横浜国立大学の併願校はどこが最適?偏差値・難易度から最適な併願パターンを解説
横浜国立大学(以下、横国)は「首都圏にある難関国立大学」という評価を受けることが多い大学です。
一方で、
早稲田大学・慶應義塾大学と比較してどの位置にあるのかMARCHと比べるとどの程度の難易度なのかといった点が分かりにくい大学でもあります。
本記事では、学部別の偏差値・共通テスト得点率を軸に、
横浜国立大学の正確な難易度と立ち位置を整理し、
- 横国を第一志望にした場合の併願校
- 横国を併願校として使う場合の注意点
を分かりやすく解説します。
横浜国立大学の学部別難易度(偏差値・共通テスト得点率)
まずは、横浜国立大学の学部別データを整理します。
教育学部
- 共通テスト得点率:64%~75%
- 偏差値:-(方式・専攻差が大きい)
学内では比較的合格ラインが低めですが、
専攻ごとの差が非常に大きく、「入りやすい」と一括りにはできない学部です。
経済学部
- 共通テスト得点率:76%~82%
- 偏差値:62.5~67.5
横国の中でも難関学部の一つ。
地方旧帝大文系学部や、早稲田大学の中堅~上位学部と併願されやすい水準です。
経営学部
- 共通テスト得点率:80%~83%
- 偏差値:65.0~67.5
横浜国立大学の最難関学部。
共通テストで8割以上が事実上の前提となり、
一橋大学・早慶上位学部志望者が併願するケースも珍しくありません。
理工学部
- 共通テスト得点率:76%~85%
- 偏差値:57.5~62.5
学科差があるものの、全体としては難関国立理系レベル。
「理工系国立+首都圏」という条件から、年々人気が上昇しています。
都市科学部
- 共通テスト得点率:75%~86%
- 偏差値:55.0~65.0
学科ごとの幅が非常に大きい学部。
上位学科は経営・経済学部に近い難易度を持ち、
下位学科でも油断はできません。
(出典:パスナビ)
横浜国立大学の難易度はどの大学層に近い?

私立大学との比較
横浜国立大学の上位学部(経営・経済・都市科学上位)は、
- 早稲田大学(政治経済・商・社学など)
- 慶應義塾大学(経済・商など)
と実質的に同等水準と考える受験生も多いレベルです。
一方で、
MARCH(明治・青学・中央など)は
横国志望者にとっては「安全校」として扱われることが一般的です。
横浜国立大学を第一志望にした場合の併願パターン
① 挑戦校(難関私立)
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
特に経営・経済・都市科学(上位)志望者は、
これらを挑戦枠として併願するケースが多く見られます。
② 適正併願校
- 明治大学
- 青山学院大学
- 中央大学
MARCH上位校は、横国志望者にとって
合格を確保しやすい現実的な併願先になりやすい層です。
横浜国立大学を併願校として使う場合の注意点
一橋大学・東京大学などを第一志望とする受験生が
横浜国立大学を併願に入れるケースもあります。
ただし注意点があります。
- 後期日程は募集人数が少ない
- 上位国立不合格者が集中しやすい
そのため、
横国後期=安全校
という認識は危険です。
横国は、併願校であっても
「挑戦要素を含む国立大学」として位置づける必要があります。
学部別に見る|横浜国立大学の最適な併願校モデル

横浜国立大学は学部ごとの難易度差が非常に大きいため、
「大学単位」ではなく「学部単位」で併願校を設計することが必須です。
ここでは、共通テスト得点率・偏差値帯を基準に、現実的な併願モデルを整理します。
教育学部の併願校モデル
(共通テスト得点率:64%~75%)
教育学部は専攻差が大きく、
併願校は「中堅国立+中堅私立」を軸に組むのが安全です。
国公立大学の併願例
- 千葉大学 教育学部
- 埼玉大学 教育学部
- 新潟大学 教育学部
- 静岡大学 教育学部
私立大学の併願例
- 日本大学 文理学部
- 東洋大学 文学部・社会学部
- 駒澤大学 文学部
- 専修大学 文学部・人間科学部
▶ 教員志望の場合は、教育学部同士で併願を揃えるのが戦略的です。
経済学部の併願校モデル
(共通テスト得点率:76%~82%/偏差値:62.5~67.5)
横国経済学部は難関国立文系上位層に位置します。
国公立大学の併願例
- 筑波大学 社会・国際学群
- 神戸大学 経済学部
- 大阪大学 経済学部
- 名古屋大学 経済学部
私立大学の併願例
- 早稲田大学 政治経済学部
- 早稲田大学 社会科学部
- 慶應義塾大学 経済学部
- 上智大学 経済学部
▶ MARCHは「安全校」扱いになる受験生が多い学部です。
経営学部の併願校モデル
(共通テスト得点率:80%~83%/偏差値:65.0~67.5)
横浜国立大学の最難関学部。
併願校も最上位層向けの設計が必要です。
国公立大学の併願例
- 一橋大学 商学部・経済学部
- 神戸大学 経営学部
- 大阪大学 経済学部
私立大学の併願例
- 慶應義塾大学 商学部
- 慶應義塾大学 経済学部
- 早稲田大学 商学部
▶ 「横国経営=中途半端な併願」は非常に危険。
▶ 難関私立を本気の併願校として置く必要があります。
理工学部の併願校モデル
(共通テスト得点率:76%~85%/偏差値:57.5~62.5)
首都圏理系国立として人気が高く、
年々難化している学部です。
国公立大学の併願例
- 筑波大学 理工学群
- 千葉大学 工学部
- 電気通信大学
- 名古屋大学 工学部
私立大学の併願例
- 東京理科大学 理工学部
- 芝浦工業大学 工学部
- 東京都市大学 理工学部
- 工学院大学 工学部
▶ 理系は国立+理科大系私立の併願が王道です。
都市科学部の併願校モデル
(共通テスト得点率:75%~86%/偏差値:55.0~65.0)
学科差が非常に大きく、
併願校選びの巧拙が合否を左右しやすい学部です。
国公立大学の併願例
- 筑波大学 人文・文化学群
- 千葉大学 国際教養学部
- 神戸大学 国際人間科学部
- 名古屋大学 環境学部
私立大学の併願例
- 早稲田大学 創造理工学部(系統一致型)
- 上智大学 総合グローバル学部
- 明治大学 国際日本学部
▶ 学科によっては
経営・経済学部並みの難易度になる点に注意が必要です。
学部別併願設計のまとめ

横浜国立大学は、
- 学部ごとの難易度差が非常に大きい
- 上位学部は早慶・一橋・旧帝大と競合
- 下位学部でも油断できない
という特徴を持つ大学です。
そのため併願校選びでは、
「横国だからこの大学」ではなく
「横国〇〇学部だからこの併願校」
という発想が不可欠です。
横浜国立大学に合格するために求められる力
横浜国立大学の入試で強く求められるのは、
- 共通テストでの高い総合得点力(6教科8科目)
- 二次試験での記述力・論理力
- 科目間の大きな弱点を作らない学習バランス
です。
特定科目だけで押し切れる入試ではなく、
「総合力型」の受験生が評価されやすい大学と言えます。
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まとめ|横浜国立大学の併願校はどこが最適?偏差値・難易度から最適な併願パターンを解説
横浜国立大学は、
- 学部によって難易度差が大きい
- 上位学部は早慶レベル
- MARCHを安全校にできる受験生層が集まる
という、非常に特徴的な立ち位置を持つ国立大学です。
併願校選びでは、
- 自分が横国を「第一志望」にするのか
- それとも「挑戦的な併願校」にするのか
を明確にしたうえで、
学部別の難易度を正しく理解することが不可欠です。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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