【大学受験】【四字熟語】必ず覚えておきたい四字熟語50選と覚え方を紹介
大学受験では、語彙力や表現力が問われる場面が数多くあります。
特に国語の問題では、四字熟語の意味を理解し、適切に使えるかどうかが合否に直結することも少なくありません。
四字熟語は、簡潔な中に深い意味や教訓が込められており、入試問題でも出題される可能性があります。しっかり覚えておくことで、読解問題や作文の質を大きく向上させることができます。
このブログでは、大学受験に役立つ「覚えておきたい四字熟語50選」をご紹介します。
効率的に四字熟語を覚える方法や、実際に試験で役立つ場面も解説していくので、ぜひ学習に役立ててください。
大学受験に四字熟語は必要?
大学受験の国語や現代文では、漢字や語彙力が重視されます。
特に四字熟語は、文章を簡潔に表現する力を養い、記述式試験や小論文にも活かされます。
四字熟語は出題頻度が高く、覚えておけば解答の精度が向上します。
ここでは、四字熟語の必要性を詳しく解説します。
1. 語彙力の強化
四字熟語を覚えることで、表現力が高まります。
特に現代文や小論文の問題で、短く的確に言いたいことを表現するためには、四字熟語が役立ちます。
例えば、「失敗を反省する」という意味を「反省改悛(はんせいかいしゅん)」と短く表現することができるのです。
このように、四字熟語は単なる知識としてだけではなく、文章力の向上にも大きな役割を果たします。
2. 漢字問題への対応
大学入学共通テストや個別試験では、漢字の読み書きが問われる問題が出題される場合がります。
四字熟語は、この漢字問題の出題範囲の一部となっているため、事前に覚えておくことで、解答スピードを上げ、余裕を持って試験に臨むことが可能です。
3. 学校や塾での指導方針
多くの高校や学習塾でも、大学受験対策として四字熟語を取り扱っています。
四字熟語をマスターすることで、学校や塾での授業にもスムーズに対応でき、効率的に勉強を進めることができます。
また、塾の模試などでは、四字熟語が出題される可能性がありため、日頃からの学習が必要です。
大学受験の四字熟語の覚え方
四字熟語を覚える際には、単なる暗記に頼るのではなく、理解しながら覚えることが大切です。
ここでは、効率的な四字熟語の覚え方について説明します。
1. イメージ化して覚える
四字熟語の意味をただ文字として覚えるのではなく、具体的なイメージや場面を思い浮かべながら学習すると、記憶に残りやすくなります。
例えば、「以心伝心(いしんでんしん)」は、言葉を使わずに心が通じ合う状態を指す四字熟語です。
これを友達と目を合わせるだけで意思疎通ができる場面を思い浮かべることで、意味がより明確に理解でき、記憶にも定着します。
2. 語源を理解する
四字熟語の成り立ちや語源を知ることも、覚えるための有効な方法です。
例えば、「弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)」のような日常的な言葉から生まれた四字熟語もあれば、「百鬼夜行(ひゃっきやこう)」のように古典や故事から由来したものもあります。
語源を理解することで、言葉の背景や文化的な意味合いを深く知り、覚えやすくなります。
3. 書いて覚える
手を動かして実際に書いて覚えるのも、効果的な方法です。
四字熟語は漢字の組み合わせで成り立っているため、書くことで自然と漢字も一緒に覚えることができます。
毎日少しずつ、書きながら学習する習慣をつけると、試験本番でも漢字を書く際に迷わずに済むでしょう。
4. 過去問を活用する
大学受験では、出題される四字熟語に一定のパターンがあります。
過去問を解くことで、頻出の四字熟語を把握することができます。
特に、共通テストや二次試験での傾向をつかむために、過去問の解答を繰り返し行い、重要な四字熟語を重点的に学習しましょう。
絶対に覚えておきたい四字熟語50選

四字熟語 | 読み | 意味 |
---|---|---|
以心伝心 | いしんでんしん | 言葉を使わなくても心が通じ合うこと。 |
一石二鳥 | いっせきにちょう | 一つの行動で二つの目的を達成すること。 |
一期一会 | いちごいちえ | 一生に一度の出会いを大切にすること。 |
温故知新 | おんこちしん | 古いことを学び、新しい知識を得ること。 |
自業自得 | じごうじとく | 自分の行いが原因で、自分が苦しむこと。 |
電光石火 | でんこうせっか | 極めて素早い行動や判断をすること。 |
異口同音 | いくどうおん | 多くの人が同じ意見を述べること。 |
起死回生 | きしかいせい | 絶望的な状況から見事に立ち直ること。 |
優柔不断 | ゆうじゅうふだん | 物事を決められず、ぐずぐず迷うこと。 |
因果応報 | いんがおうほう | 自分の行いが報いとして返ってくること。 |
四面楚歌 | しめんそか | 周囲が全て敵で孤立無援の状態。 |
五里霧中 | ごりむちゅう | 物事がはっきりせず迷っていること。 |
臥薪嘗胆 | がしんしょうたん | 目的を達成するために苦労に耐えること。 |
我田引水 | がでんいんすい | 自分に都合の良いように行動すること。 |
花鳥風月 | かちょうふうげつ | 自然の美しい風景や四季折々の風情を楽しむこと。 |
油断大敵 | ゆだんたいてき | 油断すると大きな失敗につながること。 |
百発百中 | ひゃっぱつひゃくちゅう) | 何をしても成功すること。 |
誠心誠意 | せいしんせいい | 真心を込めて取り組むこと。 |
明鏡止水 | めいきょうしすい | 心が穏やかで、曇りのない状態。 |
先手必勝 | せんてひっしょう | 先に動くことで有利になり勝利すること。 |
表裏一体 | ひょうりいったい | 物事が表と裏のように切り離せない関係にあること。 |
四苦八苦 | しくはっく | 非常に苦しむこと。 |
試行錯誤 | しこうさくご | 失敗を繰り返しながら物事を成功に導くこと。 |
自暴自棄 | じぼうじき | どうにもならないと諦めて投げやりになること。 |
針小棒大 | しんしょうぼうだい | 小さなことを大げさに言うこと。 |
大器晩成 | たいきばんせい | 大人物は若い頃は目立たなくても、後に大きな成果をあげること。 |
天真爛漫 | てんしんらんまん | 純粋で無邪気な様子。 |
不言実行 | ふげんじっこう | 口に出さずに、黙って実行すること。 |
切磋琢磨 | せっさたくま | 仲間同士が互いに競い合って成長すること。 |
満身創痍 | まんしんそうい | 体中が傷だらけであること、または精神的にボロボロの状態。 |
百花繚乱 | ひゃっかりょうらん | 多くの優れた人物や才能が同時に現れること。 |
八方美人 | はっぽうびじん | 誰にでも良い顔をして、八方を立てる人。 |
無我夢中 | むがむちゅう | 何かに熱中して、他のことが目に入らない状態。 |
公明正大 | こうめいせいだい | 公平で正しく、私欲がないこと。 |
勇猛果敢 | ゆうもうかかん | 勇ましく大胆に行動すること。 |
臨機応変 | りんきおうへん | 状況に応じて柔軟に対応すること。 |
一心不乱 | いっしんふらん | 一つのことに集中し、他のことに心を乱されないこと。 |
独立独歩 | どくりつどっぽ | 他人に頼らず、自分の信念に基づいて行動すること。 |
異体同心 | いたいどうしん | 異なる人々が同じ目的や心を共有して行動すること。 |
油断禁物 | ゆだんきんもつ | 油断すると大変な結果になるので、常に注意することが必要であるという教訓。 |
喜怒哀楽 | きどあいらく | 人間のさまざまな感情。 |
空前絶後 | くうぜんぜつご | これまでに例がなく、今後もありえないこと。 |
千載一遇 | せんざいいちぐう | めったにない好機に巡り合うこと。 |
異端審問 | いたんしんもん | 異なる考えを持つ者を審判し追求すること。 |
一刀両断 | いっとうりょうだん | 一瞬で物事を決定すること、または迷いなく決断すること。 |
堅忍不抜 | けんにんふばつ | 困難にあっても、意志を固く保ち、くじけないこと。 |
天衣無縫 | てんいむほう | 自然で美しく、作為や人工の感じられないこと。 |
一朝一夕 | いっちょういっせき | 短い時間や期間のこと。 |
栄枯盛衰 | えいこせいすい | 繁栄と衰退を繰り返すこと。世の中の栄えたり衰えたりする様子。 |
泰然自若 | たいぜんじじゃく | どんな困難や緊急事態にも落ち着いて動じないこと。 |
※四字熟語はAIによって抽出された四字熟語です。
まとめ:【大学受験】【四字熟語】必ず覚えておきたい四字熟語50選と覚え方を紹介
四字熟語は大学受験において重要な知識の一部です。
漢字の問題や現代文の読解、小論文においても、適切な四字熟語を使用することで表現力が高まり、得点力も向上します。
今回紹介した50の四字熟語は、特に大学受験のおいて重要なものばかりですので、ぜひ日々の学習に取り入れてください。
また、単なる暗記に頼るのではなく、四字熟語の意味や使い方を深く理解し、実際の試験でもスムーズに活用できるようにしましょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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