函館大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「函館大学 やばい」と検索ワードを目にし、実際に検索すると、Fラン、売却、偏差値が低いなど、ネガティブなワードが目立ちます。
しかし、それらの噂は本当に信じるに値する情報なのでしょうか?
本記事では、函館大学が「やばい」と言われる理由を考察します。
函館大学はFランと言われてやばい
函館大学は、ネット上で「Fラン」と言われることがあります。
実際、商学部の偏差値は「BF(ボーダーフリー)」、つまり基準となる偏差値が設定されていないという評価です。
共通テスト得点率も35%程度とされており、確かに難関校とは言いがたい状況です。
しかし、偏差値だけで大学の価値を判断するのは危険です。
函館大学は、隣接する函館短期大学とあわせて学地面積約8万㎡、学舎面積約2万㎡を誇る広大なキャンパスを有し、教育・生活環境ともに整っています。
図書館、学生食堂、体育館、テニスコートに加えて、郵便局や喫茶コーナーも学内にあり、学生生活の利便性は高いです。
また、無線LANのフリースポットや自由に使えるパソコンも複数設置されており、情報環境も整備されています。
こうした学習支援インフラは、地方の小規模大学としては非常に充実しています。
函館大学は売却される?と言われてやばい

2024年3月、函館大学を運営する学校法人野又学園は「函館短期大学付設調理製菓専門学校」の閉校を発表しました(参照元)。
この出来事が「函館大学もいずれ売却されるのでは?」という憶測を呼び、「やばい」と不安視される要因の一つとなっています。
しかし、現時点で函館大学自体の売却や閉校といった公式発表は一切ありません。
むしろ、教育の質を高めるためにリソースを集中させる判断とも受け取れます。
短期大学部門の統合・整理により、今後は大学部門の教育・経営資源に集中する可能性もあります。
函館大学とは

函館大学は、北海道函館市高丘町51-1に本部を構える私立大学で、1938年創立、1965年に大学として設置されました。
60年以上の歴史を持ち、地域密着型の大学として道南エリアでは一定の存在感を誇ります。
注目すべきは「専攻塾」制度の存在です。
これは、教官3人体制による徹底したサポートシステムで、入学から卒業、さらには就職活動までを手厚く支援する制度です。
少人数制で、学生一人ひとりと深く関わることを前提とした指導方針は、大規模大学にはない強みです。
2001年から本格導入されたこの制度は、学生生活全体を包括的にサポートする目的で構築されており、教育の質という面では高く評価されています。
函館大学の偏差値は

函館大学の偏差値は、商学部でBF(ボーダーフリー)とされています。
共通テストの得点率も約35%とされ、全国的に見ても入試難易度は低めです。
しかしこれは裏を返せば、学び直しを希望する社会人や地方で進学先を探す学生にとって門戸が広いことを意味します。
実際に、地方大学の役割として「学びの再スタート」や「地域での人材育成」に貢献している点は見逃せません。
卒業生の就職先は

「函館大学 やばい」と検索する人の多くが気になるのは、やはり卒業後の進路でしょう。
実際のところ、卒業生の主な就職先には以下のような企業・団体が含まれています。
- 山一電機
- 北海道ガス
- 第一実業
- セコマ(セイコーマート)
- ロフト
- 日本銀行
- 星野リゾート
- 函館市役所
特に注目したいのは、地方公務員や有名企業に一定数の就職実績があることです。
規模の小さい大学でありながら、このような就職先が名を連ねるのは、専任教員による個別支援体制の効果が大きいと考えられます。
まとめ:函館大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
確かに函館大学は偏差値だけを見ると「やばい」と言われがちです。
また、運営法人が一部の教育機関を閉校したこともあり、不安を煽るような報道や口コミが出回るのも事実です。
しかし、教育制度や学生支援体制、就職先の実績などを見ると、決して「やばい」だけで片付けられる大学ではありません。
特に道南地域での地域貢献や少人数教育の取り組みは、他の大学にはない価値を提供しています。
今後、少子化により地方大学はますます厳しい環境に置かれることが予想されますが、その中でも函館大学が持つ特色や教育への姿勢は評価されるべきでしょう。
「函館大学 やばい」という噂に惑わされず、実際の教育環境や就職実績など、多角的に大学を評価することが大切です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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