日本歯科大学は「やばい」?「Fラン」?偏差値・学費・国家試験から実態を徹底検証
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「日本歯科大学 やばい」「日本歯科大学 Fラン」といった検索キーワードが表示されると、不安に感じる受験生や保護者も多いでしょう。
しかし、「やばい」という言葉にはネガティブな意味だけでなく、ポジティブな驚きを含む場合もあります。
また、「Fラン」という評価も、必ずしも大学の実態を正確に表しているとは限りません。
本記事では、日本歯科大学について、なぜ「やばい」「Fラン」と言われるのかをデータをもとに冷静に分析し、その実態を考察していきます。
日本歯科大学とは
日本歯科大学は、1907年創立の日本最初の歯科医学校として知られる伝統校です。
東京と新潟にキャンパスを持ち、「生命歯学部」という独自の学部名称を採用しています。
歯科医学を単なる技術ではなく「生命科学」として捉える教育方針が特徴であり、再生医療や訪問歯科など、時代に応じた取り組みを続けています。
日本歯科大学はFランなのか?

結論から言うと、日本歯科大学は一般的な意味での「Fラン大学」とは断定できません。
ただし、ネット上でそう言われる理由は確かに存在します。
日本歯科大学がFランと言われる理由
理由① 偏差値が比較的低い
日本歯科大学の偏差値は以下の通りです(パスナビ)。
- 生命歯学部(東京):偏差値45.0(共テ69%)
- 新潟生命歯学部:偏差値42.5(共テ65%)
この数値は、大学全体で見ると「やや低め」に位置します。
理由② 他の歯科大学と比較すると差がある
主要な歯科大学と比較すると以下の通りです。
| 大学 | 偏差値 | 共テ得点率 |
|---|---|---|
| 日本歯科大学 | 42.5〜45.0 | 65〜69% |
| 昭和医科大学 歯学部 | 52.5 | 78% |
| 東京歯科大学 | 55.0 | 72% |
このように、上位校と比べると10程度の偏差値差があるため、「入りやすい大学」と見られやすく、それが「Fラン」という評価につながっています。
理由③ 国家試験合格率に差がある
歯科医師国家試験の合格率は、大学の実力を示す重要指標です。
歯科医師国家試験 合格率の比較(第117回〜第119回)
| 大学 | 第117回(2024) | 第118回(2025) | 第119回(2026) |
|---|---|---|---|
| 東京歯科大学 | 総数97.7% / 新卒99.2% | 95.6% / 97.0% | 94.0% / 96.9% |
| 昭和医科大学 歯学部 | 88.1% / 94.7% | 92.9% / 97.7% | 90.0% / 94.6% |
| 日本歯科大学(東京) | 73.0% / 88.5% | 81.3% / 93.3% | 62.7% / 70.9% |
| 日本歯科大学(新潟) | 73.5% / 81.5% | 84.3% / 88.7% | 78.6% / 84.8% |
※出典:厚生労働省
この表から分かる通り、東京歯科大学は3年間を通じて安定して高い合格率を維持しており、昭和医科大学歯学部も90%前後の水準で推移しています。
一方で、日本歯科大学はキャンパスによって差があり、特に東京の生命歯学部では第119回で総数62.7%まで低下しており、合格率のばらつきが見られます。
このような結果が、「やばい」と言われる一因になっていると考えられます。
理由④ 学費とのバランス
初年度納入金は以下の通りです。
| 大学 | 初年度納入金 |
|---|---|
| 東京歯科大学 | 約945万円 |
| 昭和医科大学 | 約459万円 |
| 日本歯科大学(東京) | 約576万円 |
| 日本歯科大学(新潟) | 約403万円 |
※出典:パスナビ
日本歯科大学は極端に高いわけではないものの、
- 偏差値は低め
- 学費は安くはない
という点から、「コスパが悪いのでは?」という評価につながりやすいです。
ただしFランと断定できない理由
ここが最も重要なポイントです。
理由① 国家資格が前提の専門職学部
歯学部は、文系学部のように就職先が不透明な分野ではありません。
卒業後は基本的に
- 歯科医師国家試験
- 歯科医としてのキャリア
という明確な進路があります。
理由② 歯学部はそもそも偏差値が下がりやすい
近年、歯学部は
- 少子化
- 歯科医院の競争激化
などの影響で人気が低下しており、全体的に偏差値が下がる傾向にあります。
つまり、日本歯科大学だけが特別低いわけではありません。
理由③ 教育内容・研究は評価されている
日本歯科大学は
- 再生医療研究
- 訪問歯科の先駆的取り組み
など、教育・研究面では一定の評価があります。
日本歯科大学は「やばい」のか?

結論として、
日本歯科大学は
- 偏差値だけ見れば「やや入りやすい大学」
- しかし歯科医師養成機関としての機能は十分
という位置づけです。
日本歯科大学に合格するには?偏差値・共通テスト得点率・併願校・入試対策まとめ
向いている人・向いていない人
向いている人
- 歯科医師になりたい意思が明確
- 学歴より資格重視
- 地道に勉強を続けられる
向いていない人
- 偏差値やブランド重視
- 楽に卒業したい
- 国家試験に自信がない
まとめ:日本歯科大学は【やばい?Fラン?】偏差値・学費・国家試験から実態を徹底検証
日本歯科大学は「Fラン」と断定できる大学ではありません。
しかし、
- 偏差値は低め
- 国家試験合格率にばらつき
- 学費とのバランス
といった要因から、「やばい」と言われる理由があるのも事実です。
重要なのは、 偏差値ではなく「歯科医師になれるか」で判断することです。
受験を検討している方は、国家試験対策や学習環境をしっかり確認したうえで、自分に合った進路を選ぶことが大切です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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