山梨大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

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山梨大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

「山梨大学 やばい」――ネット上では、こうした噂や評判が散見されます。

しかし実際のところ、山梨大学は本当に“やばい”のでしょうか?

本記事では、「山梨大学 やばい」というキーワードが検索される背景にある理由や誤解について、データをもとに冷静に分析していきます。

偏差値や就職率、定員状況、学部構成、さらには卒業生の進路まで、幅広く解説することで、山梨大学の“真の姿”を明らかにします。

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山梨大学は学歴フィルターにかからないと言われてやばい

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ネット上では「山梨大学は学歴フィルターにかからない」といった声もあります。

一部ではこれを「やばい」と揶揄する見方もありますが、実際には就職に強い大学としても知られています。

2023年度卒業者の就職率を見ると、例えば学校教育学部では89.0%。これは、全国的に見ても平均以上の数値です。

また、学部によっては就職希望者のほぼ全員が内定を得るという高い実績を出しています。

さらに、山梨県出身の学生のUターン就職率は26.6%で、地元志向の学生にも安定した進路があることがわかります。

企業からも「誠実で真面目」と評価される学生が多く、就職偏差値ランキングでも上位に位置しています。

つまり、「学歴フィルターにかからない」=「やばい」ではなく、「どの業界にも門戸が開かれている実力校」と言えます。

学歴フィルター42校はどこ?

山梨大学は定員割れと言われてやばい

大学が「やばい」と言われる理由の一つに定員割れの問題があります。

しかし、山梨大学に関してはこの点も事実に反します

以下は2023年度・2022年度の募集人員と志願者数の比較です。

年度募集人員志願者数倍率
2023年 前期4529552.1
2023年 後期1781,96511.0
合計6302,9204.6
2022年 合計5873,5616.1

このように、定員を大幅に上回る志願者が毎年集まっており、定員割れどころか安定した人気を保っている国立大学です。

特に後期試験では倍率が二桁を超えており、競争率の高さも伺えます。

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山梨大学とは

山梨大学は、山梨県甲府市に本部を構える国立大学で、その歴史は1795年に設立された「徽典館」にまで遡ります。

昭和24年の学制改革により、現在の山梨大学が誕生しました。

この大学がユニークなのは、日本で唯一の「ワイン科学研究センター」を設置している点。

ブドウ栽培が盛んな山梨県ならではの研究分野で、地域との連携や世界的な研究が進められています。

また、以下のような学部が設置されており、医療・教育・工学・環境分野で専門性を発揮しています。

  • 教育学部
  • 医学部
  • 工学部
  • 生命環境学部

いずれの学部も、地域社会との結びつきが強く、フィールドワークや実践教育が充実しています。

山梨大学の偏差値は

偏差値は大学の実力を図る一つの目安として使われます。

山梨大学の各学部における偏差値と共通テスト得点率の目安は以下の通りです。

学部共通テスト得点率偏差値
教育学部53%~72%45.0~47.5
医学部(医学科)62%~87%67.5
工学部55%~65%40.0~45.0
生命環境学部57%~70%42.5~47.5

特に医学部は全国でも競争率が高く、偏差値67.5という高水準。

一方、工学部や生命環境学部は地方国立大らしい安定した難易度で、基礎学力重視の入試傾向です。

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卒業生の就職先は

山梨大学の魅力は、就職の良さにもあります。

各学部の卒業生は、以下のような就職先に進んでいます。

教育学部

  • 公立小学校、中学校、高等学校
  • 特別支援学校
  • 認定こども園 など

医学部(看護学科含む)

  • 山梨大学医学部附属病院
  • 聖路加国際病院
  • 千葉大学医学部附属病院
  • 日本赤十字社 武蔵野赤十字病院 など

工学部

  • 山梨県職員
  • YSK e-com
  • スズキ
  • トヨタシステムズ
  • 名工建設 など

生命環境学部

  • 山梨県職員
  • 甲州市職員
  • 日本政策金融公庫
  • 山梨中央銀行
  • 林野庁 など

進路・就職表

これらを見る限り、「山梨大学はやばい」というイメージよりも、堅実で手堅い進路を歩んでいる印象を受けるのではないでしょうか。

まとめ|山梨大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察

「山梨大学 やばい」といったワードで検索される背景には、一部ネット上の誤解やイメージ先行の投稿があるかもしれません。しかし実際には、

  • 就職率が非常に高い
  • 定員割れしていない(倍率も高い)
  • 医学部は高偏差値で難関
  • ワイン科学研究センターなど独自の研究あり
  • 地元志向・安定志向の学生に強い支持

といった点で、堅実で評価の高い国立大学であることがわかります。

地方国立大学ならではの落ち着いた環境で、実力を磨き、将来に向けた確かな一歩を踏み出せる場所。それが山梨大学の“真の姿”です。

subblog 著者プロフィール

私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。

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