偏差値70は上位何パーセント?大学受験における立ち位置と該当大学・学部一覧
大学受験について調べていると、「偏差値70 上位何パーセント」という検索ワードを目にすることがあります。
偏差値70と聞くと「かなり頭がいい」「最難関」というイメージを持つ人が多い一方で、実際にどれほどすごい数字なのかを、客観的に理解している人は意外と多くありません。
本記事では、
- 偏差値70は上位何パーセントにあたるのか
- 大学受験における偏差値70の現実的な難易度
- 偏差値70前後に該当する大学・学部
- 模試(ベネッセ・河合塾)による偏差値の違い
について、ベネッセ(進研模試/マナビジョン)を基準に、受験生・保護者の双方にわかりやすく解説します。
偏差値70は上位何パーセントに入るのか?
まず結論からお伝えします。
偏差値70は、大学進学者の中で上位約2%前後にあたる非常に高い水準です。
偏差値は、平均50・標準偏差10の正規分布を前提として算出されます。
偏差値70は、平均より+2.0σ(シグマ)に相当し、統計的には次の位置づけになります。
- 偏差値60:上位約16%
- 偏差値65:上位約7%
- 偏差値70:上位約2%
日本の大学進学率はおよそ50%前後です。
その進学者集団を母数とすると、偏差値70は「大学に進学する人の中でも、さらに選ばれた上位層」ということになります。
仮に高校卒業生が50万人いる場合、大学進学者は約25万人。
その中で偏差値70相当なのは、およそ5,000人前後と考えられます。
大学受験における偏差値70の難易度とは

偏差値70に到達する受験生の特徴
偏差値70に到達する受験生には、いくつか共通する傾向があります。
- 模試で安定して高得点を取れる
- 苦手科目が少なく、全体の完成度が高い
- 学習時間だけでなく「勉強の質」を重視している
- 基礎〜標準問題の取りこぼしが極端に少ない
単に長時間勉強するだけでは到達しにくく、戦略・自己分析・継続力が求められる水準です。
偏差値70は「天才」なのか?
偏差値70というと「天才」というイメージを持たれがちですが、必ずしも生まれつきの才能だけで決まるわけではありません。
- 正しい勉強法
- 早い段階からの積み重ね
- 模試や過去問を使った軌道修正
こうした要素が大きく影響しています。
偏差値70は、努力で到達可能な上限に近いラインと捉えると現実的でしょう。
偏差値70前後の国公立大学・学部の例【ベネッセ基準】
偏差値70前後に該当する国公立大学の学部は、日本全国でもごく限られています。
主に旧帝大や最難関国立大学の中核学部に集中しています。
- 東京大学
→ 全学部が偏差値70前後。日本の大学受験における最難関。 - 京都大学
→ 法学部、医学部医学科、経済学部など多くの学部で70前後。 - 一橋大学
→ 法学部、経済学部などが偏差値70水準。社会科学系の最高峰。 - 東京医科歯科大学
→ 医学部医学科が該当。 - 大阪大学
- 東北大学
- 名古屋大学
→ 医学部医学科は偏差値67.5以上で、70に極めて近い水準。 - 筑波大学
→ 社会・国際学群など一部学群が該当。
国公立大学は共通テストと二次試験の両方が課されるため、
偏差値70前後は実質的に全国トップ層と考えて差し支えありません。
偏差値70前後の私立大学・学部の例【ベネッセ基準】

私立大学でも、偏差値70以上に該当する学部は限られています。
主に早慶を中心とした難関学部が該当します。
- 慶應義塾大学
→ 医学部、法学部、経済学部など。 - 早稲田大学
→ 政治経済学部、法学部、国際教養学部、教育学部など。 - 上智大学
→ 外国語学部、総合グローバル学部など。 - 明治大学
→ 国際日本学部、情報コミュニケーション学部など一部方式。 - 立教大学
→ 社会学部など。
私立大学の場合、入試方式(全学部方式・個別方式・共通テスト利用)によって偏差値が変動する点には注意が必要です。
【重要】偏差値の指標についての注意点
※本記事で紹介している偏差値は、ベネッセ(進研模試/マナビジョン)を基準としています。
大学受験では、模試運営会社によって偏差値の算出基準が異なります。
特に、河合塾(全統模試・パスナビ)の偏差値とは数値に差が出やすい点に注意が必要です。
一般的な目安として、
ベネッセ偏差値 − 約5 = 河合塾偏差値のイメージ
と考えると、体感に近くなります。
例えば、
- ベネッセ偏差値70
→ 河合塾偏差値では 65前後 - ベネッセ偏差値72
→ 河合塾偏差値では 67前後
これは、進研模試が幅広い受験者層を対象としているのに対し、
河合塾模試は難関大学志望者の比率が高いという母集団の違いによるものです。
そのため、模試名を確認せずに偏差値の数字だけで比較するのは避け、
「どの模試基準の偏差値か」を必ず確認することが重要です。
偏差値70でも合格が保証されるわけではない
偏差値はあくまで「合格可能性50%前後」を示す指標です。
偏差値70だからといって、必ず合格できるわけではありません。
- 配点比率による得意・不得意の影響
- 問題との相性
- 併願校との日程・対策バランス
特に難関大学では、1問のミスが合否を分ける世界です。
MARCHは上位何パーセント?私立大学のみ・国公立含む2つの視点で検証
まとめ|偏差値70は上位何パーセント?大学受験における立ち位置と該当大学・学部一覧
偏差値70は、大学進学者の中でも上位約2%に位置する、極めて高い水準です。
東大・京大・一橋・早慶上位学部など、日本の最難関大学・学部が該当します。
ただし、偏差値は模試ごとに基準が異なり、合格を保証するものではありません。
学部・入試方式・併願戦略まで含めて判断することが、難関大学合格への近道と言えるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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