筑波大学の併願校はどこが最適?偏差値・共通テスト得点率から考える併願パターンを解説
筑波大学は、全国から優秀な受験生が集まる難関国立大学です。
一方で、「筑波大学を第一志望にしているのに、併願校選びで失敗する受験生が多い大学」としても知られています。
その理由は明確です。
筑波大学は、学群ごとの難易度差が非常に大きいという特徴を持っているからです。
- 学群によって共通テスト得点率が10%以上違う
- 偏差値帯が地方旧帝大レベルから準難関国立まで混在している
この構造を理解せずに併願校を決めてしまうと、
- 併願校が強すぎて全落ちする
- 逆に易しすぎて実力確認にならない
といった事態に陥りやすくなります。
本記事では、
筑波大学の学群別難易度データを整理したうえで、実際によく併願される大学名を具体的に挙げながら、最適な併願パターンを解説します。
筑波大学の学群別難易度(偏差値・共通テスト得点率)
まずは、筑波大学の学群ごとの難易度を整理します。
- 人文・文化学群
共通テスト得点率:77%~85%/偏差値:57.5~62.5 - 社会・国際学群
共通テスト得点率:77%~83%/偏差値:57.5~65.0 - 人間学群
共通テスト得点率:77%~85%/偏差値:57.5~62.5 - 生命環境学群
共通テスト得点率:77%~88%/偏差値:55.0~60.0 - 理工学群
共通テスト得点率:77%~88%/偏差値:57.5~60.0 - 情報学群
共通テスト得点率:77%~83%/偏差値:57.5~60.0 - 医学群
共通テスト得点率:71%~87%/偏差値:55.0~67.5
(出典:パスナビ)
この数値からも分かる通り、筑波大学は「一大学一難易度」で語れない国立大学です。
筑波大学志望者の併願校選び|基本的な考え方

筑波大学を志望する場合、併願校は以下の3層で考えるのが基本です。
- 本命と同程度の難易度(実力相応校)
- 合格可能性を高めるための安全校
- 現在地を測るための確認校
ここからは、学群レベル別に具体的な大学名を挙げて解説します。
難関学群(社会・国際学群/理工学群/医学群など)志望者の併願校
実力相応となる国立大学
筑波大学の難関学群を第一志望とする場合、以下の国立大学が併願候補になりやすいです。
- 横浜国立大学
- 千葉大学
- 神戸大学
- 広島大学
いずれも共通テスト得点率75%以上を求められる学部が多く、
筑波大学の上位学群と真正面から競合するレベルです。
私立大学の併願例(共通テスト利用中心)
- 明治大学
- 立教大学
- 中央大学
- 同志社大学
筑波大学志望者の場合、
私立の一般入試対策に時間を取られすぎないため、共通テスト利用入試を軸に併願するケースが多く見られます。
合格を確保するための安全校
- 成城大学
- 成蹊大学
- 明治学院大学
- 南山大学
共通テストで高得点を取れていれば、
早い段階で合格を確保できる大学群です。
中位~準難関学群(人文・文化学群/人間学群など)志望者の併願校
国立大学の併願例
- 埼玉大学
- 静岡大学
- 信州大学
- 新潟大学
筑波大学よりやや合格可能性が高い学部構成を持ち、
現実的な併願先として選ばれやすい国立大学です。
私立大学の併願例
- 法政大学
- 学習院大学
- 武蔵大学
- 國學院大學
「筑波大学が第一志望だが、私立大学でも進学先を確保したい」
という層に多い併願パターンです。
体育・芸術系学群志望者の併願校の考え方

体育専門学群志望の場合
- 鹿屋体育大学
- 日本体育大学
- 順天堂大学
学力試験に加え、実技・専門試験の比重を考慮した併願設計が不可欠です。
芸術専門学群志望の場合
- 東京藝術大学
- 多摩美術大学
- 武蔵野美術大学
国立・私立を問わず、
専門試験日程と負担のバランスを重視する必要があります。
筑波大学志望者がやりがちな併願の失敗例
筑波大学受験でよく見られる失敗には、次のようなものがあります。
- 最終倍率だけを見て難易度を判断してしまう
- 学群差を無視して大学名だけで併願校を選ぶ
- 私立対策に追われ、共通テスト対策が疎かになる
筑波大学では、
共通テストが事実上の第一関門になります。
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まとめ:筑波大学の併願校はどこが最適?偏差値・共通テスト得点率から考える併願パターンを解説
筑波大学志望者にとって最も重要なのは、
- 学群別の難易度を正確に理解すること
- 共通テスト得点率を基準に併願校を選ぶこと
- 大学名を具体的に想定した併願設計を行うこと
です。
「なんとなくこの大学」ではなく、
「この学群なら、この大学」という戦略的視点を持つことで、筑波大学合格への現実的なルートが見えてきます。
私は、新卒から約20年大手大学受験予備校の職員として働いておりました。現役生や浪人生、国公立医学部を受験する生徒から私立文系を受験する生徒まで、数千名の生徒と向き合ってきました。受験校の相談や学習方法の相談、受験勉強の息抜きなどさまざまな相談、時には生徒から教えてもらうことも。今までの経験を少しでも受験生に役立つ情報をお届けできたらと思っています。



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