兵庫大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
大学選びにおいて、志望校の評判をネットで検索する人は多いでしょう。
そんな中、「兵庫大学 やばい」といった検索ワードを目にしたことはありませんか?
偏差値や就職率といった客観的なデータに基づかず、単なるイメージや誤解が先行しているケースも少なくありません。
本記事では、「兵庫大学はやばいのか?」というテーマについて、ネット上の噂や評価を検証しながら、実際のデータや特徴をもとに考察していきます。
兵庫大学は潰れると言われてやばい
まずネット上で見られる「兵庫大学 潰れる」というワード。
しかし、これは根拠に乏しい噂です。
兵庫大学の2024年度の一般選抜における合計倍率は、学部によって1.1倍~1.4倍と、決して高くはありません。
ただし、これは全国の私立大学全体でも共通する傾向で、少子化の影響を受けて定員充足が厳しくなっているからです。
特に看護学部は2023年に2.3倍の倍率を記録しており、一定の人気を維持しています。
また、兵庫県内では過去に私立大学の閉校が続いています。
神戸夙川学院大学、神戸ファッション造形大学、聖トマス大学、聖和大学などがすでに閉鎖されており、地域全体として私立大学の運営が厳しくなっているのは事実です。
しかし、兵庫大学に関しては閉校や経営危機の公式情報は今のところ出ていません。
したがって、「兵庫大学が潰れる」というのは、データや事実に基づかない憶測と言えます。
兵庫大学はFランと言われてやばい

「Fラン大学」という言葉は、明確な定義がなく主観的なレッテルにすぎません。
一般には、偏差値が35以下で知名度が低く、入学が比較的容易な大学がFランと呼ばれがちです。
兵庫大学は後ほど詳細は書きますが、偏差値35.0〜42.5の範囲で、一般的な「Fラン」扱いされる偏差値35以下の水準ではない学部が多数を占めています。
さらに、兵庫大学は専門職人材の育成に注力しており、就職率は大学・短大ともに100%。
実就職率も高く、学生支援体制やキャリア教育も整っています。
「Fランだからやばい」という短絡的な評価では測れない実力があると言えるでしょう。
兵庫大学とは

兵庫大学は、兵庫県加古川市に本部を置く私立大学です。
1921年に創立された兵庫女子短期大学を前身とし、1995年に4年制大学へと発展しました。
現在は兵庫大学と兵庫大学短期大学部を運営しており、運営母体は学校法人睦学園です。
睦学園は、大学だけでなく、以下のような系列校も運営しています。
- 兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校
- 神戸国際中学校・高等学校
- 兵庫大学附属須磨幼稚園
- 兵庫大学附属加古川幼稚園
また、建学の精神は「以和為貴(和を以て貴しと為す)」。
これは聖徳太子の十七条憲法に由来する理念であり、人と人との調和を重んじる教育方針を掲げています。
さらに、同大学は西本願寺系の教育機関が集まる「龍谷総合学園」にも名を連ねており、宗教的・文化的バックグラウンドも特徴のひとつです。
兵庫大学の偏差値は

兵庫大学に設置されている各学部の偏差値は以下の通りです。
学部名 | 偏差値 |
---|---|
現代ビジネス学部 | 37.5 |
健康科学部 | 35.0 |
教育学部 | 37.5 |
看護学部 | 40.0〜42.5 |
生涯福祉学部 | 37.5 |
偏差値だけで判断されがちですが、実際にはカリキュラムの中身や就職支援体制、地域との連携など、偏差値に表れない魅力も存在します。
卒業生の就職先は

兵庫大学では、学部ごとに就職支援が行き届いており、多様な分野での就職実績があります。
- 現代ビジネス学部:ユニテン、日興商会、ネッツトヨタ兵庫など
- 健康科学部:日清医療食品、ウエルシア薬局、エームサービスなど
- 看護学部:神戸市民病院機構、加古川中央市民病院、北播磨総合医療センターなど
- 生涯福祉学部:キューピット福祉会、博愛福祉会、アイグランなど
これらは、地域に根差した福祉・医療・ビジネス系の企業・施設が多く、地元就職にも強いことを物語っています。
まとめ:兵庫大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「兵庫大学 やばい」とネットで言われることがありますが、その根拠は乏しいものが大半です。
- 「潰れる」という噂は事実無根
- 偏差値は低めだが、Fランとは言えない水準
- 就職率は高く、地元企業・医療機関への強いパイプあり
- 建学の精神や歴史ある背景、宗教的教育理念も特色
「やばい」とされる理由の多くは、偏差値や知名度に基づく表面的な評価です。
しかし、地域貢献や職業教育に力を入れている大学として、堅実な教育・就職支援を行っている兵庫大学には、受験生にとって確かな選択肢となる要素が揃っています。
偏見に惑わされず、大学の実像を自分の目で確かめていくことが、納得のいく進路選びにつながるのではないでしょうか。
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