山形県立保健医療大学は【難しい】のか?ネット上で「難しい」と言われている理由を考察
大学選びにおいて、ネット上の評判や口コミは気になるポイントの一つです。
「山形県立保健医療大学 難しい」という検索キーワードが出てくると、受験を検討している高校生や保護者にとっては不安に思うことでしょう。
しかし「難しい」という言葉には、単に「入試の難易度が高い」という意味だけでなく、「逆転合格が難しい」「倍率が高く合格しにくい」というニュアンスも含まれています。
本記事では、山形県立保健医療大学について、なぜ「難しい」と言われているのかを最新データをもとに分析し、実態を考察していきます。
入学を検討している方にとって、進路判断の参考になれば幸いです。
山形県立保健医療大学が難しいと言われるのは倍率から
まず注目したいのは入試の倍率です。
2024年度と2025年度のデータを比較してみましょう。
2025年度入試結果
- 大学計
募集人員:103名/志願者数:364名/受験者数:301名/合格者数:106名
志願倍率:3.5倍/実質倍率:2.8倍 - 一般選抜合計
募集人員:59名/志願者数:242名/受験者数:182名/合格者数:62名
志願倍率:4.1倍/実質倍率:2.9倍 - 特別選抜合計
募集人員:44名/志願者数:122名/受験者数:119名/合格者数:44名
志願倍率:2.8倍/実質倍率:2.7倍
2024年度入試結果
- 大学計
募集人員:103名/志願者数:306名/受験者数:258名/合格者数:104名
志願倍率:3.0倍/実質倍率:2.5倍 - 一般選抜合計
募集人員:59名/志願者数:188名/受験者数:140名/合格者数:60名
志願倍率:3.2倍/実質倍率:2.3倍 - 特別選抜合計
募集人員:44名/志願者数:118名/受験者数:118名/合格者数:44名
志願倍率:2.7倍/実質倍率:2.7倍
比較すると、2025年度は全体的に志願者数が増加しており、とくに一般選抜の志願倍率は4.1倍に達しました。
実質倍率も2.9倍と上昇しており、「狭き門」であることが明らかです。
この志願者数の多さが「難しい」と言われる大きな理由になっています。
山形県立保健医療大学は逆転合格が難しい

次に注目すべきは、入試制度の特徴です。
山形県立保健医療大学では共通テストの比重が非常に大きく、二次試験での逆転が難しいとされています。
共通テスト(配点:700点)
- 国語(必須):200点
- 数学(選択):100点
- 外国語(必須:リーディング100点・リスニング100点)計200点
- 地歴・公民(選択1科目):100点
- 理科(基礎2科目 or 専門1科目):100点
- 情報(必須/情報Ⅰ):100点
個別試験(二次試験、配点:300点)
- 総合問題(必須):200点
- 面接(必須):100点
このように、共通テスト700点に対して二次試験は300点と比重が大きく異なります。
つまり、共通テストで失敗すると二次試験で挽回するのは極めて難しい構造です。
逆に言えば「共通テストの得点が合否のカギを握る」入試形式だと言えるでしょう。
さらに二次試験の「総合問題」は総合的な思考力を問う内容で、一般的な科目対策では対応しにくい面もあります。
したがって、受験生にとっては事前の準備と総合力が問われるため、「難しい」という印象につながっています。
山形県立保健医療大学とは

山形県立保健医療大学は、1997年創立・2000年大学設置の比較的新しい公立大学です。
所在地は山形市上柳260で、県立の医療系人材育成拠点として設立されました。
学部・学科構成
- 保健医療学部
- 看護学科
- 理学療法学科
- 作業療法学科
いずれも医療現場で即戦力となる専門職養成を目的としており、地域医療に貢献できる人材育成を重視しています。
山形県立保健医療大学の難易度は

最新データによると、保健医療学部の共通テスト得点率は56%~61%です。
国公立大学の中では中堅レベルに位置し、医療系大学としては比較的高めの得点率が求められています。
特に看護・理学療法・作業療法といった学科は全国的に人気が高く、志望者数が安定しているため、競争率も高止まりしています。
倍率・得点率ともに受験生にとっては容易ではなく、「難しい」と感じられるのも納得できる状況です。
卒業生の就職先は

就職実績を見ても、難易度の高さに見合った強みがあることが分かります。
- 看護学科
山形県病院事業局、山形済生病院、東北大学病院など - 理学療法学科
山形県病院事業局、日本海総合病院、山形済生病院など - 作業療法学科
三友堂病院、医療生活協同組合やまがた など
いずれも地域の中核病院や大学病院への就職実績があり、安定したキャリア形成が可能です。
就職率の高さと就職先の質の高さは、受験生にとって大きな魅力となっています。
まとめ:山形県立保健医療大学は【難しい】のか?ネット上で「難しい」と言われている理由を考察
山形県立保健医療大学が「難しい」と言われる理由は、大きく分けて次の2点です。
- 倍率の高さ:2025年度の一般選抜では志願倍率4.1倍、実質倍率2.9倍と競争が激しい。
- 逆転合格の困難さ:共通テストの比重が大きく、二次試験での挽回が難しい入試制度。
加えて、共通テスト得点率が56~61%と一定水準を求められることも、難易度を引き上げています。
一方で、卒業後の進路は安定しており、県内外の主要な病院に就職する学生が多いことから、「難しい大学=価値のある大学」と評価することもできます。
もし受験を考えている方は、共通テスト対策を徹底し、早い段階から計画的に学習を進めることが合格のカギとなるでしょう。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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