新潟産業大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
新潟産業大学 とネットで検索すると、「やばい」や「恥ずかしい」といったキーワードが出てきます。
これだけを見ると、「本当に大丈夫なのか?」と不安になる人もいるかもしれません。
しかし、就職率を見ると全国平均を大きく上回っており、地域に根差した就職支援の強さが伺えます。
果たして「やばい」の正体とは一体何なのか?
この記事では、新潟産業大学が「やばい」と言われる理由をデータとともに考察し、その実情を明らかにしていきます。
新潟産業大学は定員割れと言われてやばい
まず、「やばい」と言われる理由のひとつが定員割れの懸念です。
新潟産業大学は経済学部を設置しており、その選抜試験の倍率が近年1.0倍と非常に低い水準で推移しています。
- 2024年度 経済学部の全選抜合計倍率:1.0倍
- 2023年度 経済学部の全選抜合計倍率:1.0倍
これは、「受験すればほぼ受かる」と言われてもおかしくない数字です。
大学進学率が高まり、都市部の大学への集中が進む中で、地方の中小規模大学が厳しい状況にあることを示しています。
しかし、倍率が低いこと=教育の質が低い、というわけではありません。
むしろ、志望者に対して丁寧な教育と支援を提供している大学も少なくありません。
新潟産業大学の就職率がやばい

「就職率がやばい」と聞くと、ネガティブに捉えがちですが、新潟産業大学の就職率は全国平均を大きく上回るという意味で“やばい”のです。
文部科学省・厚生労働省の2024年2月発表によると、新潟産業大学の就職率は男女ともに100%。
就職希望率も全国平均を上回っています。
区分 | 就職率(合計) | 就職希望率(合計) |
---|---|---|
新潟産業大学 | 100.0% | 84.5% |
全国の四年制大学平均 | 91.6% | 76.6% |
私立大学平均 | 90.8% | 86.5% |
国公立大学平均 | 93.9% | 56.8% |
特に注目すべきは、「就職希望率」でも全国の私立大学を上回っている点です。
これは、学生の多くが就職を望み、その希望が確実に実現されている環境があることを意味します。
新潟産業大学とは

新潟産業大学は、新潟県柏崎市に位置する私立大学です。
地域経済に貢献できる人材の育成を目指しており、現在は経済学部のみが設置されています。
経済学部では、経済・経営の基礎だけでなく、地域振興やビジネススキルなど実践的な学びにも力を入れています。
また、小規模な大学ならではの面倒見の良い指導や個別対応が特徴で、就職支援にもその強みが活かされています。
新潟産業大学の偏差値は

現在、新潟産業大学の経済学部の偏差値はBF(ボーダーフリー)とされています。
BFとは、入試時点での受験者数が非常に少なく、合格者の学力が測定困難な場合に使われる指標です。そのため、偏差値的には最も低い部類に入ります。
これだけを見ると不安になるかもしれませんが、偏差値はあくまで「入学時の目安」であり、「入学後の教育」や「卒業後の成果」とは必ずしも一致しません。
実際、就職率や地域企業との連携力を見る限り、教育成果は高いと言えるでしょう。
卒業生の主な就職先は

新潟産業大学の卒業生は、地域企業を中心に安定した就職実績を持っています。
以下は主な就職先の一部です。
- コメリ
- 渡辺パイプ
- ワタナベグループ
- 昭和電機産業
- ブルボン
- マルソー
- ブリヂストンタイヤソリューションジャパン
- 青山商事
地元企業への就職に強い点は、新潟県や近隣地域での就職を目指す学生にとって大きなメリットです。中には全国展開している大手企業への就職実績もあり、進路の幅は決して狭くありません。
まとめ:新潟産業大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
結論として、新潟産業大学は
- 定員割れや偏差値BFという点で、ネガティブな印象を持たれやすい
- しかし実際には、就職率100%という圧倒的な成果を出しており、
- 地域密着の支援体制や企業連携に強みがある大学です
入学のハードルは決して高くありませんが、入学後のサポートや就職力の高さが「やばい(=すごい)」と言える大学でもあります。
「地方で着実に学び、地元で活躍したい」という人にとって、新潟産業大学は確かな選択肢のひとつとなるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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