社会の創造」を理念に掲げています。
地域社会への貢献を重視しており、図書館は札幌市民にも開放、サテライトキャンパスも設置するなど、開かれた大学運営を行っています。
札幌市立大学の難易度は

札幌市立大学の入試難易度を示す数値として、共通テストでの得点率が参考になります。
- デザイン学部:共通テスト得点率 約58%
- 看護学部:共通テスト得点率 約67%
これらの数字は、地方公立大学の中では決して低くはなく、特に看護学部は一定の学力が求められるレベルです。
共通テストの得点配分が高いため、得点率がそのまま合否に直結しやすい構造となっています。
共テ対策を怠ると「やばい」状況に陥りやすく、ネット上でも「共通テスト次第で全てが決まる」といった声が見受けられます。
卒業生の就職先は

札幌市立大学の学生は、専門性を活かした就職を実現しています。
■デザイン学部の主な就職先
- トランスコスモス
- セコマ(セイコーマート)
- アイリスオーヤマ
- オープンハウス・ディベロップメント
- 積水ハウス
- 丹青社
- 札幌市(造園職)など
■看護学部の主な就職先
- 市立札幌病院
- 札幌医科大学附属病院
- 手稲渓仁会病院
- 札幌厚生病院
- 天使病院
- 札幌西円山病院など
地域密着型の就職先が多く、地元志向の強い学生には特に適した進路が用意されています。
看護学部では就職率の高さも魅力で、国家資格の取得を前提とした安定した就職が見込まれます。
まとめ:札幌市立大学は【やばい】【難しい】?ネット上で「難しい」と言われている理由を考察
「札幌市立大学 やばい」「札幌市立大学 難しい」と言われる理由は、主に以下の点に集約されます。
- 共通テスト比重が高く、2次試験での逆転が難しい
- 推薦入試の倍率が高く、合格が容易ではない
- デザインと看護という専門性の高い分野で高度な教育が行われている
- 就職も専門職に直結し、卒業後のキャリアパスが明確
札幌市立大学は、入学してからも本気で学びたい人に向いた大学です。
学力や倍率の面で「やばい」と感じるかもしれませんが、その先にある充実した学びとキャリア形成を考えると、挑戦する価値は十分にあるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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