大阪商業大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
大阪商業大学について、ネット上では「やばい」という声が見られることがあります。
「やばい」という言葉には、ポジティブな意味とネガティブな意味の両方がありますが、実際にどのような理由でそう言われているのでしょうか。
本記事では、大阪商業大学の偏差値や就職率、学部構成、卒業生の就職先などを詳しく分析し、その実態を考察していきます。
大阪商業大学はFランと言われてやばい
ネット上では、大阪商業大学が「Fラン」だと言われることがあります。
Fランとは、一般的に偏差値が極めて低く、入学難易度が低い大学を指します。
しかし、大阪商業大学の実際の偏差値を見てみると、次のようになっています。
偏差値一覧
- 経済学部:40.0
- 総合経営学部:37.5~40.0
- 公共学部:40.0
Fランの基準は明確には決まっていませんが、一般的に「偏差値35以下がFラン」とされることが多いです。
大阪商業大学の偏差値は37.5~40.0であり、Fランには該当しないと考えられます。
したがって、「大阪商業大学はFランだからやばい」という意見は、偏差値の観点からは正しくないと言えるでしょう。
大阪商業大学が就職できないと言われてやばい

もう一つの「やばい」と言われる理由として、「就職できない」という意見があります。
しかし、実際の就職率や求人倍率のデータを見てみると、次のようになっています。
就職率(過去4年間のデータ)
年度 | 就職率 |
---|---|
2019年度 | 97.3% |
2020年度 | 94.2% |
2021年度 | 96.2% |
2022年度 | 97.1% |
求人倍率(大阪商業大学と全国平均の比較)
年度 | 大阪商業大学 | 全国平均 |
2019年度 | 16.42倍 | 1.83倍 |
2020年度 | 15.98倍 | 1.53倍 |
2021年度 | 12.69倍 | 1.50倍 |
2022年度 | 13.38倍 | 1.58倍 |
上記のデータを見ると、大阪商業大学の就職率は10年以上にわたって90%を超えており、求人倍率も全国平均を大きく上回っています。
つまり、「大阪商業大学は就職できない」という意見は、データ上は事実とは異なると言えるでしょう。
大阪商業大学とは

大阪商業大学は、大阪府東大阪市に本部を置く私立大学で、1949年に設立されました。
経済や経営、公共政策などの分野で実践的な学びを提供し、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。
大阪商業大学の特徴
- 実践的な教育
- 経済学、経営学、公共政策を中心としたカリキュラムが組まれ、ビジネスシーンで即戦力となるスキルを学ぶことができます。
- 「アクティブ・ラーニング」を取り入れ、学生が主体的に学ぶ環境を提供しています。
- 地域連携と産学協同
- 地元企業や自治体との連携が強く、インターンシップや地域貢献プロジェクトが充実しています。
- 企業と連携した講義や実習が多く、学んだ知識を実際のビジネス現場で活かす機会が多いです。
- 充実した就職支援
- キャリア支援センターがあり、個別相談、模擬面接、就職活動セミナーなどが充実しています。
- 就職率は長年90%以上を維持しており、学生一人ひとりに合った進路支援が行われています。
- アクセスの良さ
- 大阪府東大阪市に位置し、近鉄奈良線「河内小阪駅」から徒歩5分と通学しやすい立地です。
大阪商業大学の偏差値は

学部ごとの偏差値は以下の通りです。
- 経済学部:40.0
- 総合経営学部:37.5~40.0
- 公共学部:40.0
前述のように、偏差値の観点からはFランに該当しないため、「やばい」と言われる要因にはなりません。
卒業生の就職先は

大阪商業大学の卒業生は、多様な業界で活躍しています。
主な就職先は以下のような企業です。
- 近畿日本鉄道(交通・鉄道)
- ニトリ(小売業)
- 日本郵便(郵便・物流)
- 山崎製パン(食品)
- 大和ハウス工業(建設)
- 上新電機(家電・小売)
大手企業への就職実績もあり、就職に関して大きな問題は見受けられません。
まとめ:大阪商業大学は【やばい】のか?ネット上で「やばい」と言われている理由を考察
大阪商業大学が「やばい」と言われる理由を検証しましたが、次のような結論が得られました。
- Fランではない:偏差値は37.5~40.0であり、Fランには該当しない。
- 就職率が高い:10年以上にわたり90%以上の就職率を維持し、求人倍率も全国平均を大きく上回る。
- 学びの内容が実践的:経済・経営・公共政策の分野で社会に役立つスキルを学べる。
- 卒業生の就職先が安定:大手企業への就職実績もあり、就職状況は良好。
ネット上での「やばい」という評判は、必ずしも事実に基づいたものではなく、単なるイメージに過ぎないことがわかります。
大阪商業大学を志望する人は、実際のデータを参考にしながら、自分に合った進学先を選ぶことが重要です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
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