文系数学は【やめとけ?】受験・大学・社会人生活でのメリットとデメリットを徹底解説
大学受験を控えた文系志望の高校生にとって、「文系数学を選ぶかどうか」は大きな悩みの一つです。
ネット上で検索すると「文系数学 やめとけ」というフレーズが出てきます。
苦手科目として有名で、避けたいと思う人が多い一方で、数学を選ぶことには明確なメリットも存在します。
私自身、受験生のころは数学で得点差をつける経験をしましたし、社会人になってからも数字に強いことが武器になってきました。
では、文系数学は本当に「やめとけ」なのでしょうか?
本記事では、文系数学を選ぶメリットとデメリットを受験・大学生活・社会人生活の視点から整理し、最新の入試制度(2025年度からの「情報Ⅰ」導入)も踏まえて解説します。
文系数学は「やめとけ」と言われる理由
まずはなぜ「やめとけ」と言われるのか、その理由を整理しましょう。
- 学習効率が悪く見える
歴史や地理のような暗記科目に比べると、数学は考え方を理解しなければならず、学習に時間がかかります。短期間で点数が伸びにくい印象があります。 - 苦手意識を持つ人が多い
「数学は難しい」「自分には無理」と思い込んでしまう受験生が多く、心理的ハードルが高い科目です。 - 小さなミスで大きく失点する
途中の計算ミスやケアレスミスで一気に得点を落とすリスクがあり、安定した得点を取るのが難しい側面があります。 - 周囲に少数派扱いされやすい
特に私立文系志望者の多くは国語・英語・社会で勝負します。そのため数学選択は少数派になり、孤独感を覚えることもあります。
これらの理由から「文系数学はやめとけ」と言われがちです。
それでも文系数学を選ぶメリット

受験で差がつく
数学は苦手な人が多い分、得意にできれば大きなアドバンテージになります。
社会科での点数争いよりも差をつけやすく、「数学が得意」というだけで有利に戦える場合があります。
受験できる大学の幅が広がる
実は有名大学の中には、数学必須の入試方式が多く存在します。
- 早稲田大学 政治経済学部
- 慶應義塾大学 経済学部(A方式)
- 上智大学 経済学部
- 中央大学 法学部・国際経営学部(4教科型)
- 青山学院大学 経済学部(経済学科・現代経済デザイン学科 B方式)
- 東洋大学 経済学部(複数方式)
これらの大学を目指すなら、数学を避ける選択肢はありません。
つまり、数学を選ぶことで志望校の選択肢が大きく広がるのです。
社会人になってから役立つ
社会に出ると、意外なほど数学の素養が役立ちます。
- Excelや統計ソフトを使ったデータ分析
- 売上や利益率の計算などビジネス上の数的処理
- FPや会計系資格など、数学知識を活かせる国家資格の学習
数字に強いというだけで信頼を得やすく、キャリア形成にもつながります。
文系数学を選ぶデメリット

もちろんリスクも存在します。
- 学習時間の負担が大きい
社会科に比べて勉強時間がかかり、他科目との両立が大変です。学習時間の割に点数が伸びないことも。 - 得点が安定しにくい
ケアレスミスや計算ミスで一気に点数を落とす危険があり、合否に直結する場合もあります。 - 苦手な人は伸びにくい
数学が極端に苦手な場合、努力しても成果が出にくく「捨て科目」になってしまう恐れがあります。
大学入学後に数学が必要になる学部
「入試では数学を避けたい」と考えても、大学に入ってから数学を使う場面は少なくありません。
- 経済学部:ミクロ経済学・マクロ経済学で数式やグラフを駆使します。
- 経営学部・商学部:会計学・統計・ファイナンスなど数学的思考が必須。
- データサイエンス学部:数学と統計がカリキュラムの中心。
つまり、数学を避けて入学できても、その後の授業で苦労するケースは多々あります。
2025年度から「情報Ⅰ」が導入される
さらに最新の入試情報として、2025年度から大学入学共通テストや一部の一般入試で「情報Ⅰ」が導入されます。
- プログラミング的思考や論理的思考を問う問題が出題される
- 数的処理力や論理力が必須になり、数学的素養がますます重要視される
- 「数学を避ければ安心」という時代は終わりに近づいている
受験のトレンド自体が、数学・論理に強い人を求める方向へと動いているのです。
社会人になって実感した数学の強み

私は社会人になってからも、数学を学んでいてよかったと実感する場面が多くあります。
- 営業職での利益率計算や数値シミュレーション
- 経営者としての会計・財務管理
- Excelを使ったデータ集計・分析
これらはすべて、受験で培った数学的思考が役立っています。
「数学は社会に出たら不要」と言われることもありますが、実際には数字に強い人はどんな職場でも重宝されます。
文系数学は「やめとけ」か「やるべき」か?判断のポイント
結論として、文系数学を選ぶかどうかは以下の3点から判断するのが賢明です。
- 自分の得意不得意
数学が得意なら大きな武器、苦手ならリスク科目。 - 志望校の入試方式
数学必須の大学・学部を志望するなら避けられない。 - 将来学びたい分野・キャリア
経済・経営・商・データサイエンス系を目指すなら数学的素養は必須。
「やめとけ」という意見だけに左右されず、自分の将来像から逆算することが大切です。
まとめ:文系数学は【やめとけ?】受験・大学・社会人生活でのメリットとデメリットを徹底解説
文系数学は確かに「やめとけ」と言われやすい科目です。しかし、
- 苦手な人が多い分、得意にすれば差をつけられる
- 数学必須の大学・学部を受験できる
- 大学生活・社会人生活で役立つ場面が多い
というメリットがあります。
さらに2025年度からは「情報Ⅰ」導入により、数学的・論理的思考が入試全体で必要とされる時代が到来します。
結局のところ、文系数学は単なる受験科目を超えて「将来の選択肢」を左右する重要な学びです。
自分の得意不得意と志望校をよく考え、戦略的に選択してください。
よくある質問(FAQ)
Q: 文系数学を選ばないと受験できない大学はありますか?
→ あります。早稲田政経、慶應経済(A方式)、上智経済、中央大学法学部・国際経営学部、青学経済学部B方式、東洋経済学部などは数学必須の入試方式があります。
Q: 数学が苦手でも克服できますか?
→ 基礎的な問題集を繰り返すことで十分克服可能です。得意科目に変われば、むしろ大きな得点源になります。
Q: 社会に出てから役立ちますか?
→ 会計・統計・データ分析などで役立ちます。論理的思考を支える基礎力としても活用できます。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



コメント