関西福祉科学大学はFラン?難しい?偏差値35の実態と国家試験・就職から徹底検証
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「関西福祉科学大学 Fラン」「関西福祉科学大学 難しい」といった検索キーワードを見ると、不安に感じる受験生や保護者も多いでしょう。
しかし、「Fラン」「難しい」という言葉は、必ずしも大学の実態を正しく表しているとは限りません。
特に医療・福祉系の大学は、偏差値だけでは評価できない側面を持っています。
本記事では、関西福祉科学大学について、偏差値・倍率・国家試験・就職実績などのデータをもとに、「Fランと言われる理由」と「難しいと言われる理由」を客観的に分析していきます。
関西福祉科学大学はFランなのか?偏差値から見る実態
まずは結論から言うと、関西福祉科学大学は偏差値の面だけを見ると「Fラン」と言われやすい大学です。
■ 偏差値・共通テスト得点率
| 学部 | 偏差値 | 共テ得点率 |
|---|---|---|
| 社会福祉学部 | 35.0 | 52% |
| 心理科学部 | 35.0 | 55% |
| 健康福祉学部 | 35.0 | 48%~51% |
| 保健医療学部 | 35.0 | 40%~51% |
| 教育学部 | 35.0 | 53% |
※出典:パスナビ(旺文社)
偏差値は全学部で35.0と、河合塾の基準では最低ラインに位置します。
この数値だけを見ると、「入りやすい大学」「学力レベルが低い大学」と判断されても不思議ではありません。
ただし、共通テスト得点率は40〜55%程度と、基礎学力を持つ層をターゲットにしていることも分かります。
関西福祉科学大学の倍率は低い?入りやすさを検証

続いて、入試倍率を見ていきましょう。
■ 倍率の推移(2023〜2025年度)
全体として、志願者数・倍率ともに減少傾向にあり、多くの学部で倍率は1.0倍前後となっています。
例:
- 保健医療学部:1.7倍 → 1.1倍
- 健康福祉学部:1.1倍 → 1.0倍
- 心理科学部:1.2倍 → 1.1倍
- 社会福祉学部:1.2倍 → 1.0倍
- 教育学部:1.3倍 → 1.0倍
倍率1.0倍というのは、定員と志願者数がほぼ同じ=ほぼ全員合格する水準です。
この点から見ても、「関西福祉科学大学は入りやすい大学」と言われるのは事実です。
関西福祉科学大学はなぜ「難しい」と言われるのか
ここまでのデータを見ると、「簡単な大学」と思われがちですが、実際には「難しい」という評価も存在します。
その理由は、入学後の教育の厳しさにあります。
理由① 国家試験合格率が非常に高い
関西福祉科学大学は、国家資格の合格率が非常に高いことで知られています。
■ 主な国家試験合格率(2025年)
- 介護福祉士:100%(4年連続)
- 理学療法士:96.9%
- 作業療法士:90.6%
- 言語聴覚士:92.3%
- 管理栄養士:77.8%(全国平均48.1%)
この数値は、偏差値35の大学としては異例の高さです。
つまり、入試は簡単でも、資格取得は簡単ではない
という構造があることが分かります。
※出典:関西福祉科学大学公式サイト
理由② 実習が非常に厳しい
関西福祉科学大学では、医療・福祉・教育分野の専門職を目指すため、学外実習が必須となっています。
例:
- 理学療法:13週間
- 作業療法:19週間
- ソーシャルワーク:最大240時間以上
- 介護実習:累計数百時間
これらの実習は単なる体験ではなく、評価対象であり、学生にとって大きな負担となります。
理由③ カリキュラムが厳格(自由度が低い)
卒業には124単位以上が必要ですが、その多くが必修科目です。
一般的な大学のように「楽な授業で単位を稼ぐ」ということが難しく、
資格取得に直結した科目を確実にこなす必要があります。
理由④ 徹底した「出口管理」
関西福祉科学大学の最大の特徴は、いわゆる「出口管理型大学」である点です。
- 国家試験対策講座の実施
- 模擬試験の繰り返し
- 教員による個別管理
- 学習進捗のチェック
さらに、成績が基準に達しない場合、国家試験の受験を制限される(足切り)という厳しい仕組みもあります。
関西福祉科学大学の就職実績は強い

関西福祉科学大学は、就職面でも高い評価を受けています。
特徴は、資格を活かした専門職就職が中心であることです。
■ 主な就職先
- 国立病院機構
- 奈良県立医科大学附属病院
- 大阪府済生会病院
- 各自治体(大阪府・大阪市など)
- 教育委員会(小学校・特別支援学校)
- 社会福祉協議会
- 大手企業(JR西日本、セブン-イレブンなど)
一般的な「Fラン大学」のような就職とは異なり、医療・福祉・教育・公務員が中心となっています。
関西福祉科学大学のサポート体制
関西福祉科学大学は、サポート体制の手厚さでも評価されています。
■ 主な特徴
- アカデミックアドバイザー制度(少人数指導)
- 国家試験対策講座の充実
- 実習前後の徹底指導
- 卒業後も続くサポート
このように、「放置されない大学」であることが特徴です。
関西福祉科学大学の口コミ
※出典:みんなの大学情報
■ 良い口コミ
- 先生が親身でサポートが手厚い
- 実習や授業が実践的
- 就職支援が充実している
- 学生が真面目で雰囲気が良い
■ 悪い口コミ
- 立地が悪く、周辺に何もない
- 勉強が大変で留年する人もいる
- 国家試験の足切りが厳しい
- 教員の質にばらつきがある
関西福祉科学大学はどんな人に向いている?
以上を踏まえると、向いている人は明確です。
■ 向いている人
- 医療・福祉・教育の専門職を目指す人
- 資格取得を最優先にしたい人
- 厳しい環境でも努力できる人
■ 向いていない人
- 楽な大学生活を送りたい人
- 遊びやサークル中心の生活を望む人
- 自主性が低く管理されるのが苦手な人
関西福祉科学大学は【やばい】のか?ネットで「やばい」と言われる理由を考察
まとめ:関西福祉科学大学はFラン?難しい?偏差値35の実態と国家試験・就職から徹底検証
関西福祉科学大学は、偏差値や倍率だけを見ると「Fラン」と言われやすい大学です。
しかし実態は、
- 国家試験合格率は全国平均以上
- 実習やカリキュラムは非常に厳しい
- 就職は専門職中心で安定している
という特徴を持っています。
つまり、「入るのは簡単だが、卒業・資格取得は簡単ではない大学」です。
「関西福祉科学大学は難しい」という評価は、受験難易度ではなく、入学後の教育の厳しさを指しているといえるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。


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