立命館大学は【誰でも受かる】?ネット上で「誰でも受かる」と言われている理由を調査
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「立命館大学 誰でも受かる」という検索ワードを見ると、不安や違和感を覚える受験生や保護者も多いでしょう。
関関同立の一角であり、全国的な知名度も高い立命館大学が、なぜ「誰でも受かる」と言われてしまうのか。
本記事では、ネット上で「誰でも受かる」と言われている理由を冷静に分析し、実態を解説します。
結論:立命館大学は「誰でも受かる大学」ではない
結論から言えば、立命館大学は誰でも受かる大学ではありません。
ただし、「受験チャンスが非常に多く、戦略次第で合格しやすい大学」であることは事実です。
この“合格しやすさ”が、ネット上で「誰でも受かる」と誤解される最大の原因になっています。
理由① 一般選抜の募集枠が非常に大きい(6割以上)

立命館大学の最大の特徴は、一般選抜の募集人数が全体の6割以上を占めている点です。
私立大学の中には、推薦・AO比率が高く、一般入試枠が縮小している大学も少なくありません。
一方で立命館大学は、
- 一般選抜を大学の中心入試として維持
- 全国30会場で試験を実施
- 学部横断型の大規模選抜方式を採用
という方針を明確にしています。
➡ 「合格者数が多い=誰でも受かる」という短絡的な印象につながりやすい
理由② 文系は最大9回受験できる圧倒的な受験機会
立命館大学の一般選抜は、受験機会の多さでも突出しています。
文系学部の場合
- 全学統一方式(複数日程)
- 学部個別配点方式
- 共通テスト方式
- 共通テスト併用方式
- 3月入試(後期分割方式)
これらを組み合わせることで、1人最大9回受験が可能です。
➡ 「何度も受けられる」
➡ 「どこかで引っかかる」
➡ 「だから誰でも受かる」
という印象がネット上で拡散されやすくなっています。
理由③ 試験形式が比較的オーソドックスで対策しやすい

2026年度入試では、入試制度の大枠・出題傾向を原則変更しない方針が示されています。
独自試験(全学統一方式)の特徴
- 英語はマーク式のみ(記述・英作文・リスニングなし)
- 国語・選択科目も標準的な出題
- 科目ごとの足切りなし、3教科総合点で判定
- 選択科目は試験当日に選べる(※一部学部除く)
これにより、
- 高校・塾の通常学習がそのまま対策になる
- 過去問演習の再現性が高い
➡ 「特殊対策が不要=簡単そう」に見える
理由④ 合格最低点が6割前後と公表されている
立命館大学は、合格最低点・得点率を全学部・全方式で公開しています。
学部の中には、
- 合格最低得点率:約60%前後
と示されている学部もあり、大学側も「満点は不要」と明言しています。
もちろんこれは、
- 問題難易度
- 受験者層
- 学部・方式
によって左右される数値ですが、
➡ 「6割で受かる」
➡ 「思ったより低い」
➡ 「誰でもいけそう」
という印象を与えやすいのは事実です。
理由⑤ 共通テスト方式で大量の合格者を出している
立命館大学の共通テスト方式は、全国最大規模の合格者数を誇ります。
- 昨年度は合格者1万人超
- 7科目型・5教科型・3教科型など多様
- 国公立大学との併願がしやすい
このため、
- 「共テ利用で大量合格」
- 「滑り止め感が強い」
と見られやすく、「誰でも受かる」というイメージにつながっています。
それでも立命館大学が「難関私大」である理由

ここまで見ると簡単そうに感じますが、現実は違います。
✔ 関関同立の一角
- 関西私大トップクラス
- MARCHと同等評価
✔ 就職実績が全国トップレベル
- 有名企業就職者数 約1,400人超(国内5位規模)
- トヨタ、ソニー、三菱UFJ、ANA、JR東日本 など
✔ 学生数・国際性も全国上位
- 学部生約33,000人(全国4位)
- 留学生数 全国3位
- 海外派遣学生数 全国2位
➡ 「誰でも受かる大学」では、この実績は出せない
【最新版】立命館大学で一番人気の学部はどこ?人気学部ランキングを発表
附属校・AOが多いから簡単に見える?
立命館大学は附属校・総合型選抜も充実しています。
- 附属校からの内部進学率は7〜8割
- AO選抜では小論文・模擬授業・プレゼンあり
ただし、
- 評定平均
- 英語資格
- 明確な評価基準
が設けられており、「楽に進学できる」わけではありません。
まとめ:立命館大学は【誰でも受かる】?ネット上で「誰でも受かる」と言われている理由を調査
立命館大学が「誰でも受かる」と言われる理由をまとめると、
- 募集人数が多い
- 受験機会が圧倒的に多い
- 試験形式が標準的
- 合格最低点を公開している
- 共通テスト利用が充実している
これらが重なった結果です。
しかし実際は、
誰でも受かる大学ではなく、
正しい戦略を立てた受験生が報われやすい大学
と言えるでしょう。
「立命館大学は簡単」と切り捨てるのではなく、入試制度を理解し、自分に合った方式を選べるかどうかが合否を分けます。
受験生にとっては、むしろ非常にフェアで誠実な大学だと言えます。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



コメント