滋賀医科大学は【やばい】のか？ネット上で「難しい」「やばい」と言われる理由を調査
大学選びにおいて、ネット上の評判や検索サジェストは気になるポイントの一つです。
特に「滋賀医科大学 やばい」や「滋賀医科大学 難しい」といったワードが表示されると、不安に思う受験生や保護者の方も多いでしょう。
しかし、「やばい」という言葉には、ネガティブな意味だけでなく、「すごい」「圧倒的」といったポジティブなニュアンスも含まれることがあります。
本記事では、滋賀医科大学について、なぜ「やばい」「難しい」と言われているのかを分析し、ネット上の噂の真偽や実態を調査・考察していきます。
医学部志望の方や看護学科への進学を検討している方にとって、進路判断の参考になれば幸いです。
滋賀医科大学の２次試験の数学がやばいぐらい難しい
滋賀医科大学を志望する際に、最も「やばい」と言われる理由のひとつが、２次試験の数学の難易度です。
同大学の数学は4〜5題出題され、頻出分野は以下の通りです：
- 数IIIの微分・積分
- 確率
- 図形と方程式
これらの問題は、計算量が非常に多く、かつ論理的思考力・記述力が要求される内容となっています。中には、「東大や京大よりも難問率が高い」と言われることもあるほど。
受験生の声や過去問の傾向を見ても、単なる公式暗記では太刀打ちできず、本質的な理解と応用力が求められる問題が多く出題されています。
ただし、ここ数年は難易度が若干緩和されているとの分析もあり、「超絶難問」から「難問」へとシフトしている傾向も見られます。
とはいえ、全国トップレベルの学力を持つ受験生が挑戦する医学部であることに変わりはなく、「数学がやばい＝しっかり対策が必要」という認識は間違っていません。
滋賀医科大学の外部評価がやばい
ネットで「滋賀医科大学 やばい」と検索すると、難しすぎてやばいという声と同時に、教育環境が良すぎてやばいという評価も散見されます。
実際、2025年のTHE日本大学ランキング（教育リソース部門）では全国11位／257大学と非常に高い評価を獲得しています。
教育リソース部門とは、学生ひとりあたりの資金配分、教員比率、学習環境、教育への投資額などから評価される項目です。
つまり、学生がどれだけ充実した教育を受けられるかを示す指標です。
このランキングの高さから、滋賀医科大学がいかに教育に力を入れているかがわかります。
地方の医科大学でありながら、全国的に見てもトップクラスの教育体制を誇っているのです。
滋賀医科大学とは
滋賀医科大学は、1974年に設立された滋賀県唯一の国立医科大学であり、大津市にキャンパスを構えています。
湖国・滋賀の自然豊かな環境の中で、地域医療を重視した医学・看護学教育を行っています。
主な特徴は以下の通りです：
- 地域医療への貢献を重視
- 放送大学との単位互換制度
- 起業家育成の連携協定（早稲田大学、東京理科大学などと連携）
- 看護学科も設置されており、医療職を多面的に育成
さらに一時は滋賀大学、京都教育大学、京都工芸繊維大学との統合が議論されていましたが、現在は凍結されています。
このように、単なる医療人材の養成にとどまらず、社会との連携や起業教育にも力を入れている点が特徴的です。
滋賀医科大学の偏差値は
滋賀医科大学の偏差値や共通テストのボーダーは以下の通りです：
- 偏差値：65.0（医学部・医学科）
- 共通テスト得点率：66%～85%（医学部）
偏差値だけを見ると、私立医学部の上位〜中位層と同等かやや上程度ですが、実際の競争率は国立であることから非常に高く、学費面でのアドバンテージが志望者数を押し上げているとも言えるでしょう。
さらに前述の通り、２次試験の難易度が高いため、偏差値以上に「難しい医学部」として知られているのが現実です。
国家試験合格率は
難関の滋賀医科大学を卒業した後の進路も気になるところですが、国家試験の合格率は非常に高い水準を維持しています。
2024年度の国家試験合格率（全国平均との比較）
| 資格 | 滋賀医科大学 | 全国平均 |
|---|---|---|
| 医師 | 94.6% | 92.3% |
| 看護師 | 99.0% | 90.1% |
| 保健師 | 100% | 94.0% |
| 助産師 | 100% | 98.9% |
これらのデータからも、滋賀医科大学が教育の質と学生の実力の両面で優れていることがわかります。
看護学科卒業生の就職先は
看護学科の卒業生も全国レベルの医療機関や自治体へと就職しており、その進路実績も「やばい（優秀）」と言える内容です。
主な就職先（看護学科）
- 滋賀医科大学附属病院
- 京都大学医学部附属病院
- 滋賀県職員（保健師職）
- 近江八幡市立総合医療センター
- 関西医科大学附属病院
- 大津市職員（保健師職）
地元に根ざしつつ、全国でも通用する人材を輩出している点は、地域医療を重視する同大学の理念にもマッチしています。
まとめ｜滋賀医科大学は【やばい】のか？ネット上で「難しい」「やばい」と言われる理由を調査
本記事では、「滋賀医科大学 やばい」「滋賀医科大学 難しい」と言われる理由について、事実ベースで分析してきました。
結論としては——
- 「やばい」は数学の難易度の高さを示しており、本気で対策が必要なレベル
- 「やばい」は教育環境や外部評価の高さを示すポジティブな意味でも使われている
- 国家試験合格率、就職実績も全国上位レベル
- 地域貢献型の医療人材育成という独自性もあり
つまり、滋賀医科大学は「やばい＝すごい！」と言える大学です。確かに入試の難易度は高く簡単には合格できませんが、それに見合った教育と将来が待っています。
進路を考えている高校生・保護者の方は、ネットの「やばい」に惑わされず、その中身をしっかり見極めることが大切です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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