杉野服飾大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「杉野服飾大学 やばい」と検索すると、いくつかネガティブな情報が目につくことがあります。
「キャンパスが遠い」「就職できない」「偏差値が低い」など、大学選びを考えている方にとって気になる声も見受けられます。
しかし、これらの評価は本当に事実なのでしょうか?
本記事では、杉野服飾大学が「やばい」と言われる理由を考察していきます。
杉野服飾大学はキャンパスが遠いと言われてやばい
杉野服飾大学には、目黒キャンパスと日野キャンパスの2つの拠点があります。
- 目黒キャンパス(東京都品川区上大崎 4-6-19)
JR山手線・東急目黒線・都営三田線・東京メトロ南北線の目黒駅から徒歩3分という、都内でもトップクラスのアクセスの良さを誇ります。 - 日野キャンパス(東京都日野市百草 1006番44)
こちらは自然豊かな郊外に位置しており、以下のようなアクセス手段が必要です。
・高幡不動駅から京王バス「百草センター」下車、徒歩7分
・多摩センター駅から京王バス「百草団地南」下車、徒歩7分
両キャンパスをまたいで通学する場面もあり、移動距離や所要時間がネックと感じる学生もいるかもしれません。
特に地方から上京した学生にとっては、キャンパス間の距離感が「やばい」と捉えられる可能性があります。
ただし、目黒キャンパスは都心にあり、アクセス性の高さは魅力です。
専攻によって通うキャンパスが決まっているため、進路に応じて検討すれば問題はありません。
杉野服飾大学は就職できないと言われてやばい

「杉野服飾大学は就職できない」という声も散見されますが、実際の就職率データを見てみましょう。
年度 | 服飾学科 | 服飾表現学科 | 大学院 |
---|---|---|---|
2024年度 | 99.1% | 100% | 100% |
2023年度 | 97.5% | 95.0% | 100% |
2022年度 | 90.7% | 100.0% | 0.0% |
2021年度 | 78.0% | 83.3% | 50.0% |
2020年度 | 70.6% | — | 100.0% |
特に直近2年間の就職率は90%以上と非常に高水準です。
2020年度・2021年度は新型コロナウイルスの影響を大きく受けた時期であり、就職活動が困難だった背景もあります。
つまり、「就職できない」とは言い難く、近年は高い就職率を維持しています。
杉野服飾大学とは

杉野服飾大学は、1926年に創立されたドレスメーカー学院(現・杉野学園)を母体に、1964年に大学として設立されました。
品川の本部キャンパスを拠点に、ファッション業界で活躍する人材を育てることを目的とした、歴史ある服飾専門大学です。
学部と学科の構成:
- 服飾学部
- 服飾学科
- モードクリエーションコース
- インダストリアルパターンコース
- テキスタイルデザインコース
- ファッションプロダクトデザインコース
- ファッションビジネス・マネジメントコース
- ファッションビジネス・流通イノベーションコース
- 服飾表現学科
- 衣装表現
- スタイリング
- VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)
- ショープロデュース
- 映像・メディア表現
- 服飾文化学科(2024年から新設)
- 服飾学科
実技とビジネス、両方の観点からファッションを学べる点が特長です。
杉野服飾大学の偏差値は

杉野服飾大学の偏差値はBF~35.0とされています。
これは、学力試験というよりも、人物評価(面接・作品・志望動機など)を重視した選抜方式を採っていることが影響しています。
つまり、学力偏差値の高さを求める大学ではなく、個々の創造力や感性に重きを置いた学校なのです。
ファッション系大学では珍しくありませんが、偏差値だけで評価されると「やばい」と思われてしまうケースもあるでしょう。
卒業生の就職先は

卒業生の主な就職先として、以下のようなファッション・アパレル業界の企業が挙げられます。
- 朝日染色株式会社
- 株式会社エフリード
- クロスプラス株式会社
- 株式会社銀座マギー
- 株式会社セント・メアリ・ミード
- 株式会社ドゥ・ワン・ソーイング
- 株式会社ティンパンアレイ
- 株式会社田原屋
- 株式会社ノーリーズ
- 株式会社パル
- 株式会社バルコス
- ファナティクス・ジャパン合同会社
- 株式会社マッシュスタイルラボ
- MARK STYLER株式会社
就職先の多くがファッション業界の中堅〜大手企業であり、現場で即戦力として期待される人材が育成されていることが分かります。
まとめ|杉野服飾大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
「杉野服飾大学 やばい」と言われる理由は、主に以下の3点に集約されます。
- キャンパス間の距離がある(特に日野キャンパスのアクセス面)
- 偏差値が低く見える(BF〜35.0)
- 就職できないという過去の印象
しかし実際には、
- 都心の目黒キャンパスのアクセスは抜群
- 偏差値では測れない実技・創造性重視の選抜
- 直近の就職率は90〜99%と高水準
- アパレル業界への就職実績も豊富
といった事実があります。
結論として、「やばい」と一括りにするのは誤解に過ぎないと言えるでしょう。
むしろ、ファッション業界で活躍したい人にとって、実践力を磨ける大学として注目すべき存在です。
大学選びでは、偏差値だけではなく、自分のやりたいこと・将来像にマッチしているかを重視することが大切です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
コメント