航空宇宙工学やめとけ?後悔しない大学進学のために知っておくべき真実と将来性
「航空宇宙工学 やめとけ」——夢のある分野に見える一方で、学費や就職、難易度に不安を抱えてこの言葉を検索している方は少なくないでしょう。
航空機やロケット、人工衛星など、宇宙に関わるダイナミックな技術に惹かれている反面、「難しそう」「潰しがきかなそう」「就職できないのでは」と悩む声も多いのが現実です。
この記事では、航空宇宙工学が「やめとけ」と言われる理由を整理しつつ、向いている人・向いていない人の特徴、進学後の学び、就職のリアル、有名大学情報までをわかりやすく解説します。
航空宇宙工学やめとけ?学べる内容と特徴
航空宇宙工学とは、航空機や宇宙機(人工衛星・ロケットなど)の設計・開発・運用に関する高度な工学分野です。
機械工学・材料工学・流体力学・制御工学・熱力学・電子工学・構造力学など、複数の理系分野が融合した“究極の総合工学”とも言われます。
学べる主な分野
- 航空機設計/翼・推進・構造
- 宇宙機システム(人工衛星、ロケット)
- 流体力学・空力設計・風洞実験
- 制御システム・ナビゲーション
- 宇宙環境・真空・熱制御技術
- 材料強度・軽量化・燃焼工学
卒業後の主な進路には、航空機メーカー、宇宙関連企業、防衛産業、重工業、研究機関などがあります。
航空宇宙工学やめとけと言われる5つの理由

1. 学ぶ内容が高度かつ範囲が広すぎて難しい
航空宇宙工学は、数学・物理・プログラミングすべてが求められる“超理系”学問です。
- 高度な微積分・線形代数・流体力学・構造力学
- プログラミング言語(C/C++、Python、MATLABなど)
- 専門的な英語論文の読解も必須
「ロケットかっこいい!」という動機で入ると、課題の難しさと専門性の深さに心が折れてしまう学生もいます。
2. 就職できる企業が限られている
航空宇宙産業はニッチな分野。
以下のような課題があります。
- そもそも航空宇宙分野の求人が少ない(産業自体が小さい)
- 大手(IHI、川崎重工、三菱重工など)に入るには超狭き門
- JAXAなどの研究機関は修士・博士+高倍率が当たり前
そのため、志望先を航空宇宙関連に絞ると就職難に直面するリスクがあります。
3. 海外企業や公的機関はハードルが高すぎる
「NASAで働きたい!」という夢を持つ人もいますが、現実はかなり厳しいです。
- 米国や欧州宇宙機関は基本的に自国民しか採用しない
- 採用には博士号+論文実績+英語ネイティブレベルが必要
- 日本人が採用される例はごく少数の超エリート
海外志向の人ほど、「現実とのギャップ」に後悔するケースが多いです。
4. 転職・キャリアチェンジが難しいという声も
航空宇宙工学はあまりに専門的すぎて、汎用性のある職種に転職しづらいことがあります。
- 他分野での即戦力にはなりにくい
- AI・IT系に比べてキャリアパスが狭い
- 大企業でも配属次第で関係ない部署に行くこともある
結果、「ロケットがやりたくて入ったのに設備保守ばかり…」という事態も。
5. 国内市場が伸びにくく、将来が不安定
- 航空宇宙産業は基本的に国策に左右される業界
- 新興企業(宇宙スタートアップ)は資金不足・雇用不安定
- 商業宇宙分野(宇宙旅行、衛星ビジネス)は発展途上
憧れと裏腹に、待遇や安定性は他の工学分野(情報系・機械系)より劣るという声もあります。
航空宇宙工学に向いていない人の特徴

- 数学や物理が苦手、もしくは嫌い
- 目に見える成果がすぐ欲しいタイプ
- 航空・宇宙に“ロマン”だけを求めている人
- 働く企業の数・選択肢が多い方が安心な人
- グローバルな視点や英語力を磨く気がない人
ロケットや飛行機が好きなだけでは通用しないのが航空宇宙工学の世界です。
航空宇宙工学に向いている人の特徴

- 数理モデルや工学的思考が好き
- 一つのことを長期間かけて極めたいタイプ
- ロジックと直感、両方を活かして創造できる
- 多少の困難でも情熱で乗り越えられる
- 将来はJAXA、三菱重工、海外大学院なども視野に入れている
「空を飛ばす/宇宙へ行く」ことに本気で人生をかけられる人にとっては、非常にやりがいのある分野です。
航空宇宙工学で後悔しないための3つの戦略

① 修士・博士進学を前提に計画を立てる
大手メーカー・研究職・JAXAなどを目指す場合は修士課程がほぼ必須。
大学院進学を見越した学習計画が必要です。
② IT・AIスキルも並行して学ぶ
航空・宇宙分野でもPython、MATLAB、AI制御、最適化技術などが求められます。
応用できるスキルを持っておくことで将来の選択肢が広がります。
③ 海外・異分野への進路にも柔軟に対応する
- 外資系エンジニア、ドローン企業、気象・宇宙スタートアップ
- 航空管制、空港システム、商業衛星事業など
“航空宇宙学科出身”という強みを武器に転用可能な分野を常に意識しておくことが重要です。
航空宇宙工学が学べる有名大学はどこ?

【国公立大学】
| 大学名 | 特徴 |
|---|---|
| 東京大学 | 日本の宇宙開発研究の中心。JAXAや東大院への進学多数。 |
| 東北大学 | 航空宇宙工学科あり。流体力学・推進工学・衛星開発に強い。 |
| 名古屋大学 | 航空宇宙工学専攻あり。三菱重工・IHI等への就職実績も豊富。 |
| 九州大学 | 航空宇宙システム専攻あり。ロケットエンジンや構造解析に注力。 |
【私立大学】
| 大学名 | 特徴 |
|---|---|
| 慶應義塾大学(理工学部) | 機械宇宙学科あり。航空宇宙×AI・データサイエンスに強い。 |
| 東京理科大学 | 宇宙システム系研究に注力。機械+電気系の融合が学べる。 |
| 工学院大学 | 宇宙工学科あり。ロケット開発団体・学生プロジェクトが活発。 |
| 日本大学 | 航空宇宙工学科あり。大手メーカーや航空機整備士への実績も豊富。 |
まとめ|航空宇宙工学やめとけ?憧れと現実を知って本気で挑めるかがカギ
航空宇宙工学は、確かに「やめとけ」と言われるだけの理由がある学問です。
- 難易度が高い
- 就職が狭い
- 専門性が高すぎて潰しがきかない
- 海外就職や研究職は超高難度
しかし、それでもなお「空を飛ぶもの」「宇宙に挑む技術」にロマンと覚悟を持って臨めるなら、この学問はあなたにとって一生の財産になります。
やめとけの先に、「行ってよかった」「やりきってよかった」と言える未来があるかもしれません。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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