大阪女学院大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「大阪女学院大学 やばい」という検索キーワードで情報を探している方の多くは、大学の評判や将来性、就職事情、学費の実態など、進学に関わるリアルな情報を求めているのではないでしょうか。
関西の私立女子大学として長い歴史を持つ大阪女学院大学は、「お嬢様学校」というイメージや、入学難易度、就職先、学費の高さなど、さまざまな理由から「やばい」と話題になることがあります。
本記事では、「大阪女学院大学 やばい」と言われている背景を考察していきます。
大阪女学院大学が定員割れで「やばい」
まず注目すべきは、定員充足率の低さです。
文部科学省のデータによると、大阪女学院大学の国際・英語学科の定員充足率は69.1%(2024年度)。入学定員に対して3割以上が未充足という結果です。
また、全選抜合計倍率は2023年・2024年ともに1.0倍。
これは「受験者=ほぼ全員が合格する」ことを意味し、競争率の低さからFラン大学と揶揄されやすい状況にあります。
もちろん、倍率が低いこと自体が悪いわけではありません。
少人数教育を実施する大学もありますが、少なくとも受験生の間では「入りやすい大学=やばい」と見られがちです。
「大阪女学院大学はお金持ちの学校」と言われて「やばい」

次に注目されているのが、学費の高さです。
2023年度以降の学生に対する学費は以下の通りです:
年次 | 授業料(年額) | 教育充実費(年額) | 合計(年額) |
---|---|---|---|
1年次 | 970,000円 | 280,000円 | 1,250,000円 |
2〜4年次 | 970,000円 | 280,000円 | 1,250,000円 |
入学金を含めた4年間の総額は約520万円となり、これは私立大学文系の全国平均(約400〜450万円)と比べても高めの部類に入ります。
さらに、「女学院」という名称やキリスト教系ミッションスクールとしての背景から、「お金持ちのお嬢様が通う学校」というイメージが根強く残っており、ネット上ではその点を揶揄する声も見られます。
大阪女学院大学とは

大阪女学院大学は、大阪市中央区玉造にキャンパスを構える私立大学で、前身は1884年創立の歴史ある教育機関です。
2004年に四年制大学として開学しました。
大学のミッションステートメントには、以下のように記されています。
「キリスト教に基づく教育共同体として、真理を探求し、自己と他者の尊厳に目覚め、確かな知識と豊かな感受性を備えた人間を育成する」
大学の教育理念は、単なる語学力の育成にとどまらず、国際感覚や社会貢献意識を重視した人材育成に重きを置いています。
大阪女学院大学の偏差値は

大阪女学院大学の国際・英語学科の偏差値はBF(ボーダーフリー)とされ、共通テスト得点率も約53%となっています。
「BF」とは「偏差値が出ない=受験者が極端に少ない、もしくは全員合格に近い」という状態を意味します。
偏差値がつかない=学力的に評価が難しいため、ネット上では「やばい」「レベルが低い」といった印象を持たれがちです。
ただし、これは入試方式や対象人数の少なさによるもので、必ずしも教育の質が低いことを意味するわけではありません。
卒業生の就職先は

ネット上では「大阪女学院大学=就職がやばい」という声もありますが、実際の就職先を見ると、堅実で安定した企業への就職が目立ちます。
主な就職先は以下のとおり:
- ANA関西空港
- ANA大阪空港
- ANAウイングス
- JTB
- 日本通運
- 明治安田生命保険
- エム・ユーセンターサービス大阪
- アイコム など
英語力を生かした空港関連企業や旅行業界、金融・保険業界などへの就職が多く、国際・英語学科の特性を反映した実績といえます。
少人数制や手厚いキャリアサポートにより、特定の業界へのマッチングは高く、就職率自体は高い水準を維持している点は見逃せません。
まとめ:大阪女学院大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「大阪女学院大学 やばい」と言われる理由には、
- 偏差値や倍率の低さ(BF、定員充足率69.1%)
- 高額な学費と“お嬢様”イメージ
- 「Fラン」と揶揄されやすいネーミング
- ネット上のイメージ先行による誤解
などが挙げられます。
しかし一方で、
- 国際感覚を重視した教育方針
- 空港・旅行・大手企業への堅実な就職実績
- 歴史と理念に基づいた少人数制教育
といった大学としての本来の魅力や強みも数多く存在します。
検索ワードの「やばい」に惑わされず、自分の進路や価値観に合った大学選びを行うことが、何より大切です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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